エイゾウ(裔造)の頁(Eizo's page)

電気の利用で赤道の位置が変わる。

2020.7.14

 雷は、地中の中心の方に落ちる。重力があるということは、電気を呼び寄せるのかもしれない。これは、太陽についても言えるだろう。これが正しいとすると、地球上で一番電気の利用が多いところが赤道になっていく。19世紀にはこういうことはなかったが(電気の利用が少なかったんだろう。)、21世紀になって、そうなってきていると思われる。先日、私は、北回帰線の位置が変わったことと、多分、地軸が傾いたことを発見した(●今秋発売予定随筆、「熱帯が北に移動した。」、http://eizo09.com/118j.htm)。

 夏至の日の前日の太陽の南中高度と日の入り、日の出の方角、方位磁石の観察によって、次の図のように、北回帰線が通っていると推測される(残念ながら、だいたいの感じだ。精密な測定ではない。)。ついでに、30年前に当てはまっていたと思われる古い北回帰線の通り方も挙げておく。

1. 推測された今の北回帰線の通り方

2. 古い北回帰線の通り方

 先に述べたように、電気の利用量が増えたことで、北回帰線が北上したと思われる。大きいのは中国の発展である。中国の電気の利用量が増えたことが大きな要因だと思う(ただ、ヨーロッパや日本でも電気を使っているので、中国だけの問題ではない。)。今の利用量のまま、年月が経ったらどうなるか。多分、中国が1番電気の利用量が多いだろうから、中国に赤道が通る方に向かうと考えられる(図3)。それは、日本にも影響がある。

3. 今後予測される北回帰線などの通り方

 この場合、アラスカの辺りが新しい北極になる。ヨーロッパや北アメリカは、地球儀で測るとわかるが、やや北側にある。かわって、発展するであろうインドは、南側にある。この綱引きによって、多分、北アメリカは、熱帯の圏外になる。ヨーロッパに寄るか、インドに寄るかである。こういう予測ができる。そういう揺らぎはあるかもしれない。方位磁石が安定しないからだ。

 いずれにせよ、北アメリカを除いた北半球は熱帯に近づくであろう。この文での北回帰線などは、地球の自転が安定しているように書かれている。北半球を中心に回転しては、不安定だからだ。先の図3は、ヨーロッパ-中国の線だ。他にも、合衆国-中国の線(図4)、ヨーロッパ-合衆国の線もある(この線は中国が退歩するシナリオなので図には書いていない。)。

4. 合衆国-中国の線

 

 この場合の新しい北極は、アフリカの北東辺りである。現在の新しい北極は、アイスランドに近くだと思われるので、その方向に北極は向かっていると言える。しかし、このシナリオの場合、元の北極圏や南極は日照が増え、ほぼ氷が溶けるだろう。

 いずれにしても、日本周辺では温暖化が進みそうだ。



エイゾウ
http://eizo09.com/
eizo@eizo09.com




メール(mail)




2017-2020 All rights reserved.