コラム、報道など










143.日本人は海賊版を使うべからず(日中戦争の原因と再発防止について)
2021.2.20

 日中の関係が悪いと考える人がいる。私に言わせれば、それは日本人の方が悪い。どういうことか。それは、経済的な関係が悪いのである。軍がでるのは、最終的な手段であろう。その前に交渉をする。場合によっては、もうからないが軍がでる。何故交渉が決裂するか。それは、双方が、経済的な利益を譲らないからである。そういうわけで、問題はだいたい経済的な問題だ。中国が民主主義を導入しないといっても、それは、やはり経済的な問題であろう。つまり、中国人は、民主主義を求めていないか、それが高すぎるのであろう。何かを買う買わないは、それぞれの自由である。それを他人がどうこういうものではない。
 漢字を発明したのは中国人である。つまり、漢字製品は中国人が作った。それを日本人が取り入れて使っている。特に、昔は、大臣や官僚が使っていただろう。この場合は、漢字の利用料を請求されても払えただろう。金があるからだ。ところが、それを庶民に教えるようなった。江戸時代の寺子屋である。その場合も、寺子屋の主が、その分の利用料を支払えば、問題はないだろう。ところが、明治に入って、学校教育となった。全員に教えるわけである。この場合も、教育を指導する立場の人が、漢字の利用料を支払えば問題はない。しかし、習った生徒は、卒業後、その先生などと関係が切れしまうだろう。それでは、指導する立場の人が支払えない。個人で支払う必要が出てくる。政府がまとめて支払っても良いだろうが、くだらない文を書く人もいるわけだから、それは、個人が負担するべきだろう。
 その後、日清ないしは、日華の関係が悪化した。これはなぜだろう。当時のある作家は、「日本の首都を洛陽(中国の中部)に置いてしまえ。」などと書いている。洛陽というのは、漢の時代の首都である。これは、解釈すると、中国の文化を奪ってしまえということではないか。漢字など(中国人は、他に、紙、火薬などいろいろなものを発明した。)の利用料を払うのではなく、漢字などを奪ってしまえというわけだ。当時、その利用料の支払いが滞ったかわからないが、そういう線で戦争になった。私が思うには、利用料の支払いが滞ったのだろう。先に述べた、経済関係の悪化である。
 日本人はおそらくそれで、中国に攻め込んだ。最終的には、攻めきれず、合衆国に負かさされた。その後、また学校で漢字を教えている。つまり、また同じ問題が継続されているということである。ただ、昔と同じように、戦争ではしょうがない。今度は、多分負けるだろう。つまり、経済的に解決しなければならないということである。単純に言えば、漢字などの利用料を払えばよい。それができないのであれば、別の何かを供与すべきであろう。中国のことを良く思っていない人は、その自分の問題を考える必要があろう。


142.人でなく情報を動かした方が安い
2021.2.14

 ジョウシキノヨウニ、カイシャマデツウキンシテイタヒトガオオカッタトオモウガ、カンセンショウサワギデ、ソレガカワッテキタ。ジタクデモ、シゴトガデキルジャナイカトイウワケデアル。ツウキンニ、イチニチニセンエンッヲカケテイタトスレバ、カイシャニカヨワナケレバ、イッカゲツデロクマンエンヲセツヤクデキル。コレハ、チイサクナイガクデアル。メールデシゴトケッカヲオクレバ、ツキゴセンエンノヒヨウデスムダロウ(パソコンノイジヒハノゾク。)。ソレデスムナラ、ソノホウガイイダロウ。ヒトヲウゴカスヨリ、ジョウホウヲウゴカシタホウガヤスイトイウコトダ。アタリマエダ。オモサヲハカッテミルトイイ。サテ、シゴトトハナンダロウ。ケッキョクハ、ナニカヲダレカニワタスコトデハナイカ。モノダッタリ、ジョウホウダッタリオカネダッタリダ。コレラヲウゴカストシゴトニナルトイウコトダ。ウゴカサナイト、シゴトデハナイ。コレニメヲツケタンダロウ。ガッシュウコクジンハ、コレラミッツノイドウニ、カンスルビジネスデ、イチバンヲメザスト、キュウジュウネンダイニシタ。オンラインショップハツヨイシ、ソフトウェアヤカンレンサービスモツヨイ。ヨウスルニ、シゴトヲタスケルコトヲシゴトトシタワケダ。コレニハ、フケイキハアッテモ、イツマデモツツクシゴトデアル。シゴトノインフラトモイエルシゴトデアル。ニホンジンモ、コレガマエカラワカッテイタラ、カイガイデモツヨサービスガデキタカモシレナイ。シカシ、キヅイタダケマシダ。コノシゴトノインフラギョウデ、カイガイゼイトキョウソウスレバイイダケデアル。ナニカヲタスケルシゴトデアル。リョウリヲミセニタベニイッタホウガ、コストガヒクイカハカンガエヨウデアロウ。シカシ、ブツリガクデイエバ、ゴキロノミチノリヲ、ロクジュッキロノヒトガオウフクスルヨリモ、イッキロノリョウリヲハコンデモラッタホウガエネルギーハスクナクテスウ。ソウイウコウリツカスルナニカガアリソウデアル。


141.今後の東京での商売
2021.1.20

 温室効果ガスを90年比50%削減するとなると、家庭では、湯船に入る回数を半分に減らすなどの行動になる。個人が減らさないと、全体の量も減らないからだ。最も個人で量が大きいであろうのが移動。移動を50%減らすことになる。私は、90年に10kmほどをバスで通学していたから、削減すると5kmの通勤となる。

 これは、ヨーロッパ先進国だけでなく、日本も合意したスタンダードである。当初は、先進国だけだったが、今は、発展途上国も含められている。ただ、先進国がまずやらないといけない。

 以上を鑑みると、今後の東京のあり方が見えてくる。50代以上の人は、90年当時に既に通学、通勤をしていただろうから、それなりの移動権を持っている。削減すると、大宮から大手町に通っていたのを、川口からの通勤に変えればよいということになる。これはどういうことかというと、郊外に住宅を持つのは難しいということになる。要するに、東京に通う必要がある人は、東京に住むということだ。

 また、大宮から川口への通勤に変えても良い。この場合、地元志向だろう。地元で就職する人が今後増えるということだ。そういう意味では、地方や郊外は、企業を誘致する必要がある。もしくは、リモートワークをすれば良い。

 この2点から、東京と郊外や地方の間には壁ができたことになる。壁を越えられる人もいるが、まぁそれは限られている。

 ということは、東京での商売は、基本的に東京の住人向けになる。以前のように、郊外の客を引き寄せること難しいだろう。

 これは、海外観光客についても言える。飛行機に乗る距離を50%にするわけだから、年齢が若くなるにつれて(90年比で考えると。)来客が減るだろう。そもそも飛行機での移動権を持っている人が50代以下では多くないからだ。だから、海外観光客も、感染症が収まれば、多少戻るだろうが、年々減る傾向だろう。そういうわけで、観光客頼りの商売も難しい。

 以上の2点を踏まえて、東京の商売が難しいと言うのならば、今のうちに商売替えしておくべきだろう。


140.温室効果ガスの削減について

2021/01/17 11:23

 京都議定書で、温室効果ガスの削減をうたって、20年以上経つ。日本の当初の目標は、90年比6%の削減。これは達成できたであろうか。私は達成した。結局は、個人の排出量の総計が、日本の排出量であるから、個人が削減する必要がある。企業の場合も、結局は所有者は個人ないし、個人の集合(株主)である。ということは、企業の場合、株主は、排出削減の義務を負うことになる。私は、排出権取引に賛成であるから、排出削減を達成できなかった場合は、排出権を買えばいいと思う。排出量を削減できた場合には、排出権を売れるから、インセンティブになると思う。もっと言えば、排出量を削減できない企業は株価が下がり、個人もまた評判が下がるだろう。

 私は、1990年当時湯船に毎日入っていたが、最近は、それを半分程度に減らした。これは50%の削減である。ただ大きいのは、移動であろう。温室効果ガスを50%減らすには、90年比で通勤の距離を50%削減しないといけない(徒歩や自転車通勤はその限りでない、)。クリーンエネルギーの車やバスは、日本にはめったにないし、電車にしたって、電気は日本では、80%は火力発電だろう。それならやはり、通勤の距離を減らす必要がある。それをわかっている人は、都内にマンションを買ったり、地元志向で生活しているのであろう。削減できないと、評判を落とすからである(特に削減に厳しいヨーロッパの先進国とは取引できないであろう。)。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bf54c2cc18bcdae20bc43a8f8d40dbf7c91e00c1
 イギリスでは、2030年に、90年比68%削減をすると言う。これだと、通勤の距離を7割減らすことになる。例えば、90年に大宮から大手町に通勤していたら、赤羽から通勤するか、川口までの通勤にするために、転職しなければならない。

 これが、今の主要なゲームである。落第すれば、評判を落とす。通勤は近くにする必要がある。戦後からこれまでのように、50km離れた郊外から東京に通勤するのは、「落第」であるのだ。つまり、郊外に住宅を買って、東京に通勤するのは終わっているのだ。

 今では、通信技術があるので、在宅で働ける仕事が多いだろう。感染症騒ぎが終わってもこれは継続しなければならないだろう。今の日本人が移動の自由権を獲得するには、クリーンエネルギー自動車や、発電のクリーン化が必要だろう。「そんなこと知るもんか。」では、日本人は野蛮だとなってしまう。やはりきちんと取り組む必要があろう。


139.高度経済成長なんてなかった。

2021/01/03 02:11

日本は、戦後高度経済成長があったというのが定説である。しかし、私は、これは間違いだと思う。経済成長とは、国が豊かになることである。ところが、戦前に、10円程度で買えていた自動車が、今では、その10万倍の100万円を出しても買えない。これはどういうことかと言うと、通貨の価値が落ちたである。具体的に言うと、通貨の価値を保証していた金が海外に出ていったということである。それはある意味仕方がない。議会政治システムを輸入したり、造船、鉄鋼の技術を輸入したり、紡績の技術をだったり、飛行機の技術だったり、学校のシステム、電話の技術、科学技術など、かなり輸入したであろう。その支払いに金がつかわれた。戦後も戦後で、自動車の技術、家電の技術、科学技術、コンピュータ関連技術などをやはり輸入した。この支払いにも、金がつかわれたと考えてよいだろう。戦後、3000円だった月給が、今では100倍の30万円である。通貨の価値が1/100になっている。

 要するに、日本人の努力や、経済成長があったわけでなく、金があった。それだけなのだ。日本には金があったから、先進国(のよう)になれたということだ。それを勘違いしてはいけないと思う。


138.日本人は勤勉だから先進国になれたわけではない。
2020/12/18 14:45

 ニホンジンハ、キンベンダトカ、トウシュウ(ヨクイワレルヨーロッパノトウホウノチイキヲサスコトバハ、ショクミンチ[ヨーロッパノ]ヤ、ゾッコクヲサスコトバデモアルノデ、リヨウシナイ。)。デ、ユイイツセンシンコクニナッタトカイウ。コレハホントウナノダロウカ。ワタシニイワセレバ、コレハ、ゼンシャハウソデ、コウシャハタダシイ。ナゼナラ、ニホンノメイジキカラ、ゲンザイマデノケイザイハッテンハ、アルギセイトイウカガアッタカラカノウトナッタ。ツマリ、タダデケイザイハッテンシタワケデハナイ。

 ソノギセイトハナニカトイウト、ツウカカチガ、ギセイニナッタ。ムカシハ、ジュウエンデ、クルマガカエタナドトイウガ、イマハ、ジュウエンデクルマハカエナイ。ジュウマンバイノヒャクマンエンダシテモ、カエルカワカラナイ。ツウカノカチハナニデキマルカ。ムカシハ、ガッシュウコクデモ、ナナジュウンネンダイクライマデ、キンホンイセイヲトッテイタ。ツウカノカチハキンノホユウリョウデキマル。キントツウカヲイッテイノリツデコウカンデキルセイドガキンホンイセイデアル。エドジダイニ、コバンガツカワレテイタノハゴゾンジダロウ。コバントハ、キンデツクラレタカヘイデアル。

 メイジニナッテ、ニホンガカイコクシタアト、オウベイカラ、ギジュウツヤジョウホウ、セイヒンヲトリイレ、ソノカワリニ、キンヤギンガデテイッタ(ソレクライデシカハラエナカッタトモイエル。)。ソノケッカガツウカカチノゲラクデアル。ソウトウキンヤギンガデテイッタンダロウ。ニホンニハ、ソレダケノキンヤギンガアッタトイウコトデアル。ツマリ、ユタカデアッタワケダ。ソレガアッタカラ、ギジュウツヤジョウホウヲトリイレ、センシンコクニナレタ。モットイウト、ソレダケノキンヤギンガナイト、センシンコクニハ、ナレナカッタトイウコトデアル。

 ソレヲ、ニホンジンガキンベンダカラトカンチガイシテハイケナイ。カネモチダッタカラデキタダケダ。ニホンジンハ、オナジトウシュウノヒトヲバカニシタリスルコトガアルガ、キンベンサデハ、ソウカワラナイダロウ。ソレヲカンチガイシテハイケナイ。


137.ブッシツノハイチハ、ジュウリョクダケデカタレナイ。

2020/11/21 06:31

ヒトヒガハンパツスルトカイタ(●セッチョ『ヒカリガアルトコロニハジュウリョクガアル』サンショウ)。コレハ、カンサツシタケッカナノデ、マチガイナイトオモウ。シカシ、グタイテキニハ、ナニトナニガハンパツスルノデアロウカ。ヒカリトヒカリガハンパツスルノダロウカ。

ヒカリトヒカリガハンパツスルナラ、デントウヲタイヨウニムケタトキニ、ハンパツガオコルハズデアル。シカシ、アマリソレデテガフルエルトハキカナイ。ソレナラ、ネツトネツノハンパツナノダロウカ。フットウササセルト、ユゲガアガルワケダカラ、ソウナノカモシレナイ(ワタシハ、ヒカリトハ、デンシノナイゲンシカクダトカンガエテイルノデ[●ヘンシュウチュウ、ハッサクメノズイヒツ、ダイメイミテイサンショウ。モシクハ、ロンブンサンショウ。]、ソレモマチガエデハナイダロウ。)。

ツマリ、アルブッシツエート、アルブッシツビーノカンケイヲアラワスニハ、レイトシテ、アールイー(ハンパツリョク)ト、ジー(ジュウリョク。ダブリュ[シツリョウ]ノホウガテキトウカモシレナイ。)ガアルト。ヨウスルニ、ジーダケデトラエルノデナク、ジー ヒク アールイーナリ、アールイー ヒク ジートカンガエルヒツヨウガアルダロウ。アールイーハ、ダブリュエー(オンド)デキマルト。ジー ヒク ダブリュエーカ、ダブリュエー ヒク ジートイウワケダ。

コレヲセイリシテイクト、ブッシツハ、ダブリュエー ヒク アールイーのアタイノジュンニナラブデアロウトイウコトダ。マエニ、ブッシツノナラビカタニツイテノベタガ(●シッピツチュウ、キュウサクメノズイヒツ、ダイメイミテイサンショウ)、シキデイウトコウナルトイウコトダ。アールイーハ、ダブリュエー(ネツ)ニオキカエテモヨイ。


136.小売業のリストラが始まる。
2020/11/18 00:27

マエニ、ドウロヲハシルクルマヲミレバ、ジーディピーガワカルトイウハナシヲシタ(●)。ジーディピーガオチテイレバ、ハシルクルマノカズモスクナクナルデアロウコトハ、リクツデイエルダロウカラダ。ソレトオナジヨウリョウデ、ニホンデイチバンオオキナホンヤ(ガイシケイノデアル。)ノウリアゲヲミレバ、ジーディピーガワカルトモイエソウダ。グタイテキニハ、ソノウリアゲニ、ケイスウヲカケテ、ジーディピーヲダスヨウダロウ。

 トコロガ、コノキギョウハ、マダマダセイチョウシテイルヨウダカラ、ケイスウハ、マダマダカワッテイクダロウ。モットイウト、ソノケイスウノハンイナイデシカ、ソノキギョウハオオキクナレナイトモイエル。シカシ、ソノキギョウハ、ニホンデユイイツノコウリキギョウデハナイノデ、ホカノコウリキギョウト、ソノケイスウノヨウナモノヲワケアウヨウダロウ。ツマリ、ソノキギョウガ、ウリアゲヲノバスト、ソノホカノキギョウガ、ウリアゲヲオトストイウカンケイダ。ソノホカノキギョウトハナニカトイウト、ニホンノコウリギョウノスベテノカイシャナドデアル。

 レイノキギョウガノビテイルカラ、ホカノコウリキギョウハ、ギョウセキヲオトシテイルダロウトソウゾウガツク。ドウスレバ、レイノコウリキギョウニショウバイデカテルカ。ソレハ、ヨリヤスクウッテ、ヨリヒクイコストデウンエイスルホカニナイ。ツマリ、レイノキギョウニカトウトスルト、リストラセザルヲエナイコトニナル。レイノキギョウガ、イチマンニンノコヨウデ、イッチョウエンヲウリアゲルナラ、ヒャクニンノコヨウデ、ヒャクオクエンウレルトイウヒリツガサイテイヒツヨウニナル。モットコマカクイウト、ヒトリデイチオクエンウルノウリョクガナケレバ、レイノカイシャニハカテナイコトニナル。ソウスルト、リストラデジュウギョウインヲヘラスデハナクテ、アカジデ、ヘラスコトニナル。

 コウリギョウハ、ソウイウリストラノジダイニハイッタトオモウ。コジンショウテンガヘッタトイワレルガ、コノサキ、マダマダヘリソウデアル。イマ、カンセンショウデ、インショクテンガキビシイトイワレルガ、フツウノコウリテンモキビシクナルノデハトオモウ。ネンカンイチオクエンノウリアゲヲダセルコウリギョウジュウギョウインハ、「セイキシャイン」、イチオクエンダセナイジュウギョウインハ、サキユキガフトウメイナ、「ヒセイキシャイン」トイッタトコロデアロウカ。


135.シャカブスウチ
2020/10/24 17:31

 マエニ、シャカイシュギノケイザイタイセイダト、セイヒンノヒンシツガワルクナルハナシヲシタ(https://note.com/ryusaku/n/ne28040781db7)。ソレハ、ジュウギョウインノコヨウヲサイユウセンニスルカラデアル。ソレヲタッセイスルニハ、シツノワルイモノヲタカクウレバヨイコトニナル。ソレデハ、キョウソウリョクガナクナル。マタ、カブヌシシホンシュギデモ、セイヒンノシツガワルクナル。ソレハ、カブヌシヘノハイトウヲユウセンスルカラデアル。コレモ、シツノワルイモノヲタクサンウレバヨイ。ニホンキギョウハ、コノフタツノセセイシツヲドチラモモッテイルトオモウ。オウベイナラ、エンリョナクカイコスルトコロヲ、ナカナカカイコデキナカッタリスル。ダカラ、オウベイヨリシャカイシュギテキダ。クワエテ、カブヌシヘノハイトウモキニスル。コノニホンキギョウノシャカイシュギト、カブヌシシホンシュギヲタシタスウチガ、オウベイヨリヒクケレバ、キョウソウリョクヲモツダロウガ、タカケレバ、ショウブニナラナイ。オマケニ、シンコウコクキギョウモアル。コノ「シャカブスウチ」ヲサゲルヒツヨウガアルダロウ。


134.ゲンシカクハ、ソノゲンシノセイシツヲモタナイカ
2020/10/23 15:26

 テツノゲンシガアッタトスル。ソレハ、ゲンシカク1コト、フクスウノデンシデコウセイサレル。コノゲンシカクニモ、テツラシサトイウノハナイダロウカ。ツマリ、コノゲンシカクガ、テツノカソウゲンシ(ヨリチイサイレベル)デデキテイルヨウナ。モシ、ソウダトシタラ、コノテツノゲンシニ、デンシヲ1コクワエタトシテモ、デンシノカズニヨッテ、ヨビカタハカワルガ、テツノセイシツヲモツトイエソウダ。ゲンシカクガソモソモテツノシヨウダカラダ。コウイウブッシツノコウジョウセイガアルカモシレナイ。シゼンカイデミツカッテイナイデンシノオオイゲンシヲツクルノガハヤッテイルガ、ソレハ、マエノブッシツノセイシツヲモタナイカ。ソレガキニナルトコロデアル。


133.競争力強化とベーシックインカム
2020/10/17 07:09

 日本の余剰労働力は、労働力人口の1/3。労働生産性を上げると、1/3が失業する(https://note.com/ryusaku/n/n4fe2134015a5)。そこで、1/3が食べていけて、新しい仕事にチャレンジできるように、〇中さんは、「ベーシックインカム」を語るのでしょう。それもいいかもしれません。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20201010-00000001-moneypost-bus_all

 社会保障給付をそのまま1人あたりのベーシックインカム7万円/月にあてれば可能とのこと。https://news.yahoo.co.jp/articles/aed1cd94b38f51eeeb2652f66752f1673d8547cd
介護は自己負担にして、年金は廃止、あとは健康保険があればいいかもしれません。介護は民間保険か自己努力でしょうかね。テレワーク環境なら可能かと。

 〇中さんへの批判が多いようですね。でも、私もそれぐらいしか日本を長続きさせるアイデアがありません。雇用を守るような社会主義では、品質が悪くなり、競争力がなくなるから(https://note.com/ryusaku/n/ne28040781db7)、日本はもたないと思います。現状維持じゃ、多分、日本〇式会社ならぬ、日本老人〇ームでしょうね。やがて、ご臨終。

 日本が現状を維持すれば、昔のソ連みたいになりますが(インフレ、解体)、ソ連(ロシア)には、石油、ガスなどの資源があったから立ち直れた。日本にはそれがありません。昔は、よく教育された労働者がいましたが、いまでは、日本人の労働者はそれほど評価されません。だから、このままだとご臨終。

 日本人の生産性は、90年代には、西欧諸国と同等でしたが、現在は、先進国の中で最低。韓国にも抜かれたという話があります。ですから、日本人労働者はあまり評価されないのです。東大の評価も世界で30番目以下です。シンガポールや中国の大学の方が評価は高い。

 昔の通産官僚は、人(労働力)を輸出しろと言ったそうですが、今は、日本人の労働者は大したことないので輸出できません。だから、失業者が増えても大丈夫なように、ベーシックインカムなのです。

 できれば、ITサービスなどを輸出できたらいい(国内にいながら輸出)。しかし、それにチャレンジする人は少ない。前に言ったように(https://note.com/ryusaku/n/nffe9b47f22cb)、英語、スペイン語、中国語をマスターして、全世界にサービスしたら良い。東大とか小さな枠にこだわらないで、(どうせ世界60位だ。)海外にも目を向けてほしい。

132.2倍の兵力」

2020/10/17 04:00

 「敵の2倍の兵力で攻めれば安心」という考えがある。これは孫子だったと思うが、これで考えると、合衆国と中国がぶつかると、労働力が多い中国人が有利に思える(3億人:13億人)。しかしながら、兵器の差もある。肉弾戦ではないだろうからだ。兵器を作るには、資源が必要だ。また、お金を使って取引するので、結局、お金が必要だ。合衆国の政府負債は約2000兆円、個人金融資産が約7500兆円ある。一方中国は、政府負債は約3000兆円、個人金融資産が約3000兆円ある。これを整理すると、5500兆円:0兆円になる。この資産の差で言うと、合衆国は、普通の兵力に加え、1年の間、給料が500万円として、11億人の追加兵力を雇える余力があるということだ。1年間の間で決着がつくとすれば、14億人:13億人で肉弾戦でも互角である。もし衝突するとすれば、中国は長期化するように戦うだろう。2年目には、3億人:13億人になるからだ。ただ、3億人と13億人の「兵力」を雇うお金が両方の政府にあるかは疑問である。年間1500兆円と6500兆円だからである。



131.日本人の生産性を上げるために
2020/10/10 23:58

 いきなりですが、数字を挙げます。120:1.460:1.2x:1。違う答えもあるかとは思いますが、このxはいくつか。30です。
 一番左の比が、合衆国人、真ん中が、ドイツ人、右側が、日本人です。何の数字でしょう。比の右側の数字が、日本人を1とした時の労働生産性です。ということは、左側の数字を上げれば、日本人の労働生産性が高まる可能性がある。この左側の数字は、1年間の食肉の消費量(kg)です。日本人の食肉の消費量は、1日あたり100g弱です。「体が資本」と言います。その資本を作る食肉の摂取量が、労働生産性を決めるとしてもおかしくない。「腹が減っては戦はできぬ。」とも言います。
 高度経済成長に伴って、魚介類を含めた食肉摂取量が増えました。ピークは90年代でしょう。そこからは、むしろ摂取量が減っています。経済的にも「失われた2030)年」と言います。給料はほとんど上がりませんでしたし、非正規雇用が増えました。
 食べたくないというのも一つの選択肢でしょうから、何とも言えませんが、もっと食べれば、労働生産性が上がる可能性があります。日本人の競争力を増すためには、食事の改善が大事かもしれません。むしろ、摂取量が変わらなければ、労働生産性を上げるのは困難だと思います。


参考文献

川口マーン惠美『住んでみたヨーロッパ 91敗で日本の勝ち』
独立行政法人農畜産業機構「食肉の消費動向について」、https://www.alic.go.jp/koho/kikaku03_000814.html


130.フゲンカチについて
2020/10/09 10:53

 わたしは、コーヒーのまめをひいたものをかっている。100グラム100エンとする(ジッサイに、そのテイドのものをかっている。)。コーヒーのまめをひいたものというと、コーヒーのきから、みをとって、バイセンして(ここまではおなじだ。)、まめをひいたものである。ひいていないまめをさがしていたら、どうもたかい。100グラム500エンくらいがおおい。コーヒーをひくサギョウがあるから(それにコストがかかるはずだ。)、ひいたもののホウがたかいはずだ。しかし、さがしてみると、そんなかんじだったりする。ひいてないホウがたかいことがおおいのだ。これでは、コーヒーのまめをひくというロウドウをしようとすると、むしろたかくつき、あかじがでる。ようするに、かねもちしか、そのロウドウはできないわけである。そのロウドウはシュミであろう。シュウエキはでない。むしろ400エンのあかじがでる。アンガイ、そうやって、シュミカしたロウドウは、ふえているかもしれない。オンガクはつくるのがタイヘンだが、そんなにたかくうれるわけではない。むしろ、ドウグをかうホウがたかいのではないか。そんなロウドウがある。
 このばあいにいえるのが、コーヒーのまめをひくというロウドウが、マイナスのヒョウカになっているということである。つまり、ロウドウをすることで、マイナス400エンカチがくわわったということだ。これをフゲンカチとよぼう(ゲンザンのゲンである。)。ロウドウをすること、よりやすくなってしまうおそろしいカチだ。ここでしはらわれるマイナス400エンのホウシュウをディスフィーとよぼう。


129.日本人が中国人にかなわなくなる日

2020/10/06 13:06

 シンガポールに住む中国人が、中国語と英語とスペイン語を子どもに学ばせているという(https://news.yahoo.co.jp/articles/514d487c5f4147510473922393de5fe8674ad684?page=2)。これは、衝撃的な報告である。何故かというと、「スペイン語」が含まれているからである。中国語は彼らにとって母語だからわかる。英語も話す人が多いからわかる。
 日本人だったら、大学で、ドイツ語やフランス語や中国語を学ぶであろう。スペイン語は、あまり多くない気がする。何故、ドイツ語やフランス語かというと、科学技術を学びたかったからそうなったのであろう。それも重要ではある。
 しかし、スペイン語は、話す人の数が多い。10億人くらいいるであろうか。たしかに、スペインから科学技術を学ぶことは少ないかもしれない。しかし、科学技術を学び終えた後はどうするか。製品を作って買ってもらうようになる。
 英語は万能なようだが、残念ながら、英語が母国語でない人は、自分たちの言語を使って生活をしている。日本だと日本語だ。普通の日本人に製品を買ってもらうには、日本語ができなくては買ってもらえない。そういう意味では、日本人は、日本語を話すことで、日本語を使う1億人と商談ができる。さらに英語を使うことで、例えば30億人と商談ができる。日本人の商談力は、せいぜいこの31億人である。ドイツ語を学んだとしても、プラス1億で、32億人である。
 ところが、中国人は、中国語だけで、15億人。英語でさらに30億人。加えてスペイン語で、例えば、10億人と話せるようになるわけである。合計55億人。これでは、商談力で日本人は、中国人にかなわなくなる。
 私は、中国人と競争するには、日本人がスペイン語を学べばいいと思っていた。そうすると、1たす30たす1041億人となるからだ。これで、中国人が中国語と英語を話すだけだったら、15たす3045億人。いい勝負だ。しかし、今回の報告をみると、ただでさえ、スペイン語を学ぶ日本人が少ないのに、中国人は、さらに商談力を増している。この線の中国人の商談力に対応するには、日本人が、スペイン語と中国語を追加的に学ばなければならなくなる。何もしなければ、日本人の負けだ。過去の栄光はあっても、そう大きな態度はとれなくなるであろう。「中国が~。」と悪口を言うのは、10年後、20年後には、普通の大人にからむ、チンピラのように見えるようになるということだ。日本人も努力しなければならない。「チンピラ」で良いとは思わないからである。


128.光の速さを測る


2020/09/29 17:15

 あるものを遅くこすると、低い音が出て、速くこすると、高い音が出る。あるものとは、ふすまである。上手い人なら、これで音楽を奏でられることであろう。要するに、音の鳴るものの運動が遅いと、低い音が出て、運動が速いと、高い音が出るということだ。式にすると、

 エスオーユーピーアイ(音の高さ) イコール エス(速度) わる エル(運動)(摩擦があるという前提で。)となる。

 ただ、大きい太鼓は低い音が出て、小さい太鼓は高い音が出るという楽器自体の性質(または、こするか、叩くか)もある。

 これを応用すると、光の速さも測れるであろう。人間は、普通、すごく高い音は聞こえない。しかし、光ももので、運動があるとすれば、やはり(摩擦があれば)、音がするはずである。その音の高さを測って、車が走る音と速さを比較すれば(飛行機の方が良いかもしれない。)、例えば、

光、音1000000hz 速さ不明、車、音100hz 速さ60km

などで、不明の光の速さが出る(これだと、600000km)。こうやって光の速さが数えられるであろう。


127.給料の1/3を貯金 解説
2020/09/21 14:29

 今の日本の労働市場では、3割の労働者は、不要である。社会主義的に雇われていると考えればいい。なぜか。合衆国人の労働生産性は、日本人の1.4倍である。日本人が100の仕事量で、労働生産性を合衆国人並みにすると、140ではなく、100しか要らないから、3割の労働力が不要になる。労働生産性を上げないと、国際競争ができない。そうすると、輸出ができないから、輸入が多い日本では、貧しくなるということである。それは面白くないだろう。また、社会主義だと、製品の品質が悪くなる。建物もそうだし、テレビもそうだ。それもまずい。
 だとしたら、どうやって失業に備えればよいか。それは、最低給料の1/3を貯金することである。手取りが18万円だったら、6万円を貯金することである。失業する確率が1/3(3割)であるから、2/3の期間は失業しない計算になる。その2/3の期間に、6万円と6万円を貯められていれば、失業した1/3の期間は、その貯金を切り崩して生活できる。12万円だから、2/3の期間も、1/3の期間も生活はそうかわらない。
 まずは、給料の1/3を貯金できるようにすることである。失業しやすい業界に勤めているなら、失業する確率の分、(例えば1/2)貯金すればいいだろう。これができていれば安心である。もっと言うと、現在の日本では、たくさん支出できるほど豊かではないということだ。しかし、頑張るのをやめてしまったり、社会主義に走ったりすれば、諸外国との差はもっとひらいてしまう。基本的に給料の2/3で生活するようにすればいいだけだ。これは、個人の努力でできることである。戦前の日本人はそれができていたと思う。

126.社会主義よりカルヴァン主義でいこう。
2020/09/20 13:32

 社会主義経済は、品質が進歩の結果10になったものを3にしてしまうような経済体制だと書いた)。具体的には、昔の建物が200年もったのが、30年しかもたなくなるという例である。これを私は逆生産と言うが、現代の日本に見られる。テレビなどの家電もやはりそうである。進歩してそうというイメージであるが、テレビ本体としては、90年代に、2万円で買えて、20年もったものが、今では5万円出して、10年もつという感じであろうか。仮に20年もったとしても、コスト/パフォーマンスは、1年あたり1000円と、2500円という差がある。これは何を意味するかというと、品質が悪くなったである。社会主義体制ではこういうことが起こる。もっとひどくなると、労働者が賃金をもらっているにもかかわらず、働かなくなる。そうすると、モノが不足し、インフレが起こる。これは、ソ連に見られた例である。そんな経済体制ではしょうがない。確かに、国内は、わりと平等に保たれるかもしれないが、品質が悪くなるということは、国際競争から脱落する。つまり、競争力がないから、輸出できない。その結果、日本人はさらに貧乏になるということである。だから、社会主義的に「経済をまわす」という考え方は、毒であると思う。そういう考え方はしなくてよい。
 また同時に、政府が公共投資をするという考え方や期待がある。これは、20世紀初めに経済学者ケインズが提唱した需要刺激策であろう。これもまた幅をきかせている。日本でこの考え方をとらない経済学者は少ないようだし、悪く言われる。それだけ景気信仰が根強い。しかし、これもまた社会主義政策のようである。どういうことかというと、1年という予算の短い期間で、また逆生産を行うからである。その差は一時的かどうかである。そのような政策も不要である。自然な需要を満たしていく。それだけでよいであろう。
 先に書いた社会主義経済体制と需要刺激策は、集団的に行われる。しかし、基本的に財布は個人の物である。だから、個人がしっかりと財布のマネジメントを行えば、個人は豊かになるはずである。雇用がないという問題もあるが、雇用があるという前提で言っている。個人の集合が集団なわけだから、個人が強ければ、集団も強い。ご存知のように、今の日本は、政府が弱い(権力が弱いという意味ではない。)。赤字がひどい。そうだとすると、政府と付き合っていると、赤字の面倒をみさせられる可能性があるということだ。その赤字の政府に期待するのはよいことではないだろう。個人も、政府も、財布の状態が良ければいい。それだけだ。
 ではどうすれば、個人や政府の財布の状態が良くなるか。よくあるのは、仕事をして収入を得て、その範囲内で買い物をすることだろう。残念ながら、個人はともかく、政府はそれができていない。政府は政府で努力する必要があろう。それは、政府関係者のやることである。個人はどうすればいいか。財布の状態が良いなら、貯金をすることである。他の金融資産でもいい。今の日本では、全労働者の3割は、必ずしも必要でない。どういうことかというと、社会主義的な経済体制だから雇われていると考えればいい。国際的に競争力をもつには、良い品質のものを安く提供すればよい。しかし、社会主義的な経済体制だと、逆生産が生ずるから、競争ができなくなる。7割の労働者が1.4倍多く(生産性が1.4倍ということである。)働けば、トップクラスの競争力をもてる。残念ながら、10割の労働者が1.4倍働いても、それだけ需要はないだろう。だからそうなる。それでは、3割の労働者が失業する。しかし、何度も言うように、国際競争力がないと、日本は貧しくなるだけである。その3割は、訓練したり、新しい仕事を見つけたりすればよい。ただ、貯金があれば、それなりに食べていける。だから、すべての労働者は3割の収入を貯金すればよい。そうすれば、3割の期間失業しても、貯金で食べていける。心配ならもっとの割合で貯金をすればいい。失業する人も、率で言えば3割の期間である。その期間は貯金で食べられる。
 昔、カルヴァンという宗教者がヨーロッパにいた。その人は、政治家のようになって、その地域の人に、倹約をさせた。それも強制的にである。果物がテーブルにたくさん置いてあれば警察のような役割の人に没収させたという。夜も、ロウソクがもったいないからと早く寝させた。そうすると貯金もできる。こうして培われた生活態度が、今のプロテスタント派(合衆国人、英国人、ドイツ人)の豊かさの種になっているという。これは、社会学者マックス・ウェーバーの有名な著書『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』の論拠である(川口マーン惠美『世界一豊かなスイスそっくりな国ニッポン』)。別に、強制的に倹約する必要はないが、自発的にそれを行うこともできるだろう。戦前生まれの日本人はそれができていた。社会主義でも、ケインズ主義でもなく、カルヴァン主義でどうか。


125.なぜ建物の寿命が短くなったのに、「品質が良くなった。」なのか
2020/09/19 19:08

 日本の一戸建ての平均利用期間は30年と言う。英国では77年、合衆国では55年。それを過ぎるとだいたいが解体するということである。昔の日本の建築物は、200年もつと言う。寺なんかも、修理しながら、1000年以上になるところも少なくないだろう。200年もっていた建築物が、30年しか持たなくなったというのは、普通に言えば、技術の衰退であろう。1/7にである。しかしそれでも、建築物を買う日本人は、どこかで「品質が昔より良くなった。」と思っているのではないか。例えば、断熱性能が200%になったとかである。しかし、それは、部品の問題である。昔の200年もつ建物に、それを入れれば、やはり断熱性能は200%になるだろう。その部品の性能が良くなったのはまったくの嘘ではない。しかし、建物全体の性能が昔の建築物の14%になっていることを覆い隠せるような性能の良さではない。正確に言うと、性能は14%になっていると言うべきだろう。
 なぜそのような品質の悪化が起こったか。それは多分、戦後に流行った社会主義のためであろう。戦中に、各地が空爆して焼かれ、戦後、建物を再建する必要があった。一時的な大きな需要である。そのために、大工が大量に必要とされた。建物を供給するためである。しかし、すべてが再建し終わると、その一時的な大きな需要はなくなる。そうすると、建物は過供給になって、価格も下がるし、大工の賃金も下がるだろう。これが自由主義経済である。しかし、戦後になって特に規制されなくなった社会主義が流行って、大工の面倒を見ようという風潮が生まれたのではないか。それを達成するには、建物を大量に供給できれば良い。それを達成するためには、建物の性能が悪い方が良い。そうやって、大量の大工を養うために、従来の1/7の性能しかない建物を供給する態勢が生まれた。
 いくらなんでもこれはバカバカしいのではないか。品質が1/7であるし、価格も上がっているだろう。西暦0年ごろに建てられたローマの建造物は、今も残っているが、そういった耐久性を実現するのは技術である。日本でも寺は1000年も残っているのに、庶民の住宅が30年しかもたないのは、おかしいと言わざるを得ない。また、200年もつ建物を作る技術は残っているだろう。30年しかもたなければ、財産も築きづらい。そんなバカバカしいことに金をつぎ込むべきではないと思う。以下は、建物と社会主義の式である。

b=1/s

 建物の耐久性は、社会主義の強さに反比例するという式だ。社会主義を進めると、生産の逆をやりだすということである。これは、他の製品にも言えるかもしれない。経済成長が左から右へ行って、また右から左へ戻るのでは進歩がない。日本の場合は、建物の品質が1/7になってしまった。これは戻しすぎだろう。日本は1500年続いているが、1/7だと、214年しかもたない。社会主義をやるとそうなるということである。ソ連が崩壊して、社会主義が負けたということをもう1回考えるべきであろう。


124.アメリカン・スタンダードが信じられなくなる日は近い
2020/09/19 14:35

 日本人は、わりとアメリカン・スタンダードを信じているように思う。75年前は、合衆国によって負かされたし、合衆国人の生活にあこがれ、似たような電気製品などを作ったり、電子コンピューターなども作った。最近では、サービスを利用する人も多い(〇〇・チューブなどだ。)。学校で学ぶ英語も、合衆国英語だろう。コーンを小麦と訳する人は少ないのではないか。コルネと言えば英語から離れるが、そういう意味である。つまり、分かっている人にとっては、アメリカン・スタンダードは、たくさんある中の1つに過ぎない。特に基礎科学などは、ヨーロッパで生まれている。合衆国では、その応用(先端)が盛んであろう。
 しかしながら、日本人は、合衆国のカルチャーを好むように思う。軍事面では、合衆国とともにみたいなことを言っている。日本人の留学先も合衆国が多いであろう。しかし、私は、英国の方が学問面で強いと思っている。それは単純に言えば、英語を生み出したからである。科学でもそういう基礎がある。議会も英国から日本人は取り入れた。民主主義もそうであろう。
 今、中国人の留学生が、合衆国でなくて、英国に行くと言う(https://news.yahoo.co.jp/articles/7ea2df702c16f18ce72b27be978ad347ac3cd2a1)。ということは、中国人は、アメリカン・スタンダードでないものを学ぶ。ということは、中国人にとって、(彼らの国も文明であろうが、)アメリカン・スタンダードは外国を理解する上で、選択肢の1つにしかすぎなくなる。要するに、アメリカン・スタンダードの顧客なり、信者なりが減るわけである。だから、今後、日本人がどれだけよくアメリカン・スタンダードを支持したとしても、それは、ただの選択肢の1つとなる。日本人は、合衆国以外も見るべきではないかと思う。単純に言えば、日本人が、学問面で中国人にかなわなくなる日が来そうだということである。合衆国人には、合衆国人の利益がある。「日米同盟」と言えば、能天気だが、合衆国人がサービスするのは、その相手が十分な支払いをする場合である。日本人も製品やサービスを磨かねばならない。そうしないと豊かになれないからだ。日本も数あるスタンダードの1つになれるかそれが問われている。中国人に「それは、美国(合衆国)人の考え方でしょう。あなた(日本人)はどう考えるのか。」と言われるのが見えそうだから。

123.日本の1/3の労働者は要らない?
2020/09/19 11:49

 日本の労働者の生産性は、先進国で最低レベルと言います。早い話が、長い時間働くけど、中身は少ないということです。以前のデータでは、合衆国人の労働生産性は、日本人の1.4倍あるということです。要するに、合衆国人は、日本人の1.4倍長く働くか、1.4倍中身を作るということです。しかし、前者ではない。これでは、豊かさに差が出てきます。
 もし日本人が合衆国人と同じ程度に働いたらどうなるか。100ある仕事を1倍で働いたとすると、100人必要です。100ある仕事を1.4倍で働くと、71人しか要らないことになる。そうすると、日本の労働者は現状と比べて、3割はだぶついていることになります。単純に言うと、3割の労働者は要らない。その人たちをどう食べさせていくかというと政治的な話ですが、一つに社会主義的政策がある。単純に言うと全員雇うです。ただ、これだと、先に言ったように、生産性の問題が出てくる。国際競争に負ける。また、社会主義が資本主義に勝ったという話は聞きません。いずれ貧しくなる。それなら、作業時間を7割にすればいいが、だいたい街を歩いていても、すごく速く歩いている人はそういません。だから多分簡単ではない。また、作業時間を7割にすると、給料が減ってしまう。それなら、仕事の量を140にすればいいが、日本でベンチャーというのはあまり出てきていません。仕事の質を1.4倍にする方法もあるでしょう。高品質なものを作るということです。
 こういうように、労働者を3割減らす(仕事の量を1.4倍にする)、作業時間を3割減らす(仕事の量を1.4倍にする)、仕事の質を1.4倍にするといったことが考えられるが、どうすればいい社会になるのでしょうね。今のところ、3割の労働者は削減されていませんから(非正規雇用はあります。)、とりあえず、作業を速くやるとか、仕事の質を上げるとか、売り上げを増やすとかでしょうか。うまくいかないと、その3割はいつでも切られる可能性があります。


122.電子コンピュータライズはやめとけ
2020/09/16 18:49

 最近よく、企業活動の中で電子コンピューター化しろなどと聞く。しかし、それはどうなのか。まるで流行のように言われているような気がする。それをやったとして、日本全体の企業が儲かるのだろうか。多分儲からない。電子コンピューターは、合衆国人の発明だ。合衆国人はそれを作れる。また、その技術もある。また、インプルーブもできる。また、最近では、中国人も作れる。合衆国人が技術を供給するかは分からないが、日本の大手パソコンメーカーは、消費者部門をすでに中国企業に譲っている。また、日本の電子コンピューター会社が頑張っても、中国以上に安く作れない。日本の企業は人を多く使っているからだ。ということは、電子コンピューター市場では、日本企業は、合衆国企業や、中国企業に勝てない。最近では、輸出しているとも聞かない。輸入は多いにもかかわらずである。要するに、電子コンピューター関連では、貿易で儲けられないのである。ソフトウェアも輸出は少なく、輸入ばかりであろう。それなのにそういうものをより使おうとするか。それでは赤字であろう。そんなことは儲けているところがやればよい。日本人に利益は少ない。話題になったハンコであるが、あれは安い。そして、壊れにくい。電子ハンコにするのも良いように思えるかもしれないが、ソフトウェアはそれほど安くない。また、電子コンピューター特有の問題もある(ハッキングや不具合である。)。そんな高くて、壊れやすいものを使う必要があるのか。かつて中国人は、このハンコを発明した(皇帝のハンコなどである。漢の時代にはすでにあったようだ。)。合衆国人は、そういう古い文明に挑戦している。儲けようというわけだ。紙を使わないのもそうだ。紙はやはり中国人が発明した。合衆国人は、別のものを作って売ろうとする。ディスプレイやキーボードである。合衆国人が挑戦するのは結構だが、日本人までそれに付き合う必要はない。また、それで損をすることはない。どちらにせよ、外国の技術なのだ。日本人も挑戦するなら、別の何かを作るべきだろう。電子コンピューターを増やしても儲からない。
 また、もう一つの懸念がある。戦前、日本には石油がなかった。燃料である。それを止められたから、戦争をすることになった。そして負け、戦後、食糧も外国に頼ることになった。石油と食料は、日本の弱点である。戦後に、食糧も弱点となった。これらを止められると、日本は生活が難しくなる。今、これに加えて、電子コンピューターも弱点に加える必要はない。企業活動で使っている電子コンピューターを強制終了させられる必要はない。電子コンピューターを止められて、経済活動がストップするのでは面白くない。
 そういうわけだから、電子コンピュータライズは、遊び程度にやればよいと思う。本来的には必要ないのだが。


121.日本人は欧米と比べて豊かになれるか 小結論
2020/09/09 08:53

 豊かさの定義は、いまいちはっきりしません。しかし、金融資産の量を豊かさとするなら、現在のところ、日本人はまぁまぁ豊かです(日本、1830兆円、英国、965兆円、合衆国、9558兆円。)(金融庁「人生100年時代における資産形成」https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/market_wg/siryou/20190412/03.pdf)。しかし、シリーズの13で見たように、日本人の住宅、自動車、食料購入には、欧米と比べてムダがあります。だから、今後、金融資産の量で差がつけられるのは、考えられるシナリオです。
 一体どれだけの差をつけられるか。それを表にまとめました。60年から77年で以下のようになります。

画像1

 住宅で、2490万円から4680万円の貯金の差が出ます。日本人が住宅を長く使わないからです。自動車で、600万円から680万円の差が出ます。日本人が中古車をあまり使わないからです。食費で、1320万円から2520万円の差が出ます。日本人が贅沢をするからです。結局、5670万円から6600万円の差がでます。これは大きな額でしょう。日本人が無駄遣いをやめないと、これだけの差が出ます。

 カネを回した方が、経済に良いと言われそうですが、そういう社会主義の体制は、資本主義には勝てませんでした。だから、貯金は大事でしょう。残念ながら、早めに日本人が無駄遣いを改めないと、欧米の豊かさには届かなくなってしまいます。貯金をしておいた方がインフレなどが起こっても安心です(通貨以外で運用)。生活を見直してみてはいかがでしょうか。貯金の原資は、上の3つにあります。


120.日本人は欧米と比べて豊かになれるか3
2020/09/09 08:26

 シリーズ3回目の今回は、食費です
 日本では、80年代の円高移行以降、食が豊かになってきました。その時代と比べると、数字では落ち着いたように見えます(25.5%[(家計に占める割合)から22.9%と。])(農林水産省『平成23年度 食料・農業・農村白書』、https://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h23_h/trend/part1/chap2/c2_2_01.html)。
 2005年時点での家計の消費支出に占める食費の割合は、日本が22.9%、英国が18.1%、合衆国が13.6%です。面白いのが美食と言われるフランスでさえ18.8%です。日本人は、フランス人より美味しいものを食べているのでしょうか。
 日本人の平均年収は、450万円程度ですから、この数字を使い計算します。日本人は、年間103万円食費に使っている。英国人は、81万円。合衆国人は、61万円使っている。年間で22万円、42万円差があります。これが60年続くと、1320万円、2520万円の差になります。どうも中古住宅が1件買えるほどの差が出るようです。美味しいものを食べるか、1320万円、2520万円の貯金をとるか考えた方が良いかもしれません。やはりこれでも、らくに日本のほぼ全部の企業が買えるだけの差がついてしまいます(660兆円。1320万円×5000万人。7560兆円。2520万円×3億人。)


119.日本人は欧米と比べて豊かになれるか2
2020/09/08 12:27

 この前、同シリーズの住宅編を書きました。今回は自動車編です。
 自動車も、住宅と同じように、長く使った方がお得。しかし、英国、合衆国と比べて、13.5年(英国)、13年(合衆国)、12.6年(日本)とあまり差がありません(国土交通省「トレーサビリティー・サービスの展開に必要な取組みについて」、https://www.mlit.go.jp/common/001063634.pdf)。しかし、新車を多く買うか、中古車を多く買うかに差があります。英国の新車:中古車販売の比率に差があります。英国が、1:3.5、合衆国が、1:3、日本が、1:0.4です。日本人は新車を買いたがる。しかし、欧米のように、中古車をもっと買ってもいいかもしれません。日本では、中古車が年間200万台程度しか売れないのに比べて、合衆国では、4000万台売れている。「車を買う。」と言った時に、欧米では、中古車を買うという意味が大きいのでしょう。価格は、日本と英国が100万円程度なのに対して、合衆国では、80万円ほどです。中古車を買うのでも、合衆国の方がお得になっています。65年間車に乗るのでも、日本人は4回新車を買って、1回中古車を買うというパターンだから、(新車を300万円とします。)300万円×4+100万円×1で、1300万円となります。合衆国では、中古車を4回買って、新車を1回買うから、80万円×4+300万円×1で、620万円、英国では、100万円×4+300万円×1で、700万円となります。つまり、日本人と欧米人との間に、車の購入費で、600万円の差ができる。つまり、欧米のようにおさえれば、600万円の貯金が追加的にできるということになります。これは、国民全体でみれば、すごい金額になります。600兆円です。これは、日本の企業ほぼ全部が買えるだけの差です。それなら、節約するのが賢いと思えますがどうでしょう。


118.日本という国はあと55年で外国の植民地になるか。
2020/09/07 10:52

 先に、日本と英米の住宅の使用期間について述べました。それだと、合衆国が日本の1.83倍、英国が日本の2.56倍長く使っていると述べました。ということは、日本人の方が、合衆国の1.83倍、英国の2.56倍多く住宅にお金を使っていることになります。すると、合衆国人は、55年で日本人より2490万円多く貯金ができます(住宅価格が3000万円とした場合。3000万円×1.83=5490万円、5490万円-3000万円=2490万円。)。英国人は、77年で日本人より4680万円多く貯金ができます(3000万円*2.56=7680万円、7680万円-3000万円=4680万円。)。
 これを、その国民全体で考えると、合衆国人の金融資産は、55年で、日本人のそれより、7470兆円多くなります(2490万円*3億人=7470兆円。)。英国人のそれは、77年で、日本人のそれより、2340兆円多くなります(4680万円*5000万人=2340兆円。)。
 合衆国人が55年後、日本人より7470兆円多く持った時、例えば、そのお金で、日本のすべての会社を買うことができます。日本の全ての(東証上場)会社の時価総額は600兆円程度なので、7000円持っているときに、600円の弁当を買う感覚で買えてしまいます。もしそうなれば、日本は、実質的な植民地となります。そういう意味で、この住宅の使用による経済格差を作ってしまうことは危険なような気がします。単純に言うと、長く使った方がいいということです。建築労働者を養うという社会主義的な考えは、美談なようですが、社会主義は資本主義に勝てませんでした。そういう意味で、建築業界の競争が必要なような気がします。住宅の使用期間が2.56倍になれば、建築労働者の数は、今の4割しかいらなくなりますが、しょうがないような気が気がします。

117.日本人は欧米と比べて豊かになれるか。
2020/09/06 16:29

 戦後、日本は復興し、先進国の一員となりました。80年代には、経済的に、合衆国を追い越す勢いがありました。しかし、90年代以降、日本の経済成長はわずかになり、給料も上がっていないと言います。10年代以降は、各国の通貨高を抑えるために、金融緩和政策をとることが多くなりました。これは、通貨高を抑えて、輸出を有利にするためと説明できますが、各国が同じような政策をとったために、あまり効果は出ていません。また、日本では賃金が上がっていませんが、欧米では、物価の上昇もあって、賃金が上がっていると聞きます。また、個人金融資産も欧米では、増え方が大きいと言います。そんな中、今後、欧米並みの豊かな生活を日本人はおくれるのでしょうか。
 今のまま日本人が変わらなければ、欧米との差は開いていくでしょう。しかし、変われるポイントがあります。
 日本の住宅の平均使用年数は30年と言います(国土交通省「長持ち住宅の手引き」、https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/tebiki.pdf)。合衆国が55年。英国が77年です。その差は、合衆国で日本の1.83倍、英国では、2.56倍です。もし、このように、日本人が住宅を長く使わず立て替えていたら、日本人の住宅に関わるコストは、先の数字のように、合衆国の1.83倍、英国の2.56倍になります。ということは、その分個人金融資産が増えないということになります。その率では、合衆国の54%、英国の38%分となります(住宅の購入額が個人金融資産のすべてと仮定した場合。)。それでは、これら2国との豊かさの差は開いていくでしょう。
 以上から、日本人は、豊かに暮らすためには、住宅を長く使う必要があるでしょう。住宅ローンが終わらないうちに、また新しい住宅ローンを組むのは、冗談としか思えません。それができれば、欧米との差は縮まらないにしても、開いていきにくくなるでしょう。

116.私が学生だった頃を思い出してみた。

2020/09/06 05:28

 あなたなり、あなたの家族が労働者階級か、中産階級かで、選択が変わってくる。労働者階級とは何かというと、簡単なイメージでは、昼間働いて、夜は、チューハイとやきとりなり、煮込みをつつくかである。この飲み方は昭和によくあったスタイルである。ビールを飲むし、トンカツをつつくというなら、この話にはあまり関係がない。多分中産階級だからだ。別のパターンも挙げておこう。あなたが学食で、うどんを食べるなら、労働者階級かもしれない。親子丼を食べるなら、中産階級だから関係ない。
 私は、大学に行ってた時(高校に行ってた時もそうだ。)、学食のメニューに、「カツ丼」があったが、一度も食べたことがない。学食を使う場合は、ほとんど、「うどん」を食べていた。それでも、年に2回程度しか使っていない。いつも何を食べていたかというと、パンだ。100円のパンをかじっていた。学食には魅力的なメニューもあったりしたが、かならずしも食べられなかったわけではないが、いつも売店でパンを買っていた。出費をその程度に抑えないと、学費を出すのが大変だったからだ。自分でアルバイトをして学費を払っていた。カツ丼なんかを毎日食べていたら、すぐに学校に行けなくなっただろう。それでも、その食事に不満を持つことはなかった。それなりに、学習していて充実感があった。
 ただ、帰り道、レストランや食堂のライトがまぶしかった。しかし、滅多にそういう店には入らなかった。労働者階級の大学での食事なんてそういうものだ。あなたが中産階級以上ならいいが、うまいものを食べようとして学校に行くのは多分間違いだ。前に書いたが、最も安い食事が最もコストパフォーマンスが良い(https://note.com/ryusaku/n/n60abb53f45a7)。労働者階級は、そういう食事をすればいいのだ。もっともコストパフォーマンスが良いし、お金も貯まる。言うことないだろう。私にとって、その時期もっともコストパフォーマンスが良かったのが、40円のインスタントラーメンだ。今では、値上がりして80円になっているが。そういうのを食べているから、お金も貯まる。学生なら、学校に行ける。もっというと、冒頭のチューハイとやきとりは贅沢かもしれない。しかし、自分の家で作れば、そんなに高くない。私は、30円のチューハイを飲みながら、学生の時を思い出した。ちょっと今贅沢しているなと思った。100円のパンを喜んで食べるようでなければ、大学に行く必要はないと思う。「少年よ、大志を抱け。」のような話だ。働いていれば、もっといいものが食べれるだろう。何百万円を払って学校に行く必要はない。そんな景気がいいわけでもないから。それは20年前から変わらない。私の親父は家で飲むのが好きだと言っていた。そりゃそうだろう。安く済む。甲類焼酎を飲みながら、親父も飲んでいたなと思う。


115.戦後の生き方
2020/09/04 06:27

 戦後、日本はなぜ、一時的にせよ(昭和時代)、ヨーロッパ各国より経済が好調だったか。私の両親の生き方からそれが説明できそうだ。私の両親は贅沢をしなかった。親父も特に重要な用事でない限り、飲みにも行かなかった。そうすれば、お金は貯まるであろう。日本人の一定数がそういう生活をしていたのではないか。

 何かを食べるとする。1ドルのパンを食べればおいしい。3ドルのパンは、1ドルのパンの3倍おいしいと言えるだろうか。多分そうではないだろう。仮定として、次の図を示す。

画像1

1ドル払った時には、おいしさが22ドル払った時には、おいしさが33ドル払った時には、おいしさが4となっている。これをコストパフォーマンスでいうと、1ドル払った時には、22ドル払った時には、1.53ドル払った時には、1.33と、よりお金を出すほどに、おいしさのパフォーマンスは落ちていく。それなら、もっとも得をする食事は何かといったら、1ドルの食事をすることである。これが贅沢をしない1つの理由だろう。高い食事をすれば、コストパフォーマンス面で、損をするからである。これは、他の製品にも言えることである。1000ドルするブランドもののバッグが、100ドルのバッグに比べて、10倍長持ちするとは、言えなかったりするからだ(もっとも、昔のブランドものは10倍長持ちすると言えたようだ。)。

 贅沢をしなければ、食事の材料を買う取引でも損をしないし、そんなにお金を使わないからお金も貯まる。2つ良いことがある。もう1回こういう生活を見直してみたらどうかと思う。


114.東アジア〇〇が起こるか。
2020/08/24 00:17

シミュレーションを書きます。

尖閣諸島の問題はさておき、中共軍(中華民国と中華人民共和国があるのでそう書きます。)が台湾を攻撃したとする。

台湾軍は反撃し、ひょっとしたら合衆国軍が台湾をサポートする。その際は、多くが日本国内にある合衆国軍基地から出撃するでしょう。それが出られてきては中共軍としてはやっかいなので、その基地をミサイル攻撃する。そこまでは、普通に考えられる進行です。しかし、問題は、そのミサイルが、日本人の設備にまで飛んでくるかです。日本人の設備にまで飛んでくると、自衛隊は中共軍と戦闘状態になる。防衛が必要だからです。そうすると、日本人も戦う東アジア戦争になる。もし、日本人の設備に中共軍のミサイルが飛んでこなければ、台湾軍と合衆国軍と、中共軍が戦っているだけになる。このエスカレートがあるかどうかが日本人にとって大事なところです。飛んでくる場合は、もう中共軍を敵としてみるしかない。

そこのところどうなんでしょうか。日本と中共の関係が保たれるのか、敵対するのか。分かれ目です。日本人としては、戦争になるかもと覚悟が必要かもしれません。


113.MMTじゃダメ
2020/07/16 10:32

紙幣はそれ自体に価値があるのではなくて、1万円分の買い物ができる保証があるから価値がある。つまり、無保証状態では価値はない。だから、国債を無制限に発行したり、円を刷ればいいとはならない。日本人が持っている資産程度にしか保証できないからだ。金融資産で言えば、あと10年程度で、政府負債を追い越す。そういう条件があるから、日本ではMMTの言うような効果は得られない。欧米では、個人資産が政府の負債に比べて圧倒的に多いからそれが可能だ。ロジックとしては良くても、前提条件が違うということ。


112.カガクのすすめ
2020/07/04 14:42

 ある見解、例えば「虫は、コップの中に入った水に溺れることがある。」があったとする。日本の教育現場ではよくあることだが、それを、そのままコピーしても、その人の功績ではない。それをみつけた人の功績だ。つまり、コピーすることは、労働ではない。
 労働をしないとどうなるか、答えは貧乏になるであろう。それなら労働をする必要がある。具体的には、「それは、水面に反射する光をほんものだと勘違いするからだ。」と続けられればいい。それは、後の部分はその人の見解、つまり、労働である。
 どうも、日本では、三角形の面積の出し方を正確に答えることに重きを置いている部分がある。しかし、それは、大昔の数学者が(多分、日本人ではない。)、考えたことだ。それを正確に答えられたとしても、多分、報酬はない。労働ではないからだ。
 確かに、誰かが考えたことを知っているのも大事だ。しかし、それだけでは、貧乏になってしまうだろう。コンピューターの作り方でも同じである。それは、多分、合衆国人が考えたことで、その他の誰かが考えたことではない(先に言ったような、続けるような、改善はいろんな人がやっているだろう。)。コピーするだけでは労働にならない。それをむりやり、手数料を取るといった感じで、労働にすることもできるが、それでも、考えた人や改善した人にいくらか払うだろう。その程度にしか労働にできない。
 それなら、先のように、続けることや、そもそもの発見をすることが大事となろう。それをするためには、自分で考えなければ、実験でもいい、ならない。日本では、それをしやすくするような教育設計にはなっていないが、それをしなければ、労働でないから、貧乏になる。それを知っておいていただきたい。答えをどこからかもってくるのは、(手数料は取れるかもしれないが)労働ではない。


111.つぶしのきくサービス業
2020/06/29 15:22

 合衆国の強さは何であろう。帝国ともよばれる。かつては、ポルトガルが、スペインが、イギリスがそうだった。合衆国の強さは、英語(イギリス)だけでなく、スペイン語(スペイン)も使えることだ。要するに、2つの帝国のいいところを持っている。だから強い。日本が帝国になるには、英語と中国語が使えればよいかもしれない。しかし、それは中国ですでにやっている。だからその路線では中国人と喧嘩になるだろう。それに加えてスペイン語もやればいいが、日本の教育では、どちらも重視していない。それが何を意味するかというと、ビジネスチャンスを失うということだ。言葉ができなければビジネスはできない。ただ、モノを売ることはできる。そういう意味では、日本の教育は、製造業で食べていくことを前提にしている。しかし、今は、サービス業が増えている時代である。それなら、外国人にもサービスできるように、スペイン語、中国語ができた方が客が多くなる。今は、不景気である。早々にサービス業の人が仕事に戻れるかと言ったらそうではない。それなら、語学を習得する時間はあるだろう。フランス語やドイツ語は日本の学校でも教えているが、使える場面が少ない。だから、先の2つを考えるべきだ。サービス業は、何かあると、真っ先に失業するが、失業しないようにするわけである。


110.太陽と地球の資源収支は0?
2020/06/27 13:03

  光があるところには、電気があると書いた(随筆8作目、秋ごろ発表予定)。地球は、太陽から光を受けている。それは観察できる。そういうギブだけの関係かというとそうではないだろう。地球は、太陽のまわりをまわることで(なぜまわるかは、[『ひかりがあるところにはジュウリョクがある。』イチ])、電気を太陽に送っているのではないか。ジー(重力)イコール イーエル(電気)である(『ウンドウはすべてエレクトリック。』よんジュウゴ)。重力を電気にかえることはできる。水力発電の要領だ。地球が太陽のまわりをまわり続けることで(コイルと磁石だ。)、太陽に電気が送られると考える。それなら、太陽は収支が合い、永続的に活動する。また、地球とギブアンドテイクの関係となる。地球人も地球に電気を送っているだろう(やはり、コイルと磁石である。)。それもやはり、ギブアンドテイクであろう。


109.地震はブロックができる?
2020/06/22 07:22

 わたしは、イーエル(デンキ)イコール エル(ウンドウ)とかんがえる()。ニンゲンもデンキハンノウでうごくし、ロボットもそうである。もっというと、ジシンもイーエルということになる()。かみなりが、チチュウのホウにおちるから、デンキのながれは、チキュウのそとがわから、チチュウのホウにむかっているといえそうだ。だから、ツウジョウジは、デンキのながれはそうである。ジシンのときは、メッタにないが、そのデンキのながれがギャクリュウするのではないか。ギャクリュウしないにせよ、デンキのながれがツウジョウとことなるのではないか。デンキなまずがそういったものをカンチするという。ジシンがおおきいチイキは、デンキのギャクリュウがとおりやすいところにあるのかもしれない。ジリョクとデンキのホウソクをかんがえれば、それはスイテイされるだろう。だから、それをソウサできれば、ジシンはおこらないのではないか。


108.「持続可能な社会」とは何か
2020/06/13 21:02

 2000年間のヨーロッパの経済成長率は年率0.2%だったという(堺屋太一『知価社会』)。ということは、経済規模は4倍になったということである。その経済成長を支えたのは何であろう。ヨーロッパの人が、2000年前と比べて、4倍の量を食べるようになったとは聞かないし、多分それは違うだろう。多分、燃料を使って、仕事を増やしたのだろう。それは特に近代に入って、石炭や石油を使うようになったのが大きいだろう。それらを使って仕事をさせればGDPは上がる。割と最近のGDP成長率は、2,3%というから、2000年の平均に比べ、10倍の燃料を使っていることになる。この昔と比べ10倍の燃料を使う経済体制は続くのだろうか。石炭、石油がある限りは続けられるであろう。しかし、地球温暖化問題でそれもどうかと言われている。できれば、リサイクル可能な燃料を使えばいいだろう。例えば木材だが、これもかつて文明があったところでは、砂漠に近くなっていたりする。そういう昔使っていた燃料で考えれば、その(再生可能な)量の範囲が経済成長の範囲となる。その量の範囲を超えてしまえば、燃料は枯渇し、経済が立ちいかなくなる。ということは、木材で考えれば、基本的に経済成長はできないことになる。量が増えるわけではないからだ。しかし、現代人は経済成長を求める人が多い。それは、石炭や石油、電気によって可能だ。しかし、石炭や石油は今のところ再生できない。だから、それに頼ると、経済成長は有限である。また、その利用についてうるさくなっている。電気があるが、経済成長の資源としては、そんなところだろう。要するに、電気の使える範囲内でしか、経済成長は可能でない。ヨーロッパの昔と比べると、電気の分だけ余分に経済成長ができることになる。近代に入って、戦争だ、競争だ各国が競っていたが、実際的な経済は、そういう感じでしかない。だから、電気の分だけ、経済成長ができるかもしれないというそういう達観が必要かもしれない。電気の分だけ、2000年よりもましになったという経済である。それが持続可能な社会であろう。電気も有限な資源としたら、そのうち、経済成長はできなくなるが。そのように、経済成長とは、資源を再生不可能にすることで達成されることである。それが賢いかといえばそうではないのではないか。例えて言えば、砂漠化と引き換えに経済成長が可能になるということだ。それを繰り返すこともないかと思う。


107.英語が上手くなる方法
2020/06/12 23:42

 日本人は、英語が下手と言われる。私も上手くはないが、外国人の話を聞いていて、一つ分かったことがある。それは、主語を少なく、長文でしゃべることである。日本語でもそうだが、「私は」と何回も繰り返さない。日本語は主語がない場合もあるので、英訳するときに、不必要に主語をつけてしまいがちだ。しかし、それではうるさい。それなら、一つの主語で長く話せばいい。
 長文を日本語にする学習は学校でそれなりにやるが、日本語の長文を英訳することは少ない。なら、自分でやるしかない。関係代名詞などを使いながら、50ワード、100ワードを主語一つで言い切る。この訓練をすれば、「私が」、「私は」とうるさくならずに、話すことができるだろう。はじめは、文字でやってみるといい。

106.60% labour contained.
2020/06/11 01:01

 製品の利用価値が大事か、市場価値が大事かという問題がある。投資をするだけなら、市場価値が大事であろう。要するに高く売れるかである。マンションを買って住むのなら、利用価値も大事になる。市場価値より、利用価値が高ければ買って得したとなる。マルクス(経済学者)は、市場価値を重視することを重商主義と言った。彼は、むしろ利用価値に目をつけた。資源のままでは、利用価値はない(鉄鉱石などだ。)。しかし、人間の手が加わることことによって、利用価値がでてくる(鉄のコップなど。)。だから、マルクスは、利用価値には、人間の労働が含まれていると言う。ただ、今の時代は、機械やロボットも生産に使われる(英国の蒸気機関を否定するものではありません。)。だから、マルクス風に言えば、製品に人間以外の労働が含まれていることになる。生産現場では、機械やロボットを使い始めると、その仕事を奪われた人間が失業する。その人がうまく、他の仕事を見つけられればいいが、だいたいは、前の仕事よりどうでもいい仕事をするのではないか。誰かが代わりの仕事を保証するわけでもない。要するに、市場の外側に追いやられる。そうすると、ある社会の中に、貧しい層(どうでもいい仕事をしている層)ができる。特に、不景気になれば、食べられなくなるだろう。その層に、政府が給付を与える方法もあるが、それなら、生産現場で機械やロボットを使わなければよいという考え方もある。作られた製品に60%の人間の労働が含まれていると記す。30%の製品より、労働者を大切にしているから、それを買おうというようになれば、まぁ人間的だし(機械やロボットが全ての仕事をやるようになったら、人間は何をするのだ。)、労働者にやさしい。そういう表示をする方法はある。


105.住宅は予算の4割引きで買え
2020/06/02 20:34

 先に、住宅価格(実質)が50年で2倍になった話をした。

住宅価格じたいはそんなにかわっていないが、敷地面積が半分になったという話だ。50年後もやはり2倍になると考えるなら、住宅の購入にも工夫がいるだろう。支払いの値段じたいは変わらないとしても、今から35年ローンで住宅を購入すれば、その時には、7割増しの想定価格になっている。資産の運用としては悪くないが、ローンの支払いができるかが問題である。それは、物価の上昇であやしくなる。50年で2倍ということは、年率2%の上昇である。ローンじたいの支払額が変わらなくても、給料が上がらなければ、30年後(例えば)の生活費の支出が難しくなる。食費が5万円だったのが8万円、車の維持費が8万円だったのが12.8万円に、教育費が6万円だったのが、9.6万円になる可能性があるからだ。これだと、この3つの支払いが増えた分は、11.4万円となる。増えても問題がないのならいいが、そう簡単ではないような気がする。ローンの支払い額が12万円なら、それと同じくらいの額が余計にでなければならなくなる。それなら、購入の段階で物価上昇分を考え、相場の6割くらいの物件を買う方が安全だろう。自信がないのであればそれを(安いという意味ではない。小さいという意味だ。今より半分のサイズに近い「2k」のような一軒家だ。)おすすめする。予算が3000万円だったら、1800万円の住宅ということだ。


104.インフレ率2%は達成
2020/05/27 18:39

 50年前の住宅に比べると、今の住宅は小さいことが多い。小さいと言っても、住宅が小さいというより、土地が狭い。要するに、木も植えないし、芝生もないということだ。その2つが同じ価格だとすると、住宅価格が2倍になったことになる(食品などの量を減らして、価格を据え置く、実質値上げだ。)。50年で2倍ということは、1年に2%のインフレということになる。政府は物価上昇率2%を目標にしていたから、それは達成されていることになる。
 しかし、それが50年また続くと、住宅は50年前の4分の1の大きさになってしまう。つまり、2kのような一軒家だ。それを考えると、日本は経済衰退していたのではないかと言えそうだ。毎年2%ずつ貧しくなっていると。住宅をみるとそう思ってしまう。

103.人や社会の進歩は食料に依存する。
2020/05/04 14:46

 進歩はいつまでも続くというイメージがある。それは、あくまでもイメージである。人や社会の進歩は食料に依存する。人が死んでしまえば、進歩はない。食料がなければ、人は生きれない。だから、そう言える。まだ、地球上の食料生産が、人の需要を追い越したとは聞かない。しかし、いずれ、その日が来るかもしれない。そうすると、進歩のない人や社会となる。それでも進歩することは可能だろうが、それだと、その分人が飢え死ぬ。人や社会が良心的なら、これを許容しないであろう。それを前提にした経済体制を整えていく必要があるかもしれない。


共同研究a

102.経営安定の代わりに失ってしまったもの
2020/05/02 18:14

 最近の電機業界では、韓国メーカーと中国メーカーが強い。日本の電機企業はそれほど弱ってはいないが、海外市場ではなかなか数をさばけない。むしろ、日本の市場にこもって、エンクロージャー(囲い込み)をして稼いでいる始末である。例を挙げると、60型のテレビが海外では、韓国や中国メーカーが15万円程度で売っているのに、日本のメーカーは、その2割増しとか、国内では、50万円で売っているようだ。なぜ、国内で高く売れるのかと言うと、地デジ化して放送形式を固定したからである。他の国で普通に売られているテレビでは、日本の放送は観れない。だから、輸入品が入りづらいから高く売れる。
 日本企業は、国内で工作機械を作り、それを輸出している。これは結構な規模だ。もし、日本の電機メーカーと、韓国や中国の電機メーカーが同じ工作機械を使っていたら、日本のメーカーと、韓国や中国のメーカーと同じ質のものができるだろう。それなのに、なぜ日本のメーカーが作ったものは海外で売れないのか。一つは先に指摘した、価格の割高さである。日本のメーカーがブランド力を持っていれば、その価格でも売れるかもしれないが、残念ながらそれは難しいようだ。もう一つは、人の問題である。要するに、日本のメーカーが作った場合の方が、工場の労働力の問題で、製品の質が落ちてしまうことが考えられる。韓国や中国のメーカーの方が、工場の労働力の質が高いのかもしれない。日本のメーカーは90年代から、リストラで人員削減したり、工場の労働力を非正規労働者に置き換えた。つまり、経営を重視して、労働力を削減したわけである。この結果が出てか、わりと日本のメーカーは好調である。しかしながら、人を軽視したあまり、海外市場を失ってしまった。正社員が20年間作り続けるのと、非正規労働者が2年おきに入れ替わって生産するのでは、熟練の程度が違う。そういうわけで、経営としては良かっただろうが、かわりに、ブランド力を失ってしまったのだと思う。

参考文献:日本経済新聞社編『2020年からの警鐘2~怠慢な日本人』

101.2011年の原発事故について
2020/05/01 13:53

 2011年に福〇で原発事故が起きた。これで何が悪かったかというと、事故の懸念がはっせいした時に、そこで働いている作業員が、原子炉に海水を入れなかったことである。事故を起こした原子炉は合衆国企業が設計したものである。ちゃんと設計に、事故が起こりそうなら、海水を入れるという対処の仕方が含まれていた。事実、〇芝が管理していた原子炉は安全に停止された。何故、それと同じ敷地内にある原子炉が止められなかったのか。
 それは、複雑な雇用環境だろう。その作業員は、〇電の下請けかなんかだったのではないか。要するに、原子炉を安全にとめたその後に危惧があったんだろうと思う。要するに、原子炉をとめた後に、その原子炉が使えなくなり、その結果に誰が責任を持つのかということである。責任と書いたが、要するに、誰が請求書を受け取るかである。原子炉1基につき1000億円くらいはかかるかもしれない。事故が起こったのは、誰も請求書を受け取らなかったからだろう。普通の個人や企業が4000億円払うのはなかなか難しい。であるならば、原発の設計に、原発が使用不可能になった時に、誰が請求書を受け取るかも含めておくべきだろう。合衆国では止められる設計だが、日本市場では、そういう追加の設計が必要なのであろう。これは、他の外国製品にも言えることである。日本市場向けに、請求書の行き先を設計に含めておくべきだろう。


100.日本の政策的科学研究費について
2020/05/01 11:36

 毎年、各大学をはじめとして、研究者が政策的な科学研究費を申請し、受け取る。10年ほど前に、当時の政権党のある議員が言った「1番じゃなくて、2番じゃダメなんですか?(スーパーコンピューターの開発について)」が思い出される。これは多分、目標としては正しくないから否定含みだった。しかしながら、毎年GDP1%くらいを(5兆円)研究開発費にあてて、何ができたと言うんだろう。まともに市場で売れるものはできていないだろう。スーパーコンピューターだって、あまりいい順位ではない。研究開発には時間がかかる。しかし、20年前からみても、その成果が(100兆円使ったことになる。)ろくにでていないだろう。なにかがでてると言っても小粒だ。〇ニーのcdドライブの方がよっぽど売れているし、役に立っているだろう(今は、あまり売れていない。dvdになったり、〇ルーレイになったりしている。もっとも今は、普通のメモリを使うのが一般的になってきている。)。要するに、100兆円使っても、〇ニーに勝てなかったわけだ(それだけのお金があれば、〇ニーが10個買える。)。それなら、ベンチャーに投資した方が、資産にもなるし、ましだろうと思う(〇oogle10個育てた方がましだろう。)。
 そういうわけだから、研究開発費はやめないにせよ、支給の段階に経営者委員会を設けて、売り物になるものができるか、審査させると良いだろう。支給された研究開発費が、大学の建物の建設費の肩代わりにされているのではしょうがないと思うのである(研究開発費がどこかの大学の研究室に入れば、その分大学は、建設費にあてられる。)。

99.大学と勤務先のどちらを選ぶか。
2020/04/20 18:28

 00年代初頭。私は学生だった。アルバイトで稼いで学費を払っていた。ところが、当時は不景気で、牛丼が290円、ハンバーガーが60円だった。そんな事情は私の勤務先にもやってきた。人件費を減らすためだろう、経営合理化が行われた。単純に言うと、勤務時間を減らしたのだ。これでは学校に行けないと予測した私はその店を辞めて、他で働き始めた。しかし、うまく稼げず、その次の年には退学した。

 果たして、その勤め先を辞める選択は正しかったであろうか。普通の(22歳で卒業)新卒でないと、企業への就職は難しい。不景気であればなおさらだ。事実、その後何年かで私は大学を卒業した。しかし、就職はできなかった。つまり、非正規労働者になった。そこから、正規労働者になるのは難しい。

 それなら、勤務先を辞めずに、学校をやめれば良かったのではないか。それなら、生活もそれなりに安定するであろう。私にはその選択ができなかったが、若い人には考えてほしい。大学をオミットする考え方もあるのだ。

98.信念デフレと実測値リッチ
2020/04/01 20:51

 〇〇ノミクスでは、金融緩和が行われたのがその特徴である。これで行われた金融緩和は、単純に円が出回る量を増やした。つまり、札を増やしたのである。これが、500兆円と言われている。それまでに出回っていた札が500兆円だとすれば、1000兆円出回っているはずだ。これは何を意味するか。円の信用力が一定だとすれば(例えば500兆円)、その紙幣の信用力は1/2になるはずである(つまり、1000兆円で500兆円分の信用力)。つまり、その想定で言うと、500円だったものは、1000円で売られるはずである。こうやって、政府はインフレを起こそうとした。その目標は2%であったが、厳密に言うと100%のインフレ状態ができる。100万円の貯金が、50万円の価値しかないとなったら、大ショックである。ただその反面、お金を借りている方は、200万円の借金があったら、100万円の支払いで済むことになる。この場合、借りている方が有利であろう。負債を1300兆円抱える政府は、それを狙ったのか(650兆円の支払いで済む)、そういうことをやった。しかし、普通の人は、同じ1万円を、5000円の価値しかないとはみようとしない(信じようとしない)。お金をいくら払うか、いくらもらうかは、それぞれが決めることである。だから、インフレでないような取引がされるかもしれない。そうやって、人々の信念というフィルターを通すと、100%のインフレが、2%のインフレ程度に収まるんだろう。しかし、インスタントラーメンが17年前と比べて、およそ2倍になっている。そこでのインフレ率は100%である。このことからも、確実にインフレになっていると言えるだろう。要するに、紙幣の数が倍になった、2倍のインフレが起こると、実測値ベースで考える人は、同じものを売るにしても、価格を2倍にする。しかし、あまり人気のないものは、価格を2倍にしても売れないだけだ。つまり、必需品は、価格が2倍か、2倍に近づいているはずなのだ。しかし、信念で、1万円は、以前と同じ1万円の価値があると信じている人は、それは高すぎると思う。彼らに売れないと商品が余ってしまうだろうから、値下げをする。そういう信念デフレが起こっていると考えられる。
 しかし、実測値で考えた方が安全である。つまり、100円のものを100円で売って、10円利益がでるとしよう。しかし、その10円を使うときに5円の価値しかなかったら、5円損することになるからだ。それなら、200円で売って、110円利益を出した方が儲かるだろう。その利益が55円の価値しかなくてもだ。そういうもっとも人がシビアになるのが株式市場などであろう。今日(202041日)の終値は、18,065.41円である(https://finance.yahoo.co.jp/)。これは、〇〇ノミクス前(20121210日)と比べて、9,584.46円で、ほぼ2倍になっている。何故株価が2倍になったかというと、先に説明した通りだ。とりあえず、今日の終値くらいが妥当なのだろうが(ちょっと前までは、高すぎた。)、株価は、業績への期待も含まれるから、今の不況でまだ落ち込むことが考えられる。しかし、やはり、2倍前後で推移するだろう。今は2倍に近いから、まだ不況とは言えないかもしれない。業績への期待がまだ、通常レベルということだ。しかし、売り上げの落ちた企業が株価を下げるだろうから、株価は全体的に下がっていくと思われる。どこまで下がるかが今の不況の度合いだろう。いずれにせよ、実測値で商売した方が安全である。


97.現代の人間が長期的視野を持てないことについて
2020/03/30 03:46

 30年前は預金金利が5%とかついていた。要するに、今日我慢すれば、明日には、(0.05/365)分だけ豊かになる社会でした。しかし、今はほとんど利子はつかない。むしろ、マイナスの利子がつくくらいです。つまり、今日我慢しない方が得になっています。だから、現代人の視野は、未来ではなく、現在に移ってしまう。それが問題というのなら、金利を上げることでしょう。しかし、日本政府はやりたがらない。負債が多いからです。だとしたら、個人が努力するしかないですね。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200329-00337483-toyo-bus_all

96.2次大戦のおわり
2020/03/03 11:06

 1930年代、1940年代には、第2次世界大戦があった(とされる。)。それは、日本の国という視点では、1951年に、サンフランシスコ講和条約によって、「終わった。」とされる。しかし、本当にそれは終わったのだろうか。なにくそと努力していた人もいるのではないか。つまりは、経済戦争の継続である。その努力の結果、個人資産や、GDPは先進国と肩を並べるまでになった。
しかし、その「資源」はどこから得たものであろう。明治、大正期は、欧米の技術を取り入れた。その技術は、無料であろうか。違う。その分、金や銀が欧米に流出した。つまり、交換である。彼らは、合法的な方法で、手数を加えてそれを入手したと言われる(日経新聞社編『2020年からの警鐘』)。それはどういうことかというと、日本人が代価を払わないのであれば、ゲームのように抜いていくということである。日本人には、それが、不正に近く見えるかもしれないが、技術の代価という点をも考慮すれば、それは妥当である。つまり、しっかりと交換をするということである。
 戦後、その交換はしっかり行われたであろうか。残念ながら金や銀はそんなに残っていないであろう。だから交換は難しい。通貨や株を入手することもできるが、それがどれだけ信用できるだろう。日本人からみたら、通貨はそこそこ安定しているし、株もまた同様である。しかし、外国人が仮にそれを大規模に入手した場合、日本人がそれで何かを提供(労働も含む)したり、会社で働き続けるだろうか。そういうリスクがある。だから、昨今の交換の完了は、欧米人には達成しづらい面がある。要するに、請求書の処理が滞るである。それが、進むと、その他の方法で、取り立てることにもなろう。
 もし、日本人が、技術の代価を払わないとしたら、それは、戦争である。まだ、第2次大戦が続いていると言っても良いだろう。それを終わらすことができるかが、日本人に問われているであろう。今の日本の装備では、欧米の強国には武力ではかなわない。つまり、それに負けるか、支払いを拒み続けるなら、日本はどこかの属国か、植民地となるであろう。それが戦争である。

95.公共投資でいくか、「小さな政府」でいくか

2020/02/24 00:47

 経済学に、政府が行う公共投資の考え方がでてきて100年ほどになる。その他の考え方もあるが、最近の日本政府は、この公共投資を行っている。そうすると、市場での需要が強くなり、景気が良くなると思われている。これはあながち間違えではないが、政府がそれをすべきなのかは見解は分かれる。古典的には、市場に任せろだし、現代風だと、政府の役割を小さくしろである。そう見解が分かれるが、現状の日本政府は、公共投資をやめない。

 これを続けていくとどうなるか。ご存知の通り、日本政府の財政は赤字である。もし、公共投資のロジックを保ち続けると、現在では正の値の公共投資をしているが(10兆円など)、赤字でどうしようもなくなると、負の値の公共投資(-20兆円など)を行う可能性が出てくる。現実的にそんな馬鹿なことはやらないかもしれないが、ロジックとしてはそうなる。負の値の公共投資は、正の値の公共投資とは逆に、政府にサービスすることになる。簡単な言い方だと、労役であろう。ただでさえ、政府に税金を納めているのに、それに加えて、労役も加わるということだ。

 そんなことなら、公共投資はなくてもいいかもしれない。要するに、政府はあまり余計なことはするなである。そうやって、労役をする方向を選ぶか、「小さな政府」の方向を選ぶかは、国民次第である。

94.MMTが通用する国、しない国

2020/02/23 20:18

 MMT(現在貨幣理論)が話題になったりする。その一番の過激な主張は、政府がいくらでも借金しても市場に影響がないということだ。これは、この言葉をそのまま解釈すると、そんなことはないと言わざるを得ない。だから、MMTはインチキだとなる。では、市場が混乱しないで、政府が借金できるのはいくらまでだろう。単純に言うと、返済できそうな程度だろう。しかし、もっと言うと、担保がある限りとなる。ただ、政府がそんなに資産を持っているとはあまり聞かない。しかし、代わりに誰かが払う予定になっていれば、その人の信用の範囲までは借りられるだろう。

 日本政府は、既に1300兆円程度借金がある。これが問題にならないのは、日本人全体の金融資産が2000兆円程度あるからである。つまり、それで信用を保証している。だから、2000兆円程度までは政府は借りられる。この事例から言うと、MMTのいくらでも借りられるは間違いである。しかし、いつまでも、政府負債より、民間金融資産の方が大きかったらどうだである。つまり、いつまでも、民間金融資産が保証するわけである。この場合は、いくらでも借りられるは正しいとなる。これは可能なのか。残念ながら、日本では、個人金融資産の伸びよりも、政府負債の伸びの方が大きい。つまり、いつか(おそらく10年後から15年後)は、追い抜いてしまうわけだ。だから、この状況が変わらない限り、日本ではいくらでも借りられるにはならない。しかし、欧米では、個人金融資産がこの20年でほぼ2倍になっている。つまり、政府負債より、民間金融資産の伸びの方が大きいから、いくらでも借りられるは正しいとなる。日本人も金融資産を年率3%で運用できれば(政府負債の伸び、毎年50兆円。民間金融資産の運用益、3%60兆円)、いくらでも借りられるとなる(正確に言うと追い越さない程度にだ。)。日本人はそういう運用ができるであろうか。


93.私が考えるサイバー防衛

2020/02/14 04:38

 パソコンやっているといろいろありますね。正直言うと、私の力量ではパソコンを保守、維持できないと感じつつあります。この前、マルウェアにやられました。どうもバックグラウンドでいろいろ外部とやり取りしているらしい。もっと大きな団体のサイバー班が私くらいの力量だと、もう個人情報どころか、事故につながりかねない(電車が勝手に暴走したりというようなです。)。だから、自動運転車も危ないと思う。

 それならそれで、インターネットから離脱して、国内だけのネットワークにすればいいと思う。海外とやり取りしたい人は、許可制にしたらいい。私は海外のウェブサイトは見ないから、それでいいと思う。それで何か問題が起こるとしたら、日本国内で何か悪いことやっているか、「出島」経由でしょう。国内だったら警察権が及ぶので、普通に取り締まれる。問題は出島ですが、それも、一時的に遮断したり、許可した人に事情を訊くこともできるでしょう。その方が財産も守れると思うのです。


92.webにつながった製品とサイバー植民地戦争

2020/02/03 01:15

webにつながった製品というのがよく言われる。それがこれからの製品のように。しかし、それで良いのだろうか。一昨日、私のpcがマルウェアにやられて動かしにくくなった。それで、2日間かけて、ソフトウェアを救出した。登録したり、登録を解除しないともう一度使えないというものだからだ。救出は幸い成功したが、pcが動かしづらいのは変わらない。ウィルス対策ソフトは入っていたが、防がないどころか、このマルウェアの場合はかえって邪魔になる。それをアンインストールしてから、救出した。この後どうするかと言えば、pcを廃棄するようだろう。駆除する方法もあるだろうが、そんなに簡単とは思えない。要するにこのpcは使えないものになるわけだ。

 もし、webにつながった製品を使っていて、同じようにマルウェアをしかけられたらどうなるか。制御系にもコンピューターの技術が使われていたら、異常に冷たくする冷蔵庫や(多分、「冷蔵」しないようになった方が被害は大きいだろうが。)、異常に暑くなるエアコンということになりかねない。それを防ぐには、情報系(webにつなぐ部分)をセパレートにすればいいだろう。そうしないと、簡単に部品交換で修理できないからだ。個人ではなおし辛いだろう。要するに、設計的には、家電と別にパソコンがあれば良いということになる。そうしないと、悪意がある何かがある場合は危険だからだ。それなら、家電とpcを別に持てばいいともなる。pcだったらいくらでも売っている。

 私は、webにつながる製品を提案することは、サイバー界隈に強い人を利するものだと思う。もっと言えば、サイバー技術に強い国なんかが繁栄するだろう。どういうことかというと、サイバー世界の植民地戦争である。サイバー技術があるところが、その製品を(冷蔵庫の本質までは支配できないだろうが。)支配することになる。そういう戦争に参加したいのかというのが、これからそういう製品を作る人への問いだろう。勝てると思うならやってみるのも手だろう。しかし、日本人や企業は、pcの生産や保守に弱くなってきている。要するに、負けるだろうという話だ。それなら遠目からその戦争を見ていた方が良いと思う。

 2日間マルウェアと戦って疲れた。ネットワーク化して、労力を減らす手もあるだろうが、pc1台に、労働力が1人、極論すれば必要になる。それで守っても、売り上げが上がるわけでもない。ただ働きするようだ。そんなリスクを増やしていいとは思わない。ただ、それに参加する、参加しないは、個人の自由である。勝てそうなのは、合衆国人か中国人であろう。いずれにせよ、自分の家に外国の植民地ができるというのは面白くない。


91.小遣いは2万円でいけ

2020/01/04 19:19

 
 日本の輸出入統計では(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200103-00321681-toyo-bus_all)、もはや輸出入がほぼ均衡。海外に進出したメーカーなどが、海外での収益を持って帰って、収支が約20兆円の黒字となっている。

 20兆円と言えば、1人当たり20万円である。とりあえず、貿易で食料とエネルギーを買って、ほぼチャラ。要するに家計で言えば、メシと暖はとれる。しかし、海外製の何かを買えば、家は貧しくなる。かわりに円が出ていくからだ。収入は年に20万円。ということは、1か月あたり2万円だ。あとは、家族との交換で金や労働力がやりとりされるに過ぎない。

 こんな状況だから、小遣いは2万円で収めるべきだ。そうでないと、家が貧しくなる(資産を切り崩す)ということだからだ。サラリーマンの小遣いの平均は3万円と聞いたことがある。しかし、収支は、平均で2万円だから、2万円で収めた方が良いと思う。


90.車が6台もらえてたかもしれない話

2020/01/03 18:42

 自〇党が腐敗して、建設バブルが起こった。これは80年代後半から90年代前半の話。その処理に200兆円つかったと言う。それから、90年代後半から00年代前半にかけて、内需を増やすという理由で道路をたくさん作った。これで400兆円つかったと言う。それから、10年代前半から、後半にかけて、物価を上げるという理由から、500兆円の札の増刷を行ったと言う。合わせて1100兆円なり。

 1人当たり、1100万円つかったわけだから、車が1180万円とすると、6台買えることになる。バブル崩壊による不動産の値下がりを補填するために、お金をつかうより、道路にお金をつかうより、物価高にお金をつかうより、6台の車の配給があった方がどれほど有り難かったろう。その費用が、国の借金になっている。それは、受け取った方が請求書を処理していないからであろう。いや、請求書を出し忘れたのかもしれない。それなら、その6台分はプレゼントというわけだ。しかし、私は、6台どころか、1台も受け取っていない。ただ、勿論請求書も受け取っていない。その6台はどこに消えてしまったのか(正しくは先述の通りだ。)。多分、政府と庶民の間に入った業者が抜いてしまったのだろう。1台も届かないわけだから、かなりすごい業者だ。何社もあったのかもしれない。そうやって、中抜きされる支給より、直接届けてほしいものである。請求書が同時に届くなら、いや結構であるが。同じような話を北の国のこととして聞いたことがある。

89.人口を増やせは正しいか

2020/01/02 16:34

 少子化と言われている。これに対して、それで良いんだという人は少ない。何故か人口を増やせと大抵の人が言う。私は前者の立場だ。何故、人口を増やした方が良いのか。これは、多分、その増えた人口が働き手になるという前提があるからだろう。確かに働き手になるなら、それでも良いかもしれない。

 しかし、私はそれに懐疑的だ。なぜなら、いまの日本で本当の意味で働き手になっているのは、全労働者の1割だからだ。あとの9割は商人だ。その1割が稼いでいるからこそ、あとの9割が食べられるし、暖まれる。その1割が弱ってしまうと、7割の日本人が飢え死に、暖もとれなくなる。

 だから、その1割に入る子どもはぜひ多くなった方が良いが、残りの9割になる子どもはいらない。そういう事情がある。生物学では、生物が生き残る様を、自然淘汰で説明する。ようするに、優秀な個体だけが生き残るとする。だから、この説で言えば、日本人の少子化は、個体が優秀でないからとも言える。優秀な個体だけを残そうとするのは、タブーだからこれ以上言わない。

 江戸時代は、人口が3000万人くらいだったと言う。今の方が経済が良くなっているように思えるが、今は食糧自給率が40%だから、4800万人しか養えない。エネルギーは、江戸時代でも足りなかったそうだから、すぐに暖が取れなくなるだろう(はげ山ばかりになる。早い話が、江戸時代の方がまともだったわけだ。こういった議論をしないで単純に人口を増やせというのはどうかと思う。

 社会主義体制ならみな平等だろうが全員が貧乏だ。失敗の事例もある。だから、親が責任をとれる程度にすれば良いと思うのである。


88.合衆国と中国の覇権争いから合衆国が降りたらどうなるか。

2019/12/21 13:46

 合衆国と中国が覇権をめぐって争っているとする説がある。貿易をめぐって、合衆国発の製品をめぐって、両者はやりあっているとも言える。中国のGDPは、合衆国のGDPに迫っている。要するに経済規模にそれほど差がなくなっている。今後この差はどうなるかというと、差はなくなり、やがて中国が最も大きな経済国になるだろうと思われる。なぜなら、合衆国の労働力人口が2億人だとしたら、中国は8億人いるであろうからだ。GDPとは、労働の結果である。労働力が大きい方が大きくなる。つまり、合衆国が現状を維持しようと思えば、合衆国人が4倍働かなければならなくなる。単に、時間労働で測るとしたら、132時間労働が必要になる。これは無理である。

 今、エーアイやコンピューター関連技術で両者は競っているが、上のような前提があるために、経済競争としては、中国が有利である。これは何を意味するか。日本などが合衆国に追随したとしても、合衆国が競争を降りる可能性があるということだ。4倍の相手にいつまでも競えるわけではない。合衆国が、「世界の警察官」を降りる可能性があるということだ。合衆国は仮に経済力で中国に負けたとしても、自立した経済の維持が可能だ。

 しかし、日本は違う。エネルギー資源を輸入し、農産品を輸入しなければ、経済運営は今のところ困難だ。さらに、合衆国に追随した政策をとった場合、中国との関係が悪化する。その分防衛コストが上がるわけだから、これは避けた方が良いように思う。また、合衆国に頼らない防衛も考えておく必要があろう。


87.グローバル人材とは。(z7-249

2019/11/23 19:07

 わたしがカイガイにいたころ、ガッシュウコクジンのガッコウとよくレンシュウジアイをした。サッカーだから、あまり、ガッシュウコクジンは、ちからをいれていなかったかもしれない。それでも、かったり、まけたりした。わたしはごついフォワードだった。ガッシュウコクジンにもまけていなかったし、ほかのニホンジンもまぁまぁいいショウブだった。タイカクのいいホウがかつというわけではないが、そういうメンもある。ラグビーなんかではそれがケンチョだろう。スクラムでまけるからだ。そうやってシアイしたケイケンがあるから、しごとでもまけないというジシンがある。ガクセイジダイにそうそうまけなかったからだ。ニホンでは、チームワークというかもしれないが、すくなくともそのなかに、ガイジンとゴカクイジョウにたたかえるひとがいなければならない。ガイジンにかったケイケンがないと、フアンになるだろうからだ。サッカーでも、ダイヒョウは、ほとんどカイガイぐみだ。ガイジンといつもせっているから、それなりにたたかえる。いまのわかいサラリーマンは、カイガイにいくのをいやがるらしいが、それで、ガイジンとせらなきゃジシンがつかない。ほかのひとがいけばいいというかもしれないが、ガイジンとせるチャンスである。ラグビーみたいなキョウギは、スクラムでまけたら、もうどうにもならないだろう。だから、ガイジンとせりあうことのできるジンザイはいくらでもヒツヨウだ。キョウギでも、ガクシュウでも、しごとでも、そういうキガイをもってほしいとおもう。カンコクジンやチュウゴクジンにもまけはじめているからだ。


86.サコクはできない。

2019/11/16 17:35

 カイガイがどうだって、ニホンがよければいいというかんがえかたがある。たしかにそうかもしれない。しかし、いまのニホンにサコクはできない。なぜか。ショクリョウジキュウリツがよんジュッパーセントといわれる。ということは、サコクしたばあい、ロクわりのニホンジンがしぬ。そういうセンタクはしづらいであろう。また、ネンリョウもいまはほぼユニュウである。シチリンをひっぱりだしてきて、すみでゴハンをたくといったって、エドジダイ(ジンコウサンゼンマンニンテイド)でもはげやまができたというから(養老孟司 著書不明)、まずムリだ。そういうわけだから、カイガイとうまくやるヒツヨウがある。いまのところ、そうせざるをえないのである。


85.6247

2019/11/16 15:16

 中国人が「996」と言い、朝9時から、夜9時まで、週に6日働いているという。この労働時間は日本人の平均労働時間の2倍になる。つまり、日本人は中国人に2倍の速さで追いつかれ、スタートからだったら、ぶっちぎりで負けてしまうことになる。

 私も一時期、「6247」をやっていたことがある。つまり、朝6時から夜0時まで、週7日だ。これは、被雇用者なら違法だが、個人なら問題ではない。これをやっていたから今が楽しい。若い人には、そのくらいの気概は最低限持ってほしいと思う。中国人に負けっぱなしじゃ面白くないからである。


84.社会のいくさき

2019/11/06 17:02

ヨテイがタッセイされるには、つかえるシゲンがおおいホウがよい。ということは、かねもちほど、ヨテイがタッセイされやすいということである。ということは、かねもちがいいヨテイをのべないと、ほかのひとがメイワクすることになる。ようするに、かねもちは、いいリソウをもたなければならない。いいリソウをもっていれば、いいヨテイをたてるだろうからだ。かねもちになっても、さらにおかねをかせぐがモクヒョウでは、ほかがメイワクする。ガッシュウコクのひとが、チュウゴクジンにいろいろいうのには、そういうリユウがあるとおもう。つまり、どういうリソウなんだと。チュウゴクジンが、かねをもちはじめたからである。かつては、ニホンジンもたたかれた。あまりいいリソウがなかったかもしれない。チュウゴクジンもやはり、いいリソウがなければ、たとえば、ハケンをきそうのように。やはり、たたかれるであろう。そういうイミで、チュウゴクジンが、なにをリソウにするかは、チュウイするヒツヨウがあろう。

83.生体先端研究の問題

2019/10/27 10:37

 人工的な脳が研究されていると言う(https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191025-00010005-newsweek-int)。細胞を培養するのだろう。これに問題はないか。もし、その人口脳に意識があるとしたら問題であろう。

 人間には、社会的に人権が認められることが多い。それは、何について認められるのか。人間の身体について認められるとしたら、人間の細胞も人間の身体の一部だろうから、問題となる可能性がある。しかし、死んでしまった人間も、やはり身体があるだろうから、死人にも人権を認めろとなる。これは、今の社会では通らないであろう。だから、人間の身体ではないだろう。

 人間のライフに認めるとしたらどうか。それだと、培養された細胞も、生きているから、人権が認められるとなる。これも実験が多い今では難しいかもしれない。

 人間の意識に認めるとしたらどうか。これだと、普通の細胞培養は可能だろうが、脳の培養は意識があるだろうから、その脳を人権で保護しなければいけなくなる。

 そういうわけだから、1番目は論外として、2,3番目のどちらにも抵触する脳の培養はまずいとなる。だから、慎重に進めるべきだと思う。



82.地球温暖化の軽減策

2019/10/26 16:55

 地球温暖化が言われ始めてしばらく経つ。シーオーツーが原因とされたりするが、私は、燃料を「燃やす」ことが原因だと考えている(何かを燃やせば熱くなることは、ご存じの通りである。)。それなら、燃やすことを減らすにはどうしたら良いか。冬は暖かい方がいい。どうせ暖をとる。しかし、夏は涼しい方がいい。電気を使ってでも冷やすだろう。

 それなら、冬に燃料を使って発電し、夏にその電気を使えば良い。そんなに充電できるかであるが、北半球と南半球の季節の差を利用すれば可能だ。つまり、北南に電線を引くわけである。そうすれば、温暖化は、多少軽減されると思う。

81.日本経済がまわるわけ

2019/10/19 17:07

 先に、米を基本にした経済の話をした。これだと、日本のコメの生産量1000万石(市場価格で9000億円)に対して、平均的な労働者が年収400万円で、米の量で示すと、40石(1石、9万円)となる。こういった労働者が6000万人はいるから、40石×6000万人で24億石必要になる。つまり、生産量と給料の比が1:240であるわけだ。これでは、皆がお金をモノに替え始めたらインフレが起こる。その比が1:1だったら安心だ。そうするためには、労働者の給料を240分の1にする必要がある。そうすると年収480万円の人で2万円となる。1食米を100グラム食べるとすると、1年で100キログラム、市場価格で5万円である。給料が2万円だから、これでは食べていけない。なぜ、こうした数字があっても日本人は食べていけるのか。それは、貿易がうまくいっているからである(鎖国をしたら飢え死にが続発する。)。貿易(投資を含む)では、年間20兆円を稼ぐ。つまり、米の生産量の20倍である。だから、先のように経済を安定させても、給料が米の生産分からでは、2万円のところ、貿易の収入をたして42万円となる。だから、今の日本人は食うのには困らない。ただ、家を買うとかなると、40年間の給料の総計が1680万円だから、難しいとなる。賃貸住宅でも月2万円位に収めないと厳しいだろう。これが日本の実情である。国内生産が1000万石、貿易で2億石。収入と給料の比が、1:12。最悪、12倍のインフレが起こる可能性があるということだ(別の例えでは、100円のものを1200円で売っているのが今の経済ということになる。)。

80.石高の経済学

2019/10/19 11:16

 米は、市場価格で1キロ500円位である。1合(180g)が90円、1升が900円、1斗が9000円、1石が9万円となる。昔、日本では、経済力を米で測っていた。石高というやつである。100万石というと、かなりの経済力である。

 今のサラリーマンがいくらもらうかというと、年収400万円位が平均であろう。900万円という人もそれなりにいるだろう。それを石高で言うと、100石である。それだけもらえるのは、そこそこの侍だろう。サラリーマンの平均が400万円と言った。彼らは40石ぐらいだろうか。それが4000万人以上いる。40石×4000万人は、16億石である。果たして、これだけ米を生産しているだろうか。多分、国内では無理だ。せいぜい昔でも合計して1000万石位ではないか。要するに、侍に払い過ぎなわけである。生産力の160倍の給料を支払っている。これは完全な国内経済の失敗である。この状態で、皆がお金をモノに換えたら、160倍のインフレが起こることになる。そういうわけだから、まっとうな経済を目指すには、賃金を160分の1にしなければならない。年収480万円の人だったら、年収3万円だ。この額で生活するのは大変だろうが、米で支払ってもらえば、そこそこ生活できるだろう(1100グラムで、1年で100キログラム、5斗位である。5×9000円で赤字がでるが、まぁ調整してである。言ってしまえば、普通のサラリーマンでは、普通の経済下では食えないということだ。だが、情けもあるだろう。)。まぁ、3斗の侍では生活はしづらいであろう。農業をもっとやった方がいいのかもしれない。まぁ、日本人が増え過ぎたのだろう。江戸時代で人口3000万人と言う。その位になれば、給料が4倍に、つまり12斗になるだろうから、余裕もできるだろう。人口を増やせと言うが、減らした方が、日本人は暮らしやすいだろう。

79.現状の働き方では、40年は好景気はやってこない。

2019/10/19 05:16 

 政府に「景気対策」を求める声があるらしいが(産経新聞 「産経FNN合同調査 参院選有権者の関心は年金4割 憲法改正は4番目」、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190708-00000558-san-pol)、政府・日銀の金融緩和の効果により、現状の働き方では、遅くとも20年後には、推定3倍のインフレにみまわれることが予想される

だから、私は、日本人は、インフレを打ち消すために、1.4倍の労働(合衆国人並み)をすれば良いと考えるが、現実的には、1.2倍の労働(ドイツ人並み)で、2倍のインフレになるため、貯金が2000万円必要というシナリオに進むとも思われる。

 政府の景気対策は、お金を使うものなので、それをすると、誰かの赤字が、政府に付け替えられることになる。政府の財政赤字は深刻なので、もはやできることは少ないと思われる。もう最低20年分は、金融緩和で景気対策してしまったし(1.2倍の労働の線では、40年だ。)その先の未来から借りてくることになる。老いているか、子供がいなければ、30年先、50年先から借りてくることは考えられるが、それはちょっと若い人がかわいそうである。それよりも、インフレになって、個人金融資産がなくなって、外国人に株や不動産を買われ、実質的な植民地になる線が心配される。

 そうならないために、個人が努力すべきだと思う。もう日本には「好景気」という資源はないのである。よく働いて、よく貯金する。昭和の生き方だがそれが良いと思うのである。



78.贅沢するのは400万円貯めてからにしろ

2019/10/18 20:00

 人間が生涯食べていくためには、どのくらいのお金が必要であろうか。米だけを食べるとすると(例えば、1100グラムとする。)、3食で300グラム、1か月で9キログラム、1年で約100キログラム、80年で8000キログラムである。これを市場価格で買うと、10キログラムで5000円、1000キログラムで500000円、8000キログラムで4000000円となる。つまり、400万円あれば、一生食べていけることになる。

 しかし、貯金がなければ、いくらその時に働いていたとしても、先はわからない。食べていけなくなる可能性がある。だから、その貯金がないなら、贅沢をしない方がいい。言い換えると、贅沢をするなら、400万円貯めてからにしろというわけだ。その方が手堅い。


77.20年後の物価は倍に?

2019/10/18 15:48

 前に日本人が4割増しで働かないと、20年後(遅くとも)の物価が上がる話をした。

 

 日銀の金融緩和の効果である。正直、生産性を4割上げるのは厳しいだろう。合衆国人並みの働き方である(●)。だから、私は2割増しの線も同時に想定した。それだと、ドイツ人並みの働き方になる(●)。また、物価が2倍になる。それで耐えられる人もいるだろうが、耐えられない人もいるだろう。それなら貯金をしておけばいいかもしれない。前に、「2000万円の貯金」を奨励する話があったが、非難を浴びて撤回させられた。しかし、その2000万円があれば、物価が倍になっても食べていける(年間100万円の支出が倍になり200万円とする。これで20年もつ。)。

 そういえば、と思い出したのが、政府の「GDP600兆円にする。」という目標だ。今が500兆円程度だから、1.2倍にするということである。なるほどと。政府は、日本人が4割増しで働くことではなくて、2割増しで働くことを想定しているのかも知れない。それだと、前述の様に、物価は2倍である。さあ、貯金だと。


76.幕府の遺産のアップグレード

2019/10/17 16:59

 利根川と渡良瀬川の合流地点で水が氾濫したと言う(ニッテレnews24「埼玉県加須市流れる利根川、堤防決壊の恐れ」、https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20191013-00000530-nnn-soci)。かつて、江戸幕府は、江戸を水害から守るために川の流れを変えて、今の利根川にしたと言う(養老孟司、著書名不明)。確かにそのため先の台風でも、都内にあまり被害はなかったと思う。しかし、上に挙げた点が課題として残る。

 私が見る感じでは、この地点の合流は角度がきつすぎる(ほぼ90度、図1)。だから、もう少し角度を減じてはどうかと思う(図2)。

画像1画像2

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75.地震の予知について

2019/10/17 14:03 

 前に、「エル(ウンドウ) イコール イー(デンキ)である(『ひかりがあるところにはジュウリョクがある。』ジュウイチ)。そのために、チカクのデンキをとらえられれば、ジシンはヨソクカノウとなる。」と書いた。

そういったロジック(別かもしれません。)の地震予知が実用化しそうだ(読売テレビ「電子の異常が地震の前兆研究成果を発表」)。

これで、地震による被害が減ればと思う。


74.明治維新は幕府の財政破綻により起こった。

2019/09/23 15:16

 現在の日本で、たまに、鎖国してしまえばいいといった感を受けることがある。そんなに贅沢しなければ、経済はうまく回るのではという期待だ。ただこれは難しい。例えば、江戸時代の生活に戻したとしても問題がある。それは、一つは、エネルギーである。石油は輸入でしか手に入らないので、製品をつくり、交易する必要がある。海外とやりとりがないと売れる製品はつくれないだろう。それでは鎖国は難しい。石油に頼らないとしたら、薪木と石炭だろう。ただ、薪木や石炭で走る車は今のところつくられていないから、ガソリン車はすべて使えないとなる。魚も捕れないから貴重品になろう。石炭で発電して、電車を走らせるのがせいぜいだろう。他の家庭用のエネルギーは、すべて薪木となる。しかし、これも問題だ。何が問題かというと、足りないのである。江戸時代に日本の人口が3000万人だったなどと言う。しかし、その数でも、薪木が足りなくなって、はげ山ができたと言う。今の人口は12000万人だから、まず、短期間で砂漠化してしまう。要するに、鎖国は無理なのである。

 もう一つの問題がある。それは、財政である。江戸時代の生活は良いと思われているかもしれないが、後期には、幕府の借金が膨らんだ。それは、支出の2/3が借金の支払いにあてられたと言う。つまりどういうことかというと、江戸幕府はできた当時は金があったが、後期になると、借金まみれになったということだ。つまり、この財政面からも鎖国は難しいと言えるだろう。ちなみに、江戸幕府は、明治の志士によって倒されたと言われるが、借金が膨らんで勝手に倒れたとも言える。その借金の清算のために、明治政府ができたのであろう。あまりこういうことは言われていないが、お金の問題はやはり大きいだろう(江戸幕府にお金があったら、志士たちを討伐していただろう。)。これは、今の日本の問題にもつながる。まだ行政府の財政に占める借金は1/2だが、これから年々膨らんでいく。また清算が必要かもしれない。

参考文献:

 養老孟司 数点

 堺屋太一『第三の敗戦』


73.トゥルーについて

2019/09/23 07:24

 世の中には、「大きなトゥルー」と「小さなトゥルー」がある。それはどういうことか。国際政治で言えば、「国際協調路線」と「国益重視路線」である。そのどちらも「トゥルー」であろう。ただ、大きいか、小さいかの違いである。人間は小さいから、小さなトゥルーを選択するのは、わりと普通であろう。学問でもそうだろう。広く人々に共有されるトゥルーもあれば、ローカルでしか通用しないトゥルーもある。要するにそれは、人の好みの問題である。
 今の国際政治は、わりと国益重視だと言われる(特に合衆国だ。)。そのことを、大きなトゥルー派は、「ポストトゥルース(真実が終わった後)」などと言うらしい。たしかに、大きなトゥルーの方が、平和かもしれない。しかし、やはり好みの問題でもあろう。もっというと、どちらの方が、人間が良く暮らせるかと問うことができる。一方が一方の批判をするが、そういう議論はあまりない。その問いを経済学が議論すればいい。大きなトゥルーのが、よく暮らせるのならば、大きい方を目指せば良いし、小さい方がよく暮らせるのならば、小さい方を目指せば良い。どうしても大きい方が必要なら、トゥルー税をとる手もあろう。トゥルーだけで人は生活できないから、そう問うてしまう。

参考文献:養老孟司『脳が語る身体』


72.モノのカカクの考え方 地球温暖化対策として

2019/09/17 10:29

ものをとおくにはこぶと、それだけネンリョウがかかる。だから、チキュウオンダンカをボウシするには、ちかくのものをかうといいとかいた()。また、セイヒンに、はこんだキョリなどをかいたりと。しかし、キョリではわかりづらいから、ギジテキなキンガクでかいたらどうかとおもう。あるところから、はこんだチーズはサンビャクエンで、ツイカテキヒヨウ、(オンダンカタイサクにつかうようなヒヨウ。)はニヒャクエーディーズとか。ニヒャクエーディーズとは、ニヒャクエンブンのユソウコスト(ツイカヒヨウブン)である。フツウ、そのコストは、カカクにふくまれるが、いまのところ、オンダンカタイサクヒは、カカクにふくまれていない。だから、このようになる。もし、コクサイカイギで、ゼンカイイッチなら、「ツイカテキヒヨウ」をカカクにふくめてもいいだろうが、いまのところ、まとまるケハイはない。だから、こうなる。ゴネドクをふせぐためである。だから、カカクメンでは、ニホンサンのギュウニクはたかいが、エーディーズをふくめれば、キョウソウリョクはあるだろう。


71.生きるか、死ぬかは、自分で選べる? z

2019/09/10 05:29

 しにそうになったひとは、いきのこったあと、「サンズのかわ」をみたとか、そういうイメージがどうも、いきるか、しぬかのときには、あらわれるらしい。タブン、そのかわをわたってしまったら、アウトなんだろう(たとえば、シャカイからだ。)。ということは、ニンゲンは、そのひとのイシで、いきるか、しぬのかをえらべるのかもしれない。しかし、キョウセイテキなアウトもあるだろう。ゲンドがあるだろうからだ。



70.お金を使わせようとする政府、貯金する個人

20190712

 日本では若い人が車を買わないなどと言われてだいぶ経つ。シェアリング・サービスというのもでてきたし、ファストファッションも選択肢が増えた。要するに、あまり消費しない人が増えたということだ。消費が伸びないと、給料も上がらないし、経済成長もない。ここ最近10年はそんな感じだった。それが統計にも表れている(下図)。

(●)

 ドル中心の見方だが(各国の経済成長率は、「インフレ率」としてみることができる。)、この図表をみると、これが日本だけの現象ではないことが分かる。合衆国や中国を除いて、主要国はそんな感じだ。特に日本にやや遅れて2013年くらいから、経済の横ばいが続いている。この頃に何があったか。金融緩和であろう。中央銀行が紙幣を増刷することで、その通貨の価値を弱める手法だ。日本だと、それをすれば、円安が期待される。そうすると、輸出が有利になる。それをやられては、他の国がかなわないので、協調的に金融緩和する。そうやってある意味均衡が保たれた。

 しかし、これには欠点がある。それは、物価が上がるという作用だ。これは、すぐに表れるとは限らない。そういう事態が想定されるとどうなるか。政府が個人に消費をするように求めても、個人は、インフレに備えて、貯金するのである。その行動が常態化したのが今の先進国の経済である。つまり、インフレが収まるまで、経済成長はないかもしれないわけである。

 だから、個人が何か製品を選択するときには、他の何かを買わないということになる。新興企業や個人にとっては厳しい社会であろう。

 これを追ってか、中国も成長が鈍化している。やはり個人のお金は貯金にまわるだろうか。

 ただ合衆国だけが成長を続けている。ただ、政府負債の問題や加熱した景気の中、だれが赤字を引き受けるのかという問題がある。もし、あなたが挑戦者なら、合衆国か新興国に行くといいだろう。


69.現状の働き方では、40年は好景気はやってこない。
20190711

 政府に「景気対策」を求める声があるらしいが(産経新聞 「産経FNN合同調査 参院選有権者の関心は年金4割 憲法改正は4番目」、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190708-00000558-san-pol)、政府・日銀の金融緩和の効果により、現状の働き方では、遅くとも20年後には、推定3倍のインフレにみまわれることが予想される

だから、私は、日本人は、インフレを打ち消すために、1.4倍の労働(合衆国人並み)
をすれば良いと考えるが、現実的には、1.2倍の労働(ドイツ人並み)で、2倍のインフレになるため、貯金が2000万円必要というシナリオに進むとも思われる。

 政府の景気対策は、お金を使うものなので、それをすると、誰かの赤字が、政府に付け替えられることになる。政府の財政赤字は深刻なので、もはやできることは少ないと思われる。もう最低20年分は、金融緩和で景気対策してしまったし(1.2倍の労働の線では、40年だ。)その先の未来から借りてくることになる。老いているか、子供がいなければ、30年先、50年先から借りてくることは考えられるが、それはちょっと若い人がかわいそうである。それよりも、インフレになって、個人金融資産がなくなって、外国人に株や不動産を買われ、実質的な植民地になる線が心配される。

 そうならないために、個人が努力すべきだと思う。もう日本には「好景気」という資源はないのである。よく働いて、よく貯金する。昭和の生き方だがそれが良いと思うのである。

68.合衆国人と同じくらい働こう
20190710

 今後20年で日本経済がインフレに見舞われる可能性があることを報告した。


これを防ぐには、
1.4倍の労働生産性を達成することだとも報告した。

 1.4倍とはどんなものか。下の購買力平価による1人あたり国内総生産で見てみよう。

pgdp01.png

(●)

 1.4倍は、合衆国である。つまり、合衆国人のようによく働けばインフレは起こらないとなる。しかし、現実的には厳しい。そこで、2番目の提案である。それは、1.2倍働いて、20年後までに貯金を2000万円をするというものである。何故、貯金をするかというと、2倍のインフレに見舞われるからである。それでも、現状に比べて1.2倍の労働が続けば、インフレは40年後にはおさまる。それまでの生活資金としてである。

 1.2倍は、ドイツである。ドイツ人のようによく働くことが大事となる。これができないとなると、日本は植民地のようになっていく。インフレ、金融資産の欠乏により、株安、不動産価格が下がるからだ。それを外国人に買われるということが想定される。

 とにかく、どちらかの線で努力する必要があるだろう。

引用:総務省統計局 「世界の統計2019



67.下駄履きの外交から素足の外交へ

20190710

 韓国との摩擦が心配されます。日本では調子の良い韓国企業の事例の他は、あまり韓国経済のことは報道されませんが、実態はどうなのでしょう。以下は、購買力平価で調整した1人あたりgdpです。

pgdp01.png

 これは、全ての国を網羅したわけではありませんが(産油国などは除いてあります。)、ほぼ工業国のなかで日本は18位です。どうも第3位の経済大国というイメージが流布されているため、ピンとこないかもしれませんが、よくある1人あたりgdpでも結果は似たようなものでしょう。なかに「oecd平均」という数字がありますが、これは、実質的な先進国平均です。日本はそのあたりということになります。やはり、ヨーロッパの国が多いです。

 韓国も23位になっています。まだ遅れた国というイメージがありますが、もうほぼ日本と並ぶような国です。日本は、この国と摩擦を起こしています。これは、もはや先進国同士の対立です。このデータから言うと、衝突したら、ほぼ同程度のダメージを双方が受けます。それを賢いというでしょうか。

 日本は合衆国のプレゼンスに頼った下駄履き外交をしてきました。つまり、実力より傲慢なわけです。それをそろそろやめて、実際的な素足の外交をしたら良いかと思います。

引用:総務省統計局 「世界の統計2019


66.改善が上手いのはどの国

20190708

 「改善」という言葉がビジネス界で普及し、英語に入る日本語になったとか。その改善ですが、今ではどこの国が上手いのか。 

 下の図表は、技術の輸出入の統計です(総務省統計局 「世界の統計2019」)。


 

 日本は輸入が少なく、輸出が多い。技術立国という感じです。最も輸出入の差し引きが多いのは、合衆国です。また、合衆国は輸出も輸入も1位です。他に輸出入が多いのは、ドイツ、オランダです。オランダは差し引きがいまいちですが、合衆国とドイツは、技術を輸入して、それ以上輸出するという様が読み取れます。単に輸入した技術を、改善して輸出すると考えれば、合衆国とドイツが改善が上手い国と言えそうです。イギリスもまたそうでしょう。イギリスの場合は、稼いだ分だけ輸入するようですから、最も経済的な改善が行われているかもしれません。オランダは、積極的にお金を使っていますから、大化けするかもしれません(15年前と比べ3倍の規模)。


65.大学に行くのが得か

2019/07/13 17:51

 私は大学に行くのに苦労した。両親がお金を持ってなかったわけでない。ただ、自分で学費を出しただけだ。通常のアルバイトに加え、休み中には、他でもアルバイトした。それでも、景気が悪かったから苦労した。アルバイトばかりやっていると、宿題ができなかったりする。そんなのを体験したから、自分で稼いで大学に行くのは難しいと分かった。

 果たして大学にいくのが得だろうか。学費が4年間で400万円かかったとする。400万を学費ではなくて、生活のために使うとしよう。米の値段は5kg2000円前後だ。1回に100g食べるとしたら、140円だ。400万円というのは、10万食に相当する。10万食とは何か。13食食べるとしたら、3.3万食。1年は365日だから、およそ100年分である。つまり、400万円というのは、一生分の米を買えてしまう値段だ。

 米一生分を出して、大学に行くのが得か。よく考えてみたらどうか。一生分の食料があったとしたら、何だってできるだろう。その自由と引き換えに大学に行くか。


64.スーパー敗戦国からの脱却

2019/07/08 12:55

 合衆国が「日米安保条約」を再検討しているという。日本政府は火消しに走ったらしいが、これは、かねてからの合衆国の規定路線とも言われる。つまり、東アジア地域からの撤退である。

 日本人は、「村山談話」で、80年ほど前の戦争について公式に反省した。しかしながら、なにか具体的に行動したという話は聞かない。むしろその後、日本人は右傾化したと言われる。

 日本の周辺には大国が多い。もし、日本が独自防衛をすると考えるならば、防衛力と同時に、周辺国と友好を深める外交力が大事である。しかしながら、隣の国とまぁうまくやっているようだが、尖閣諸島についての領土問題がある。また、北の国とは、領土返還問題で平和条約を開始するに至っていない。また、北の半島とは、経済制裁という対決ムードであるし、もう一方で戦後処理でもめている。

 つまり、これだけ外交がまずいわけである。それでも何とか防衛できているのは、米軍のプレゼンスによる。米軍が日本に駐留するようになったのは、日本が敗戦したからであるが、その後の東西冷戦によって、合衆国側とソ連側が対峙し、その前線である日本に基地が必要だったからである。しかし、その東西冷戦は緩和し、冒頭に述べたように、合衆国は手を引きたがっている。

 これまでは、米軍のプレゼンスによるスーパー敗戦国だったが、今後は、米軍のプレゼンスのない、ただの敗戦国になる可能性がある。それなら、敗戦国がどうするべきか、防衛をどうするか、外交をどうするか、そのシナリオを実現可能なかたちで検討する必要があろう。米軍のプレゼンスをあてにした傲慢な外交から、早いうちに普通の外交に切り替えるべきであろう。

 北の半島と無駄な闘争をしたり、領土問題で譲歩しないというのは聞こえはよいが、日本にとって大事なのは、平和であって、大国のように国益を前面に押し出すことではないと思う。労働生産性では30位程度になってしまっているから(少なくとも未来における経済力の順位である。)、小国として、うまくマネージするようであろう。


63.政治家を選ぶのでなく、コンピューター・サーバーを選ぼう。

2019/07/06 16:04

 政治家は、「景気が悪い。」というと、お金を出したがる。いわゆる「景気対策」である。もうこれは止められないかもしれない。与党が出さないとなると、野党が出しましょうと言うだろう。そして政権交代である。緊縮財政をするのが、日本の様な財政赤字の多い国にとってはまともな行動だと思うが、そういう政党はなかなか出てこない。要するに、財布の紐を締めるだ。それができない。

 それならば、またお金を放出して経済をインフレの嵐にしてしまう前に、対応策がある。

 それは、キャッシュ・レジスターの導入である。よく商店にあるあれだ。それに、国家予算の全額を入れる。とても大型になるだろう。これはどういうことかというと、必要な額しかお金が出てこないということである。その承認を政府や財務省がやってもいいが、それだと問題は解消しない。だから、一つのコンピューター・サーバーを立てて、国民の許可を取るわけである。今は、コンピューター・ネットワークや電話回線など、通信が発展しているので、簡単に国民が答えられる。

 国民のメールアドレスなどを登録してもらい(そのサーバーで発行しても良い。)、そこから、「電子投票のお願い」などとメールを全国民または、納税者に送り、その予算の執行(例えば、公共工事4000億円とする。)を許可するかどうかを審査してもらうのである。

 多数決で予算の執行の可否を決めてもいいだろうが、賛成分の予算執行を可能にして、少なく執行することもできるだろう(賛成40%、反対60%で、1600億円の執行)。

 この審査が終わった後に、レジスターにデータを送れば、めでたく予算執行となる。

 このやり方(審査)が慣れてくると、法案の公布の可否を国民が審査することもできるだろう。これは、直接民主主義に似ている。通信の技術がそれを可能にするわけだ。

 国民も、「明日の午後5時までに投票して下さい。」とメールを受け取るけだから、割と負担もないだろう。難しい内容なら、そのサーバーにプレゼンテーションを掲載するといい。

以上が、無駄なお金の放出を減らすための案である。政治家が日銀と組んで何かやるようなら、日銀の決定も審査するようにすればいい。これは、つまるところ、代議員は要らないということである。行政員と最小限の政府機関とコンピューター・サーバーがあればよい。そういう改革も良いかもしれない。

62.ファイナンシャル・フォルト(ff)と今後

2019/07/06 15:23

 下のグラフを見てもらいたい。

(●)

これは、過去に行われた政治によるお金の放出のグラフである。はじめはバブル経済のはじまり頃に設定した。バブルが弾けて、その処理に推定200兆円を政府は放出した。これは、一言で言うと、自○党が建設業界と絡んで投資した結果のいわゆる腐敗である(ff1)

ff2は、合衆国に内需を拡大しろと言われて行った公共投資。これが、推定400兆円。

ff3は、国内経済を浮揚させるために政府。日銀が行った金融緩和。これも推定500兆円。

このグラフを見て、その先が気にならないだろうか。中学校で習った一次関数を使えば、予測ができる。気になる方は、計算してみるといい。多分、2030年頃に700800兆円である。

私の試算では、もう次のff4をやる余力は日本経済にはない。つまりやったらやったで、数倍のインフレに見舞われるということだ。ただでさえ、ff3で、3倍のインフレ圧力ができている(●)。

これをやったら、日本経済は大混乱かつ終わりと考えてよいだろう。

どうすれば、この直線の予測を止めることができるだろう。次にその案を示す(●)

*引用:大前研一さん、文献不明


61.報告。再び喪失されました今後20年。

2019/07/06 14:14

 「喪失された20年」というようなことを言う。「30年」にしないように頑張っているわけだが、別スレッドで「今後20年」が「喪失された」ことが確定した。それは、政府・日銀の金融緩和である。この額が、日本の経常収支と、その現状維持した場合の将来分を奪ってしまったからだ。つまり、今のままの努力では、日本は、今後20年間全く経済成長しないことになる。ただ、国内総生産やインフレ率などの数字は今まで通りか、上がるだろう。給料も多少上がるかもしれない。しかし、その分インフレになるので、買える量は変わらない。また「喪失」しないように頑張りたいものです。


60.米中貿易。儲かるからやっているだけ。

2019/07/06 10:45

合衆国が中国と「貿易戦争」をしているという説がある。しかし、これは間違った認識だ。確かに摩擦はあろうが、関税合戦はお互いに利益をもたらす。

合衆国が中国製品に関税をかけると、合衆国政府が儲かり、また、合衆国内での生産が増え、雇用が増える。これは、中国にとっても同じこと。関税合戦をやっていると、以上の4つの利点がある。だから、「貿易戦争」のように見えても、お互いが儲けるという立場でやっているとみた方がいいだろう。


59.ねつがつたわるわけ z
2019/07/03 17:00
 

ねつもまたそうだとかんがえられる()。
ねつは、ダブリュエー(ねつ) イコール イーエル(デンキ) かける ダブリュ(シツリョウ)である()。だから、ねつもシツリョウがレイならハッセイしない。また、コウセイのちかくにあっても、シツリョウがレイなら、ねつがない(うつらない)となる。だから、ねつデンドウセイがたかいのは、シツリョウがおおきなものとなる。わたしたちも、シツリョウがあるから、ねつをかんじるということだ。


58.ひかりがひかるわけ z

2019/07/03 16:58

 ひかりはデンキのイッシュとかいた()。デンキは、イーエル(デンキ) イコール イー(エネルギー) わる ダブリュ(シツリョウ)であらわせる()。つまり、シツリョウがレイなら、ひからないわけである。たとえば、コウセイからひかりがでたとする。とどいたさきのなにかが、シツリョウがレイなら、それはひからない。ウチュウクウカンもそうかもしれない。ほしはひかっているが、クウカンはひからないだだろう。つまり、ひかるのは、うけてのモンダイだということだ。わたしたちのめには、タイヨウがひかってみえるが、それは、うけてであるわたしたちのめに、シツリョウがあるからだ。つまり、ひかりにドウチョウカノウなわけだ。


57.庶民向けインフレ対策

2019/06/28 22:28

 20年後には物価が3倍になる可能性がある。

まだ分からないから、あくまでも可能性だ。よくはたらけば、物価上昇はないかもしれないし、なまければ、少なくとも3倍になる。また、政府負債の処理で物価が上がる可能性もある。

金融庁は最近、老後のために「2000万円貯金」という報告をだした。それを打ち消しているが、間違いではないと思う。

しかし、2000万円貯めるには難しさもある。そこでミニマム版の貯金を計算してみた。毎月の食費が10000円で済むのなら、物価が3倍になったときには30000円だから、毎月30000万円貯めるか、20000円貯めれば良い。それで、20年で720万円、480万円になる。これなら収入が少なくてもできるのではないか。しかし、これは食費だけの貯金である。しかし、これがあれば飢え死ぬことはなさそうである。

*これは、3倍のインフレを想定しています。それ以上のインフレには対応していません。


56.20年後の経済への3つの案

2019/06/25 13:49

はじめに 政府負債の整理

 日本の経済状態を鑑みると、遅くとも20年後には、国債発行残高が個人金融資産を上回ることになります。それが何を意味するかというと、それ以後発行する日本政府の国債は、個人金融資産という担保のない無保証状態になります。つまりそれ以後は、返すあてのない赤字国債となります。そもそもそれを買う人がいるのかも分かりません。つまり、政府をはじめ、行政機関、地方自治体が機能を停止する可能性があります。行政機関には、国防、警察、福祉など欠かせないものもあります。

  それらを維持し続けるには、累積した2000兆円の赤字となった国債を清算するか、日銀に紙幣を大量に刷らせる位しかありません。そうすると、数倍に物価が高騰するハイパーインフレになります。これでは、食べていくのにも困難な人がでるでしょう。それに対して何か対策を講じるのは当たり前のようにも思えます。次から3つの対策を考えてみましたので、述べてみたいと思います。

 1.多様な国プラン

 現状の経済体制を維持を維持したとします。ここでは政府負債を個人金融資産で清算するとします。それで、個人は金融資産がなくなります。そうすると、投資ができなくなりますから、株価と不動産が安くなることが考えられます。ですから、その安くなった株や不動産を海外の人が買うかもしれません。そうすると、3軒に1軒は外国人が住むというような多様な国になるのではないでしょうか。人と同時に、外国の料理も増えるでしょう。『新大久保」のようなところになると考えると、分かりやすいかもしれません。そうすると、日本の文化や伝統はあまり見られなくなるでしょう。英語を公用語にするかもしれません。

 海外の人にそれらを買われるのを防止するために、土地などを国有化すべきでしょうか?左派政党の得意としそうな案ですが、これは、そうやって不動産や文化、伝統を守っても、政府が新規に国債を発行し続ける限り、やがて返済の必要に迫られ売却となると思います。つまり、一時しのぎの案だということです。次に2つ目の対策を紹介します。

2.ただばたらきプラン 中進国路線

 政府負債を整理する方法としてただばたらきの導入が考えられます。歴史的には労役という方法がありましたので、唐突ではありません。GDPベースで考えると、労働人口をすべて投入で、すくなくとも4年間(500兆円×4年間)必要でしょう。そうすると、政府の負債はなくなる計算になります。また、参加、不参加(そのかわりに、個人資産の一部を納付する。)を個人で決められるようにしても良いでしょう。例えば、労働人口の1/3ずつを不参加者を除いて合計12年間実行するということができるでしょう。この場合、ここ5年のうちにはじめる必要があります。

 問題としては、労働意欲が上がらず、GDPが下がるということがあります。ですから、経済大国から国際的な中進国へ、例えば、30位の国になっていくでしょう。しかし、個人金融資産が残りますので、わりと、その後は豊かに暮らせるかもしれません。この場合、ただばたらき参加者に、食料の支給、集合住宅の貸与が必要になるでしょう。

3.労働生産性の問題

 日本人は海外との貿易また投資によって、収入を得ています。その統計を経常収支と言います。ばらつきはありますが、1年間に20兆円は黒字がでます。このおかげで日本人はわりと豊かに暮らせます。

 しかし、一方で、政府は赤字をだし続けています。先に述べました国債に換ります。その額が10年ほど前から毎年50兆円ほどでています。

 経常収支から政府の赤字を差し引くと、毎年30兆円の赤字です。1人当たり約20万円の赤字です。労働人口あたり40万円の赤字で、その政府の赤字を埋めるためには、年間労働人口あたり40万円給料が実質的に減少しています。つまり、政府の財政赤字がなければ、給料が上げっていたことになります(政府の財政赤字がなかった場合、労働人口あたり年間26万円上がっていたことになります。)。これが、他の先進国の人と比べて日本人の給料が上がらなかった理由です。これは、主に高齢化が原因ですから、仕方ないかと思います。しかし、この10年間で400万円分給料が実質的に下がったわけですから、車2台分を買えなかったことになります。

 10年前、年収450万の人の場合、10年後の今、1年に実質40万円ずつ、実質400万円給料がさがったわけですから、実質収入は50万円になっているはずです。ところがこれは後で説明する理由で見えません。450万円程度は給料を受け取っているはずです。

 10年前に、非正規雇用の年収200万の人の場合、給料が同じく実質400万円さがっているはずですから、実質200万円の赤字です。つまり実質200万円分ただばたらきをしていることになります。今までただばたらきしていた人は、実質400万円の赤字です。つまり、実質400万円分ただばたらきをしていることになります。これは厳しい2倍ただばたらき労働力です。

 ところで、日本人の中には、国際競争力のある従業員と国際競争力のない従業員がいます。国際競争力のある従業員とは、国際的に競っていける労働力です。逆に、国際競争力のない従業員とは、日本国内でしか通用しない労働力です。その数の比は、1:9と言われています。つまり、1割の労働力が貿易などで稼ぎ出し、残りの9割は規制などで守られていると言えます。先の経常収支の20兆円は、その1割が稼いでいるわけです。

 しかし、毎年、50兆円の財政赤字がでて、差し引き30兆円の実質的な赤字が出ているわけですから、もはや国際競争力のある従業員だけでは、国内経済は支えきれません。実質的な赤字をなくすためには、先ほど述べたような実質的なただばたらきへ転換すると分かりやすいでしょう。

 もう既に、平均的な年収の労働力(年間450万円の給料)が実質的に50万円しかもらえないわけですから、今すぐ、ただばたらきに大々的に取り組むか、ただばたらきにしないために、毎年実質40万円下がる給料の現状の水準維持だけで、2割増し労働(実質40万円分多く働く)をする必要があります。それだけ、日本人の国際競争力が低下しているということです。毎年30兆円国際競争力が落ちているということです。2割増しで、日本人の国際競争力は現状維持されます。

4.金融政策と絡めて、中道路線、先進国維持

 政府と日銀は、円高対策や景気対策に金融緩和をおこないました。簡単に言うと、紙幣を印刷して増やすということです。欧米の歴史的な金融理論では、紙幣を増やすと、物価が上がると言われます。そのために、企業や商店は、売り上げや収益を増やすことができ、また、賃金も上がることも期待されます。そのためにこの10年程度で、紙幣を累計500兆円の増刷したと言われています。

 これは、すべて労働者の年収の2倍の金融緩和です。このために、先に説明した年間実質40万円の労働者の給料の下落が見えなくなりました。紙幣が増えたから、それを使えば良いという仕掛けです。

 もともと市場にあった250兆円に加えて、新たに500兆円加わりましたから、市場にあるのは、計750兆円ということになります。今は、日銀で国債を買い入れたために750兆円はないでしょうが、それが出て来れば、現状で3倍のインフレ(3倍の物価)になる可能性が潜在的にあることになります。

 この3倍の緩和量を2倍にして物価を落ち着かせるためには、4割増しの労働(30兆円の赤字のところを、赤字なしに)が10年間必要になります。それを今後20年間続けられれば、冒頭で述べた、政府負債を個人金融資産で清算後、インフレは起こらないことになります。

 結果、株と不動産価格の下落、個人金融資産なしと言う状況が残りますが、新規にお金を貯めれば、安く中古住宅が買えるなどの利点もあるでしょう。ただ、やはり1つ目の対策同様、海外の人が株、不動産を買うこともあるでしょう。また、引き続き国際競争力を高める努力も必要でしょう。この3つ目の対策の利点は、政府と連携はするものの法律は必要なしということでしょうか。国際競争力を高めるには、量より質や速さの労働に転換する必要があると思われます。

 おわりに

 あくまでもこの案はドラフトです。どのシナリオを選択するか、個別的、修正的、追加的に議論いただけたら幸いです。

*ここでの数字は概算です。

引用:総務省統計局 統計資料

   大前研一 著書数点


55.エムエムティは救命ボートになるか

2019/06/24 23:45

 最近、「政府負債をいくら増やしてもハイパーインフレが起きない。」という考え方が合衆国で考えられ、それを輸入して流行しているらしい(「MMTの前提条件が異なる日米ポイントは「国の借金」の考え方」、https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190621-00205940-diamond-bus_all2019624日閲覧)。ご存知のとおり、合衆国も日本も政府負債が世界有数の水準に達している。合衆国では、行政機関が停止し(予算執行を停止したのだろう。)、日本では、いよいよ負債の元本を減らせない自転車操業に陥っている。そこにあらわれたエムエムティの一説。これで助かったと思う人もいるだろう。実際に助からなくても(ハイパーインフレ等が起こっても)いいかもしれない。つまり、実際面でのたすかりと、ロジック面でのたすかりである。普通の人は、実際面で助からないと意味がない(ハイパーインフレ等が起こらない。)と考えるだろうが、精神面での支柱を求める人もいることは想像に難くない。だから、そのエムエムティの一説の2つの効用について考えたい。

 まず、この新しい説が流行するという点において、(合衆国の事情はここでは考えない。)日本(人ないし政府)が、財務的な助けを求めているという事実が見えるだろう。つまり、それが有効かもしれない説と思われているということだ(市場で、必要な製品や役に立ちそうな製品が売れるのと同じということだ。)。だから、同様な説はまた流行する可能性がある。また、そこには、合衆国製というブランド力もあるだろう。つまり、通常の合衆国製の品質は保たれているだろうという想いがあろう。しかしながら、製品にはたまに機能しなかったり、損害を与えるものもある。それを忘れてはならない。普通の製品はPL法という製造業者が品質を保証する規制がある。しかし、学問の説については、どれだけ著者が保証をするかはわからないが(資産の規模によるだろう。ただ学者が儲かっているという話は聞かない。)、まったく保証のない可能性がある。それなら、慎重に説を検査しなければならない。不良品で損害を与え、なおかつ補償がないでは困るからだ。

 しかし、その説が実証されたと聞かないし、反論も多いと聞く(わたしはトンデモ説のように思っている。)。つまり、新開発の治療薬のように思えるが、その効果は試されていないということだ。助けを求めない冷静な人は、そんな製品を買わないだろう(そして、1000兆円以上(日本政府の負債額)の損害が出る可能性を認識しているだろう。つまり、例えでいえば、死ぬ可能性があるということだ。)。しかしながら、どうしても助かりたい人は、それを飲んでみようとするかもしれない。自分が実験台になるという覚悟で。そういう意味では、少なくとも、その説には、人の精神的支柱にはなるのである。だから、流行する可能性がある。市場では、ある製品は、買う人がいれば、売れる。それだけだ。

 しかし、人がいくら助かりたいと言ったって、1000兆円以上の買い物をして良い訳ではない。自分の予算に見合った買い物をすることが一般的だろう。だから、いくら人気が出たといっても、その買い物が許可されることにはならない(一人前なら検討しようもあるだろう。エムエムティ債券でもつくればいいかもしれない。)。許可されるとすれば、その説に、1000兆円以上の保証が付けばだろう。これなら、その説が間違いだとしても、保証の1000兆円以上をひき出せば、損害は穴埋めされる。ただ、それでも時間を無駄にしたなどの損失が残る。だから、私は、その説そのものの良し悪しではなくて、資産運用的な面から、その説の導入をしない。高いリスクの製品だということだからだ。

 実際的な問題については説明しようと思ったが、経営的な観点から、その導入を否定できたのでそれでいいと思っている。製品としての魅力がないということだ。ただ、流行するかもしれないし、また、エムエムティ債のようなものでその説を導入することができるだろう(それだと、個人レベルでその説を導入できる。それぞれの家計の話なら、他の人や政府は介入しないだろう。しかし、いまのところ、それはできていないようだ。)。最近は、基本的に無料のサービスができているが、やはりそれを提供する側もどういう形であれ、収益をだしているわけだから(学者だって、少なくとも給料は得ているだろう。)、それは商売である。それぞれの取引に介入しようとはおもわないが、政府は公共財である以上、共同で運営する必要がある。だから私見を述べた。多分、その製品を導入することは、リスクが高いので見送られると思っている。また、政府の経営がギャンブルになってはいけないとも書き添えておく。


54.老後の資金
2019/06/04 13:42

 老後の資金として2000万円は自己資金があると良いという(SabkeiBiz, 201964日、https://news.yahoo.co.jp/pickup/6325560)。稼ぎが多い人なら貯金もできるだろうが、今の私にはそれだけの貯金は簡単でない。月に8万円貯金すれば、20年でおよそ2000万円になる。金融庁が言ったらしいから真面目な話なんだろう。
 貯金できなければどうするか。生活費を8万円減らせば良い。上手くいけばそれなりに貯金がたまる。要するに生活レベルをおとせばいいわけだ。バブルを経験した世代なので正直厳しいが、やらなければならないんだろう。そういうわけで雑炊を食べた。
 これを1億人がやると、合計で100兆円GDPが減ることになる。それでも老後のためには仕方ないだろう。

53.なりすましメール
2019/05/26 10:35

 なりすましメールが来た。あたかも本物が出したようなメールアドレスで(たぶん本物のメールドレスだ。規制の少ないサーバーではこういうのを送れる。)。ただ、アマチュアが出したようなので、2箇所の不審で偽物と見破れた。多分海外からだ。

 こういうものを輸入してもしょうがない。輸入禁止にすればいいだろう。犯罪を輸出しているわけだから。ブラックリストを作って、国内に入るのをアクセス拒否ができると思う。それが簡単な解決策では。


52.北方領土和平交渉
2019/05/26 10:01

 ロシアとの間で北方領土の内の2島返還のめがでてきた。しかし、ロシア側は、その返還した2島に米軍基地を作られないかと懸念しているようだ。日本政府としては作らせないと約束してもよさそうだが、米軍の運用までは約束できない。だから、この交渉はまとまっていない。
 それなら、その2島を非武装の島とする交渉を行ってはどうか。合衆国にも確認をとれば可能なように思う。


51.サイバー攻撃の被害
2019/05/24 16:46

 私のパソコンはこの前ランサムウェアにやられ、回復に4日間かかった。あまりサイバー関連の被害はそんなに多くないのではとみられる向きもあろう。しかし、計算してみると、結構な金額になる。
 私の被害の例でいくと、4日間の人件費(何もなければ普通に仕事をした。)40000円。ハードウェアの被害10000円。計50000円である。これが、日本全国で起こると、かける12000万なので、6兆円になる。これは、単発の数字なので、連続した場合はもっと被害が大きくなる。
 6兆円という被害は小さな軍事的衝突よりも大きいだろう。航空機が300機買える金額だ。それなら、サイバー攻撃も、軍事的攻撃のように備えなければならないと思うのである。


50.平成の問題~喪失された2030)年
2019/04/30 19:10

 平成は戦争が少なくとも近くでは起こらなかった。すばらしい。しかし、経済面をみると、円高、バブルへとすすみ、あまり良い評価を得られていない。それもそのはず、70年代に登場した〇ップルに勝てた日本人がいない。創業者は50年代くらいの生まれだろうから今60台かと。その60代の人が〇ップルに負けてしまった(実は引き分けにできたというチャンスもあったそうですが。)。
 その後80年代に登場した〇イクロ〇フトに50代の人が負けてしまった。
 これで喪失された20年です。
 この後、40代が、〇ー〇ルに勝てるかが大事なところです(個人的には、まだまだだと思っています。)。
 また、30代が、〇berに勝てるかなどが大事になってきます。
 これすべてこけると、喪失された40年。まぁ頑張りましょうや。

 


49.デンキかネンリョウか
2019/04/14 10:21

 アラブとガッシュウコクはいろいろもめる。あらそうときもある。なぜそうなるか。
 いまは、ガソリンシャをえらぶか、デンキジドウシャをえらぶかというセンタクがある。おおきなイミでいうと、ジドウシャをはじめてつくるときに、デンキにするかネンリョウをつかうかというセンタクがあったといわれる。ただ、デンキよりやすいというリユウでネンリョウになったらしい。しかし、いまはちがう。デンキのホウがやすいかもしれない。そういうわけで、デンキジドウシャがつくられる。
 もっとも、いまのデンキジドウシャでつかうデンチというのは、アラブかペルシャのハツメイヒンだという。キンダイがはじまるまえはブンメイコクだった。そのまえには、ヨンダイブンメイのひとつ、メソポタミアブンメイもあった。そうしたブンメイコクにくらべ、ガッシュウコクはあたらしいブンカである(テイコクとしておくか。)。イギリスについでおこった。イギリスのときは、セキタンをつかってジョウキキカンをうごかした。やがて、セキユがみつかり、アラブでよくとれるセキユのケンエキをカクトクして、セキユをネンリョウとするキカンにおきかえていった。ガッシュウコクもジコクでとれるにもかかわらず、アラブのセキユケンエキをもとめた。そのあたりでセキユをネンリョウとするくるまがつくられるようになった。ふねもつづき、ヒコウキもそうだ。このネンリョウをオウベイがおさえたから、オウベイがつよくなった。ニホンもあぶらのカクトクにのりだしたが、センソウにまけた。ヒョウジュンがセキユのジダイのはなしである(いまもまだつづいている。)。ヒョウジュンをおさえたから、オウベイはつよかったし、いまもつよいだろう。
 しかし、まえのブンメイのハツメイヒン、デンチをつかうせんがでてきた。セキユがみつかったときにも、デンキジドウシャはつくれたが、ヒヨウがモンダイだった。いまなら、タブンセキユのホウがたかい。そこで、むかしのブンメイコク、アラブにまたケンエキがもどりそうなのである。デンチのケンエキである。そうすると、ガッシュウコクのイセイはおとろえる。それをさせまいとするひともいるだろう。そうやって、まえのブンメイコク、アラブといまのテイコク、ガッシュウコクはなかがわるいのである。しかし、カカクのモンダイで、ドンドンデンキジドウシャがフキュウするだろう。そういうジダイである。だからガッシュウコクにみかたすればいいかというとそうとはかぎらない。タンジュンなシゲンのマイゾウリョウでいえば、チキュウのすべてがセキユでも、デンキをおくるタイヨウのおおきさにはかなわない。そういうわけである。

インヨウ:タスウフメイ。


48.何故アメリカ合衆国の企業は調子が良いか。
2019/01/23 01:06

 第3次産業が多くなると言われて久しい。これは合衆国での事例から日本でもそうなるだろうと言われていたことだ。1990年頃、レーガン政権の改革によってそれがなされたという。特に、通信、運輸、金融が重視されたという(大前研一『新しい消費者』)。実際にそれについての合衆国企業の強さは知られている。しかし、日本ではあまりその存在に気付かない。あるパソコンメーカーとかソフトウェアメーカーとかある小売企業程度しか知られていない。
 何故、そういう企業が強いか。そして日本では模倣的に第三次産業を増やした面があると思うが、何故改革をしたのか。それは単純な計算であろう。例えば、それまで重視していた製造業では、製品を作って、1回売れば、短くて1ヶ月、長くて30年その製品は売れなくなってしまう。客は1回買えばそれだけ長く使えるわけだからだ。しかし、サービスの場合は、短くて5分、長くて1ヶ月のスパンでサービスが消費される。だから、製造業よりもサービス業の方がテンポよく売れるわけである。その業種について競争力が高ければ、莫大な利益を生む。そういう計算があって改革を進めたのだと思う。それで真っ先に成功したのが合衆国企業である。日本企業も努力しているが、せいぜい国内で成功した程度だ。つまり外貨は稼げない。そのアドバンテージを覆すのは難しいだろう。一方で製造業に回帰しようとする流れもある。しかし、(1ヶ月わる5分)8640倍のビジネスチャンスから離脱することは難しいだろう。だから、製造業に回帰することは困難だと思う。だから、合衆国は需要があれば、サービス業で稼いで、製造業にお金を回すかという選択になると思う。日本でもそういう局面が来るかもしれない。

47.日本人は高齢化を乗り越えられるか。
2019/01/09 12:50

 「高齢化」と言われて久しい。この後、「団塊の世代」が高齢化し、本格的な高齢化社会が始まる。現在の日本人の個人金融資産は1800兆円と言われ、政府関連負債が1300兆円と言われる。ここでは、もうすでに徳政令等で政府負債を清算したものとして扱う。差額の500兆円も数えないものとする。
 今年度の政府予算が100兆円ほど。これは税収の他に50兆円ほどの赤字国債が発行される。このまま財政改革をしないとなると、団塊の世代の姿が見えなくなる頃2039年度にはやはり1000兆円の国債残高が残る。これは、日本人に払えるかわからない額だ(国民がタダ働きをすれば払える。200万円分を6000万人が10年働けば1200兆円になる。)。
 またその後も高齢化は続く。だから、先に述べたタダ働きをしたくなければ、財政なり、個人の財布引き締めなどが必要であろう。2039年で1000兆円だから、2029年で500兆円。もうすでに500兆円規模の、要するに、200万円分を3000万人が働くタダ働きが始まってもおかしくない。
 しかし、他にも方法があると断っておく。


46.東京の設計は失敗かも
2019/01/09 07:38

 戦後、東京は立て直され、世界有数の大都市となった。昔からある都市は、せいぜい地下鉄を作り、車と併用して走らせるのが普通だが、東京は、戦争の結果焼けたため、大胆な都市計画が可能となった。それで、私鉄、旧国鉄各社が、東京の中心から放射状に路線を走らせた。結果、郊外に住宅が建ち、鉄道で通勤するようになった。車でも通勤可能だがそれで通勤する人は少ないようだ。
 しかしながら、戦前は車は金持ちの乗り物だったが、戦後復興を経て、日本人は車を持つようになった。それであるならば、東京へ車通勤することは、経済的に合理的な選択と言えよう。しかしながら、郊外からの幹線道路は狭いし、東京で駐車場を見つけるのは難しい。つまり、東京は車で通勤をする設計にはなっていないのである。もっと言うと、設計者は、車を日本人が持つとは思っていなかったのであろう。
 しかしながら、持ってしまったものはしょうがない。設計を手直しする必要があると思われる。車で通った方が安いからだ。それなら駐車場等を作れば良いが、あまり残っている土地はない。湾岸があるが、ウォーターフロントだから人が住みたがる。そこのところをどう考えるべきだろうか。

45.金融工学ができる訳
2019/01/08 19:25

 養老さんは、「言葉が安くなった。」と言う(養老孟司、テリー伊藤『私はオバサンになりたい!』)。言葉が安くなったということは、あまり本気で何かを語らなくなったということである。その調子で金を借りようとすると、「お前返す気あるのか。」となる。もっと合理的だと、この人の言ってることは50%本気だから、50%は返ってくるんだろうとなる。では残りの50%をどう回収するかとなる。それなら利子を毎年20%に設定しようとかになる。金融工学というのは、こうした感じでできていったんだと思う。
 日本ではあまりそういう話は聞かないが、言葉が軽い人を相手にしようと思ったら、やはりそういうものができていくんだろう。



44.シャカイガク001
2019/01/08 09:11

 そこらを歩いていると、車がよく目につく。ある観点から言うと、それだけ金持ちが多い。そんなに金持ちがいるのか。となる。
 日本の輸出入の統計からいうと、せいぜい20兆円の黒字(それでもすごい。)だから、その業界に勤める従業員は買えてもおかしくない(車は自然物ではないので、鉄鉱石を輸入する必要がある。つまり原料は輸入だ。)。20兆円を給料として配分すると、年収333万円の外貨を持つ従業員が600万人いることになる。車の値段が300万円としても、その人たちは、車を買えるだろう(10年ローンでもいい。)。だとすると、労働人口の10分の1程度が車を買えることになる。つまり、つまり、10人に1人、人口でいくと20人に1人となる。だから、その計算でかんがえると、車はそんなに走っていないはずなのだ。金持ちが多いという実感もそこそこ的を得ているだろう。
 しかし、車はたくさん走っている。それは何故なのか。先に述べたように、日本の外貨収入はせいぜい20兆円である。その外貨収入の半分は油、ガスを買うだろう。残りの半分の半分は製造に必要な原料を買うとして、その残りの半分の半分で車を買うとする。5兆円だから、160万台買える。買い替えがあったとしても、戦後60年(やや復興してから。60年~)からそれが続いたとすると、60年で9600万台買ったことになる。それなら、何故かは説明できる。
 ところが、この計算だと車以外の輸入品的なものは買えていないことになる。外貨収入の4分の1を車の購入にあてたということだからだ。つまり、戦後復興して輸出できるよう日本人は頑張ったが、国内にあるもの以外は、車しか手に入らなかったことになる(「車が」と言った方が良いかもしれない。)。私がバブルを経験した世代なのでそう言うが、74年間の努力の結果が日本人が車を持ったということになる。別に車でなくとも良かっただろうが、外を歩いてみるとどうもそのようだ。それがいわゆる74年間の日本の経済成長である。90年代から、輸入品が増え始めたが、それらを買うとなると、車を買うには足りなくなってくる。それをどう考えるか。一つは車を大事に長く使えばいいのである。しかし、税制、規制が懲罰的だから簡単ではない。しかし、修理して使えばいいだろう。そうすれば、他のなにかも買えるかもしれないのである。

43.日本(東洋)的教育
2019/01/03 05:42

 

 現在の教育は日本でも西洋的な積み上げを基本としている面がある。これを西洋の教育と呼ぼう。いろいろな科目を積み上げて教える。しかし、日本には元来、師を真似て何かを習得する教育方法があった。これでは、師が何かを教えることもできるが、そうではなく、生徒が自発的に習い、考えて何かを習得するとも言える。つまり、必ずしも教えない教育だ。一方、西洋式の教育は教える教育である。

 この日本(東洋)的な教えない教育は現在の学校教育ではあまり採られることは少ない。文部科学省が教える内容を決めているからだ。しかしこうした教育も有効なのではないかと思われる。観察から発見をするというのは科学の基礎でもある。誰かが見つけた説をただ教えるより、よっぽど考えるだろう。

 しかし、それが軽視されるのも無茶はないと思う。何故なら、日本的な教育では、バラバラの発見を文にする程度だろうが、西洋的教育では、細かい積み上げがあるため、その知を利用して役に立つ製品を作れる。極論すれば、世界をもう一つ作れるのである(それが最も正確な説の証明であろう。)。そういう訳で、ものづくりに励むため、日本人も西洋的教育を導入した。

 しかしながら、研究を進めるためには、やはり日本(東洋)的教育であろう。何も教えない教育があることを忘れてはいけない。



42.「日米同盟」の終わりがみえるかも
2019/01/02 08:08

 2003年頃から「日米安保」にかわり、「日米同盟」と言われ始めた。これは、自衛隊を合衆国の要請通りにイラクへ派遣したことなどからそう言うようになったのかもしれない。もっとも政治的には、中国の軍事費の伸びなどをみると、日本人が不安になるだろうから、この言葉は一種の「おまもり」として機能していた感がある。
 これを維持するには日本人と合衆国人の親密な関係が必要である。かつては日本人が多く合衆国の大学に留学していたという。しかし、現在では、中国人が35万人も合衆国に留学しているという(大前研一『2018年の世界~2時間でつかむ経済・政治・ビジネス、今年の論点~』)。それに対して日本人は19000人。この中国人留学生の数を上まわろうとしたら、日本人の子どもの数が毎年100万人程度だから、大学で学ぶ4年間に毎年10万人を留学させなければならない計算になる。ということは学生の10人に1人は留学しなければならないとなる。ところがこれは難しい。
 この数の問題で合衆国人が持つ親近感に差がついてしまう可能性は大いにある。人は自分に近い何かに親近感を覚えるという。心理学で指摘される近接の要因である。もし、そうだとすると、合衆国で行われるのは民主政治だから、政治も日本寄りから、中国寄りに変わる可能性がある。つまり、「日米同盟」の終わりである。そうなった時に日本人はどうすべきか考える必要があるだろう。


41.またたばこか。
2018/12/28 23:25

 たばこの箱の警告印刷を現在の30%以上の表示から50%以上にするらしい(読売新聞1228日「たばこの煙「周りの健康に悪影響」警告文を変更」、https://news.biglobe.ne.jp/topics/economy/1228/04656.html)。
 それなら車のボディにも同じ割合でペイントしてほしいですな。「私の運転であなたが肺がんにかかる可能性が30%高まります。」とかね。


40.どうも、闇と思われるについて
2018/12/28 22:07

 クラック(ここでは、悪意を持ってパスワードなどのキーを解読されたという意味で使います。)されたソフトウェアをつかまされたようだ。海賊版を含めて今回3度目。1度目は大手のビジネスプログラムの海賊版。これはパッケージが変だったのでインストールせずに処分。2度目はやはりかなり売れ筋のビジネスソフト。これはまぁまぁのパッケージだったが、純正のものと違うルーチンでインストールが進んだ。これは、利用に必要なキーの入力とライセンス認証を省くように改変されたソフトウェア。3度目も売れ筋のビジネスソフトでどうやら、本物とまったく同じ仕様で、パスワードなどのキーを全て解読して、それをもとにキーをその制作者が発行していると思われるプログラム。これは、本物と同じように動くが、たまに「本物」のプログラムのキーとバッティングして認証できない問題が生ずる(正規のメーカーもキーを発行するし、クラックものの制作者もキーを発行するから起こる。)。どうもこの3番目のプログラムがここ23年で増えているようで、私は音楽用のその手のプログラムを市場で見て苦々しいと思っていた。かなりの低価格で売っているからわかりやすい。しかし、ビジネスソフトは利用者が多いためか、価格が高め。理屈の上では同価格でも売れるわけです。

 こうしたソフトウェアを買って、安く使えてよかったでは、その市場から本物を作るメーカーが逃げ出しかねない。だから、見つけたら廃棄するようにしなければと思うわけです。そういう制作者や売り手を排除できれば望ましいですがなかなか難しいのでしょうかねぇ。個人としては、正規店以外では買わないようにした方がいいでしょう。もはやそこまで進んでいるとみてもよい。


39.この「知恵の実」をたべてはいけません。
2018/12/11 20:06

 「生物ヴァージョン3」という説を書いた。アデニン(a)、チミン(t)、グアニン(g)、シトシン(c)という4種類の塩基(養老孟司『遺言。』)で構成される遺伝子は、当初、2種類の塩基で構成されていた可能性があるために、そう名付けた。つまり、2種類の生物がヴァージョン13種類の生物がヴァージョン2というわけである。

 その一方、多少種類は違うが、世界の説明として、「おなじ」と「ちがう」を詰めていけば説明がつけられるのではと私は思った。これは、(詳しくはわからないが)コンピューターの二進法と同様の考えだろう。コンピューターのカヴァーする範囲は近年ますます増えている。

 しかし、現在の生物を顧みると先に言ったような性質を持つ。言ってみれば四進法である。現在のコンピューターより、2つ変数が多い。それでは現在の生物は失敗なのかというとそうも思えない。逆にコンピューターの方が失敗しているのではと思う(この文を書くのにコンピューターを使いながらで恐縮である。)。

 差の2個の変数は何に使われるのか。私が思うには、1つは、「おなじだけどちがう」に使われるのではないか。具体例では、ある国への移民は、その国に昔から住んでいる住民と人種が違うが、法律的には同じ国民として扱うというようなことである。これが(問題はあるが)できるのが今の人間、生物であろう。種の違う動物同士が助け合う様も報告されている。
これが、現在の生物とコンピューターが違う一つの点であろう。

 もう一つは、未来形である。コンピューターのデータは全て記録であるために、コンピューターは過去形を扱う(たまに現在形みたいなのもあろう。)。だから、これまでの傾向から未来を描くことはできても、突飛な未来を描くことはできない。私は、生物はそれができるのではと思うのである。夢だのなんだのいうそれである。

 この2変数を含めた新しい何かをつくれば(四進法である。)、人間に、生物に近い何かができるであろう。しかし、それをつくることで混乱も起こると考えられる。そうした倫理的な問題があるゆえに現状ではつくらない方がかしこいと言えるのではないか。


38.生物 ヴァージョン3
2018/11/28 17:15

 現在の生物は、その遺伝子により説明されることがある。その説明には、アデニン(a)、チミン(t)、グアニン(g)、シトシン(c)という塩基が用いられる(以下引用文献)。
 これらの塩基の作用と物質により、現在の生物が構成されていると考えられているようだが、これらの4つの塩基は、かつていた生物にも存在したのであろうか。
 つまり、4つではなくて2つや3つの生物は存在しなかったのか。私は、「同じ」か「ちがう」の2つで、世界は説明できるのではないかと思っている。それが正しいとすれば、2つの塩基で生物は構成できるのではないか。すなわち、生物にヴァージョン1がかつて存在したのではないか。
 それが、なんらかの都合で、ヴァージョン2の塩基が3つの生物、そして、ヴァージョン3の塩基が4つの生物にヴァージョンアップしたのではないか。勿論、塩基1つのヴァージョン0も否定しないが。


37.将来の日本の安定のために
2018/11/25 06:42

 日本の経済状況は、モノをつくって輸出して、油を買うというような様態である。今のところはそれでも収入に余裕があるが、油が値上げに転じると、支出入の赤字になりかねない。そうすると、日本(人)の資産を削って油を輸入することになる。それは、日本人が豊かになれないどころか、貧しくなるということである。

 この問題は今後も継続されるであろう。高齢少子化による労働人口の減少で、輸出のための労働人口が減少することが想定される。また輸出品目の国際競争の激化により、輸出収入減が懸念される。新興国の経済発展が著しいのがその要因の1つだ。

 それについての改善策は、日本人の労働者の国際競争力を増すことであろう。それには、教育や育成の改良が必須となろう。具体的な教育目標とはどうなるであろうか。国際的な一流企業の採用水準を超えることがその目標となろう。

 残念ながら、日本人の学生でその採用水準を超えるケースは珍しいと思われる。そこで、次のように教育の内容を提案する。達成目標として、中学校の段階で英語の新聞雑誌を読書可能で、高校の段階でコンピュータープログラムを準実用段階でいくつか構成できる。この程度のレベルに教育できれば、国際競争にも耐えられる学生が次のステップへと進み、製品などの輸出に寄与するのではなかろうか。



36.身近な国際競争
2018/11/15 12:50

 よく行く牛丼屋が2軒ある。片方は外国人が働き、もう片方は日本人の若者が働いている。私がどっちによく行くかといえば、外国人が働いている方だ。何故なら、外国人は無言で働き、日本人の若者はくっちゃべっているからだ。人手不足だからそれでもつとまるんだろう。ここでも国際競争に負ける日本人の姿がある。

 日本人の誰かは外国人を排斥しようとするかもしれないが、それは競争に負けるからではないか。というよりすでに負けているんだろう。それを外国人のせいにするのはどうか。外国人を入れた方がまともなような気がするのです。



35.デッドロックについて z
2018/08/09 07:03

  ジカン イコール エネルギー わる シツリョウとかいた(『よろこぶゲンシジン』ニジュウハチ)。エネルギーがレイでもジカンはレイだし、シツリョウがレイでもジカンはなりたたない。だから、ジカンがあるとは、エネルギーもシツリョウもあるジョウタイであるわけだ。ウチュウでは、エネルギーとはなんだろう。コウセイのうずまきリョクだったり(『よろこぶゲンシジン』ヒャクハチジュウよん)、ひかりによるアツリョクだったり(もし、ネンリョウをもつジンコウブツだったら、そのネンリョウだろう。)だろう。それは、コウセイがもえることによって、ジツゲンするのではないか。コウセイがもえることによって、うずまきリョクがしょうじ、また、ひかりもしょうじる。
 シツリョウはそれぞれだろうが、エネルギーは、コウセイのエネルギーをタシザンすれば、ケイソクできるようだろう。それができると、ウチュウのもつジカンがスイソクできるようだろう。シツリョウもとらえられれば、もっとセイカクだろう。しかし、ウチュウナイでのウンドウは、やがてテイシするのか。なんとなくウンドウがつづくようなきがする。エネルギーがイドウするだけのようにおもう。だが、ウチュウがひろがっているとすれば、ダンダンチュウシンのホウからセイシしていくのだろうか。そとにむかったエネルギーをサイドうちにもどせば、モンダイないだろう。それができないとなると、ウチュウは、ウチュウのそとへエネルギーとシツリョウをうしない、ジカンがへっていくだろう。それをよくするには、エネルギーをなんとかつくりだすか、シツリョウだけをウチュウのそとへむかわせるようだろう。ウチュウでは、エネルギーをコウカンしあう、いってみれば、ジカンをコウカンしあうのが、よくあることのようにおもう。
 まえにミッツのコウセイにかこまれたなにかはうごかない(みっつではないホウがよい。)。つまり、ジカンがながれない。とかいた(『オンガクイチエンのジダイ』ハチ)。デッドロックというが、エネルギー、うずまきリョクのキンコウがとれて、ジカンがレイというわけである。エネルギーをサンホウコウからあたえあうと、つりあいとして、そのなかにはいったブッシツは、エネルギーがレイになる。ただ、ホントウのレイではないから、なにかのヘンカがおこってもおかしくないとおもう。デッドロックのばあいは、エネルギーがむしろあたえられるともかんがえられる。だから、そこではジカンがふえるであろう。そうすると、ジカンがあるブン、なにかハンノウをおこすであろう。ジカンがあるブン、セイメイができやすいのではないだろうか。


34.小さな贅沢 いい暮らし 2040
2018/08/05 23:20

 2065年に貧しくならないような生活構造を述べた(https://note.mu/ryusaku/n/n320c85dd7686)。それでは、現行のサービスレベルの約半分の水準で、もしくは1970年頃の水準でサービスを受ければ良いとした。では、2040年ではどうだろう。2040年の労働力人口は、推計で5400万人(総務省『平成26年版 情報白書』http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h26/html/nc141210.html
から独自に推計)。2065年に豊かになる暮らしと同様に農業、製造業などに労働力を割り振ると、農林漁業200万人、建設業400万人、製造業1000万人、サービス業3600万人となる。
 これでは、サービス業従事者が3600万人だから、1990年頃と同じくらいのサービス供給が可能となる。だから、2040年に貧しくならないようにするには、1990年頃と同じようなサービスレベルか、今より2割ほど削ったサービスレベルを想定するといいだろう。1990年頃だと、私の家の近くにコンビニが1軒あった。家電量販店はなく、自営の電器屋だった。飲食店はそれから3つ増えた。医院も3つ増えた。介護施設も2つ増えた。増える前がちょうどいいのだろう。コンビニも1軒でいいのかもしれない。

33.2065年に貧しくならないようにする方法
2018/08/05 21:30

 50年後の日本は人口が8000万人ほどになっていると言う(大前研一『武器としての経済学』)。それの問題は労働力が減るということである。だから、その対応として、子どもを増やして労働力を確保する、ないしは、外国人労働者を入れるという方法が検討される。だけれども、その両方とも実現が難しい。だとしたら、人口が8000万人の前提で考えてみることも重要かと思う。
 昨今はサービス業の従事者が増えたと言われる。2017年ではサービス業従事者は4620万人とされる(総務省統計局「労働力調査 平成306月分」http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html)。一方2002年には4133万人だった。1990年代には製造業従事者が1500万人を超えていたが(総務省統計局「第10回改定日本標準産業分類別就業者」 http://www.stat.go.jp/data/roudou/longtime/03roudou.html)、その後減少し、主にサービス業に吸収されたようだ(総務省統計局「第1213回改定日本標準産業分類別就業者」 http://www.stat.go.jp/data/roudou/longtime/03roudou.html)。製造業従事者は2017年で1052万人。
 さて、日本の富の源泉は何であろうか。それは、中学校で教わるように、「加工貿易」、すなわち製造業である。今はまぁ堅調で、貿易黒字を出している。しかし、原油価格が上がると、たちまち赤字がでかねない。貿易赤字がでるということは、日本が貧しくなったことを意味する。であるから、50年後に労働力が減少するとしても、貧しくなる選択はしない方がいいだろうとなる。それなら、サービス業従事者を減らして、製造業にまわすという選択がありそうだ。とはいっても、現状より増やしてもそうそう仕事があるわけではない。だから、現状の1000万人規模を維持するという方法だ。2065年の労働力人口が4000万人ほどだから(大前研一『武器としての経済学』から推計)、その4分の1を確保する。農林漁業や建設業も必要だから、それぞれ200万人(2017年と同程度)、400万人(1970年と同程度)を確保する。そうすると、残りでサービス業の従事者数が算出できる。その数2400万人。現状からいうとおよそ半分の規模になる。
 それを基準に考えると、日本人は、過剰なサービス消費を慎まなければならないと言える。サービス業従事者数で言えば、およそ1970年頃のサービスレベルだ。2065年頃の話だが日本人がそれを受け入れられないと、日本人は貧しくなっていく。まだ先の話ではあるが、1970年頃のサービスレベルを参考にしたり、適正なサービスレベルを考えたりして、貧しくならないような準備をすることができよう。
 私の家の方では、飲食店が1980年に比べ5つほど増え、コンビニエンスストアが3つ増え、家電量販店が2つ増え、医院が4つ増え、介護施設が2つ増えた(かわりに個人商店が7つ減った)。これらは過剰なサービスと考えるのが2065年に貧しくならないようにするサービスレベルの考え方である。いろいろな地域によって、必要なサービスと過剰なサービスに分けられよう。


32.カンジョウにカンするカセツ
2018/07/13 01:35

 ジンセイをきめるみっつの「センタク」があるとかいた。

https://note.mu/ryusaku/n/n732f7c163dfa

 ところで、「カンジョウ」とはなんだろうか。なにかのシゲキによる、シンリテキなハンノウといえるだろうか。いぬにもあるといえるかもしれない。キドアイラクというが、ほかにもタクサンのカンジョウがしられている。「コタイによるセンタク」で、みずをのもうとしていたときに、「シャカイのセンタク」でいまはそれはよくない。というフクゴウショリがなされると、かなしいとかのカンジョウになるだろう。そうやって、「コタイによるセンタク」と、「シャカイによるセンタク」と「リセイによるセンタク」のみっつがフクゴウテキにショリされることで、タクサンのカンジョウができるのではないだろうか。

31.「イシキ」のほかになにがあるか。
2018/07/13 00:32

 「イシキ」は「カガク」よりもジョウイである。「イシキ」が「カガク」をつくったからだ。では、「イシキ」はなにがつくったか。「キソテキカンジョウ」とか、「ホンノウ」とか、「おやや、おやにちかいなにかのイシキまたはコウドウ」だろうか。
 そうすると、「キソテキカンジョウ」や「ホンノウ」をダイジにしたホウがよいであろうがそれにともなうコウドウはコジンテキないしはシャカイテキにヨクセイされる。ヤセイジョウタイではまわりがこまるからだ。
 もしくはダイをさかのぼって「おや」をダイジにするのもよいだろう。そういうのをおやコウコウというが、サイキンはあまりきかない。そうやってさかのぼっていくと、さるとかタンサイボウセイブツとかセイメイをつくったなにか(セイヨウだとかみだろう。)がでてくる。「イシキ」からさかのぼるとそうなる。そこまでさかのぼるのがいいのかは、わたしはいまのところわからない。それらも「カセツ」かもしれないので、チュウイがヒツヨウだろう。とりあえずわかるハンイでいいのではとおもう。「イシキ」はわたしは、コジンテキにたしかだとおもうのである。



30.「イシキ」はただしくないか
2018/07/12 16:50

 ニンゲンの「イシキ」はサイゲンフノウにより、カガクテキにはただしくない。

 しかしながら、その「カガク」をつくりだしたのは、「イシキ」のいとなみである。「イシキ」がなければ「カガク」はハッタツしなかっただろう。いまはコンピュータによるカガクがカノウだとおもうが、それをつくりだしたのはやはり「イシキ」である。であるなら、「カガク」より「イシキ」におもきがおかれるだろう。「カガク」がほろんでも、「イシキ」がまたつくりだすかもしれない。すくなくともそのノウリョクはあろう。しかし、「イシキ」がほろんでしまうと、「カガク」では「イシキ」をサイセイできないとおもわれる。だとしたら、「カガク」をしんじるより、「イシキ」をしんじたホウがコウヨウがたかいとおもわれる。いってみれば、「カガク」は「イシキ」のカブガイネンだからだ。「カガク」はカンサツカノウで、サイゲンセイがなければならないといわれる。どういうわけか、それがスタンダードになっているカンがある。なるほど、これはポピュラーミュージックのようなものではないか。そのもとに、「イシキ」というクラシックオンガクがある。これもジダイのヨウセイなのかもしれない。「イシキ」もそのコジンでいえば、カンサツカノウ(めでみるではないが)で、サイゲンセイ(キオクがある。)もある。シュカンといわれるだろうがまとをえていればいい。そのタイドでのぞめば、やはり「カガク」やそれににたものもつくられるだろう。だから、「カガクテキでないからまちがえだ。」とするのはホリュウにしたホウがいいだろう。モチロン、「カガク」ずきは「カガク」をたのしむのもよいのである。

29.チョサクのジレンマ
2018/07/12 13:58

 ニンゲンの「イシキ」はサイゲンセイがないゆえに、カガクテキにはただしくない。しかし、ジョウシキテキには「イシキ」はみとめられている。しかし、「イシキ」がジョウシキガイにおよぶと、ジョウシキテキにみとめられづらくなる。

 

 だったら、ジョウシキテキなことをかたればいいか。そうすると、だれかがいったことをくりかえしかねないし、そのまままねればホウリツテキなモンダイにもなる。そういうチョサクのむずかしさはあるが、これはジレンマであろう。いまのところかくことをつづけたいとおもっている。


28.ニンゲンのイシキとジョウシキ
2018/07/12 07:52

 「ニンゲンのセイカツ」は、カガクテキにただしくない。サイゲンセイがないからだ。

https://note.mu/ryusaku/n/nf47f0c84a7e9

しかし、ニンゲンのボディはサイゲンセイがある。イデンシによってフクセイさせられるからだ。クローンニンゲンというやつである。だから、ニンゲンの「セイカツ」はただしくなくても、「ボディ」はただしい。また、「セイカツ」といっても、こまかくみた「コウドウ」はサイゲンセイがある。オリンピックセンシュのコンシンのはしりは、やっぱりサイゲンできないだろうが、よくあるすわるだの、はしるはサイゲンできるだろう。だから、シンリガクケンキュウにコウドウシュギというのがある。それでは、キョクタンにいうとひとの「イシキ」をケンキュウしない。サイゲンセイがないからだろう。

 ニンゲンの「セイカツ」から「コウドウ」をひくと、タブン「イシキ」になるだろう。そういうわけで、「イシキ」はサイゲンセイがないから、カガクテキにただしくないとなる。そういうイッパンセイのないものをコセイとよぶかもしれない。いや、ホントウは「イシキ」があるとはカガクテキにみとめられないから、カガクテキにただしくないとされる「イシキ」にコセイがあるかもしれない。となる。ただ、ジョウシキテキには「イシキ」はあるとされているから、いや「ボディ」をみてあるとしているのかもしれない。まぁいずれにせよ、ジョウシキテキにみとめられる「イシキ」だから、ジョウシキからはずれる「イシキ」はフツウのひとはみとめづらいかもしれない。そうだから、「イシキ」のコセイはみとめられづらいだろう。しかし、そもそも「イシキ」ジタイ、カガクテキにはただしくないですからね。とにかく、シャカイテキにみとめられようとおもったら、「イシキ」ではなく「コウドウ」でドリョクしたホウがいいということである。


27.ジンセイをきめるみっつのセンタク
2018/07/12 01:10

 ニンゲンなどのコタイは、そのコタイにとっていいことをジッコウする。のどがかわいたら、みずをのむなどだ。しかし、そういう「コタイのセンタク」ばかりではない。シンゴウキがあかだったらとまりなさい。といった「シャカイのセンタク」もある。これはさからうと、そのコタイがいきづらくなる。また、いまはイッパンにそうおもわれていないかのしれないがかんがえるといった「リセイやロンリによるセンタク」がある。これはヒテイしてもいいかもしれないが、それにさからうとソンをするだろう。ニジュウエンとよんジュウエンのものをかってヒャクエンはらって、おつりをもらわないとよんジュウエンソンすることになる。
 このみっつのうち、イチバンダイジなのは「コタイのセンタク」だろう。それにさからうとしんでしまいかねない。たまに「メッシホウコウ」というが、「コタイのセンタク」にまでさからってホウコウはしづらいだろう。ショウベンしたいのをガマンしてホウコウしても、もらしてしまってやれタイヘンとなる。それなら「メッシホウコウ」とはなにかというと、「シャカイによるセンタク」か「リセイによるセンタク」にさからってのことだろう。しかし、「シャカイによるセンタク」にさからうと、わるいばあいケイムショいきとなる。そうすると、「リセイによるセンタク」にさからうことなのかとなるが、このばあい、「メッシホウコウ」するひとがソンをする。なるほど、そういうそのひとにとってのソンがあるから「メッシホウコウ」というのか。「ソンぶくみホウコウ」といってもいいかもしれない。
 ひとによって、このみっつのうちのどれをジュウシするかにはちがいがあるだろう。しかし、ベツにどれがただしいというセイカイはないであろう。そのひとがいきやすいようにチョウセイするだろうからだ。あまりに「シャカイによるセンタク」をジュウシすればカテキオウで、いきづらいとかになるだろうし、あまりに「リセイによるセンタク」をジュウシすれば、うきよばなれしているとかいわれる。うまくいきるにはテキドがいいであろう。

26.「ジブンのジンセイはただしいとはおもっていない。」というブンをショウリャクカノウか。
2018/07/11 12:44

 

 カガクのカセツは、ケンショウされ、そのケッカ、ホウソクとしてひとびとにニンシキされたりする。たとえば、みかんがチキュウにひっぱられ、みかんがジメンにおちるというジショウであれば、みかんをひっぱるジュウリョクのようなものがソンザイするというカセツがたてられ、それをケンショウすることでそのカセツがただしいか、ただしくないかをハンテイする。ここでダイジなのは、そのジショウが、ナンカイもサイゲンできるかというテンである。ナンカイもおなじことがハッセイしないのであれば、そのカセツはただしくないとなる。よってホウソクとしてなりたたないとなる。
 ところで、ニンゲンがいきていて、「おれのジンセイはバラいろだ。」などという。この「ジンセイ」が「バラいろ」だというのは、ブンガクテキなヒョウゲンで、かならずしも、そのひとの「ジンセイ」が「バラいろ」ということではないだろう。ここで「バラいろ」かどうかをたしかめれば、それがただしいかがわかる。しかし、あまりそれをしらべるひとはいない。なぜか、そもそもだれかの「ジンセイ」があるかがそもそもうたがわしいからだ。フツウにはなしているばあいは、「ジンセイ」は「ある」とされる。だが、カガクテキには、その「ジンセイ」があるのかが、カンサツカノウで、サイゲンができなければならない。だれかの「ジンセイ」がないとはいえないかもしれないが、そのだれかの「ジンセイ」があるともいえない。それはサイゲンができないからである。だから、だれかの「ジンセイ」が「ある」とはカガクテキにはいえないのである。
 こうやって、だれかの「ジンセイ」がカガクテキに「ある」とはいえない。「ジンセイ」があることがカガクテキにはただしくないとすれば、サービスギョウではたらくひとを「サービスマン」ではなくて「サービスパーソン」といいましょうという「ただしいいいまわし」なんかどうでもよいことのようにおもえる。そんなことより、「おれのジンセイはそもそもカガクテキにはただしくないんだからね。」となるからだ。
 そうやって、ジブンの「ジンセイ」がただしくないのだとすれば、ケンキョにもなれるだろう。「イチたすイチはニというケイサンケッカなんだけど、そもそも『おれのジンセイがただしくないんだからね。』」とか、「おれのジンセイはただしくないんだけど、えきからサンビャクメートルのところにそばやがあるよ。」などというかんじだろう。
 キリストキョウには「ゲンザイ(つみ)」というのがあるとされるようだが、そういう(かどうかはわからないが)ケンキョさが、キョウユウされるヒツヨウがあるかもしれない。つまり、ジブンのジンセイがただしいとはおもっていないというニンシキだ。そのニンシキがキョウユウされているのであれば、「おれのジンセイはただしくないんだけれど」というイチブンは、ショウリャクカノウだろう。しかし、そのニンシキがキョウユウされていないのならば、カクニンするヒツヨウがでてくるかもしれない。メンドウではあるが、あまりにゴウマンなことをいっているひとがいるのならば、「あなたのジンセイはただしいとおもっているのか。」ときいてみるといいだろう。ゲンダイのニホンではシュウキョウがよわいから、ほかのくにのように、「あなたはシンコウがあるのか。」といったといで「ジブンのジンセイがただしいとおもっていない」かをハンダンするのはむずかしいのではないか。


25.米国の労働還元率と日本の労働還元率、「同一労働、同一賃金」はどうなのか。
2018/06/03 18:22

 この前、中国人の賃金について書いた。
https://note.mu/ryusaku/n/n0dfceea63651

 そこでは、日本の若者と中国の若者の労働還元率の比較をした(労働還元率については、記事を参照してほしい。)。中国の若者の給料が(日本の若者がもらう賃金より低いけれども)、高いという話をした。これは、家族を養うという文化が強いからだと思う。日本でも昭和の頃はサラリーマンが専業主婦や子どもを養っていた。現在は、ウーマンリブの達成か、個人主義の文化の普及からか、女性も働くことが多い。だから、2人以上養う給料をもらうことは少なくなったと言えるだろう(2人以上養う経済設計なら、労働還元率が200%に近いはずである。しかしそうはなっていない。)。

 さて、前回は若者についての労働還元率をみたが、今回は全労働者についてみる。日本の労働者の平均賃金は、4026000円(×12で計算。*1)である。日本の1人あたりGDPは、4286480円だ(*2)。この数字を解釈すると、生み出した価値の94%を労働者が賃金として受け取っていることになる(労働還元率が94%。)。これでは企業が利益を出すのは難しいだろう。なぜなら、6%しか利益にできそうにないからである(勿論平均の話だから個別の差はある。)。これから言えることは、日本という国は、社会主義に近いということだ(社会主義だと労働還元率が100%だろう。)。

 もう一つ見てみよう。(アメリカ)合衆国の人の平均賃金である。それは年間41615ドルである(×7 ×250 *3で計算。)。1人あたりGDP57808ドル(*2)。これだと、労働還元率は72%。企業が儲けられる余地がある。だからその利益を利用しての技術革新は、平均的な企業でも可能だ。そこに合衆国企業の強さがある。強い日本企業は強いが、平均的な企業同士が競合したら、日本企業は利益の少なさゆえに窮地に追いやられるだろう。割りと今、日本では、残業を減らして、給料を上げるなどという政策が検討されている。残業が減って賃金が少なくなれば、もっと競争力がつくだろう。しかし、給料を上げるとなると競争力がそがれる。次に、「同一労働、同一賃金」という政策について計算してみよう。

 「同一労働、同一賃金」とは、非正規の労働者の待遇を改善するために考えられた方法だ。その話は頷けるが、経済統計からみるとどうなのか。現在非正規労働者の数は全労働者数の1/3を超えている。その平均賃金は正規社員の65.8%という(*4)。その非正規社員を正社員並みの給料にしたらどうなるか。そうすると、全労働者の平均賃金が4666667円(数をまるめて計算。)になる。労働還元率は109%になる。もはやこれでは企業の利益は出ない。労働還元率が100%になるのが、非正規労働者の賃金を2割上げ、正規社員の7割になる点である。

 「同一労働、同一賃金」は良いように思えるが、それをやると、計算にあるように、企業が利益を出せなくなってしまう。それをやるのは実に社会主義的な政策なのである。もしそれを導入して、非正規労働者の賃金を2割上げたとしよう。しかし、その瞬間に企業は利益が出なくなることが確定するわけだから、人員整理を始めるだろう。給料があげっても解雇されるのでは問題が解決されたとは言えない。現状から言えば、今のままの賃金で(もしくは賃下げをして)努力する方が先が長そうなのである。

以上、賃金についての報告でした。

 

1. 不破雷蔵 「都道府県別に一般労働者の平均賃金をさぐる」
https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20180316-00082706/
2.
総務省統計局 「世界の統計 2018
http://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.html
3.
増谷栄一 「米1月雇用者数、16万人増と冴えず―“財政の崖や景気低迷響く」
https://news.yahoo.co.jp/byline/masutanieiichi/20130202-00023316/
4. BuzzFeed Japan
「【検証】アベノミクスで「格差拡大」は本当か?」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171020-00010003-bfj-soci&p=2



24.中国人の賃金と失業者
2018/05/28 21:00

 中国の若者の平均月収(2016)は112000円という(*1)。この数字は日本や欧米の若者のそれより少ないだろう。日本の新卒の平均月収が203400円(2016*2)という。

 この数字を1人あたりGDPの数字と比較してみよう。日本の1人あたりGDPは、4286480円(20161ドル110円で計算。*3)である。日本の新卒の平均年収は、244800円だ。これをみると、生み出した価値より給料の方が低い。GDP56%程度である。企業は利益をとるし、また年収の高い勤労者もいるからこの数字は納得できる。この数字を労働還元率と言おう。

 一方、中国の1人あたりGDPは、879230円(20161ドル110円で計算。*3)である。若者の平均年収は、1344000円だ。これは1人あたりGDPを抜いている。労働還元率は152%である。これはどういうことか。労働還元率が100%だと、企業に利益が残らず、収益の全てを労働者に分配していることになる。今回の数字は若者の給料だから、もっと給料をもらっている人がいるはずだ。しかし、その若者の労働還元率でさえ100%を超えてしまう。これから推測できるのは、結構な数の失業者がいるのではないかということだ。失業者が給料を受け取らない分、若者が給料をもらっていると考えられるのである。そうでないと、生み出した価値で給料がまかなわれないからだ。

 だから、日本でも非正規雇用などがあるが、中国の労働環境は相当厳しい、否、雇用されていない失業者などの環境が厳しいと言えるかと思う。もっと言うと、かつての日本の様に専業主婦が多いのかもしれない。いずれにせよ、中国の賃金は1人あたりGDPから言うと、割高になっているといえるだろう。

 

1. Record China「日本の若者は欲がなく、米国人は貧しい。だが、中国人は違う中国メディア」(https://news.biglobe.ne.jp/international/0709/rec_170709_2677136238.html
2. Record China
「日本社会が震撼、「給与は他社の2倍出す」中国企業の攻勢中国メディア
https://news.biglobe.ne.jp/international/1117/rec_171117_9254270191.html
3.
総務省統計局「世界の統計2018
http://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.html


23.日本人は合衆国人の豊かさに追いつけるのか。2
2018/05/23 15:55

 前回は貿易収支について書いた。

https://note.mu/ryusaku/n/n5da7c4fec799

貿易による収支はいわゆる実物の動きである。しかしながら、実物の動きを伴わない金融もある。

 日本はバブル景気を経て低金利政策をとるようになった。1995年から2015年までの20年間の日本人の個人資産の伸びは1.47倍(*1)である。だいたい年率2%で運用するとこういう数字になる。貿易収支は一人あたり5万円程度の黒字で、個人資産に占める割合は0.28%程度である。それなら貿易より金融で運用した方が良いかもしれない。しかしそうなのか。

 ちなみに(アメリカ)合衆国の個人資産の伸びは、同20年で3.11倍である。年率6.5%程度で運用すればそうなる。つまり、貿易では日本人が合衆国人を追い上げているが、一方金融では差がひらく一方である。こういうわけだからか日本でも投資の話が多くなったように思う。数字で言えば、金融面をなんとかしないと差がひらく一方だからである。

 しかし、実際に合衆国人が豊かになったかという問題がある。それはどういうことか。合衆国には国境がある。つまり、貿易で黒字をださない限り、合衆国人は実際に豊かにならないという考え方ができるのである。国内経済という限定があるためだ。貿易黒字をだせば国内経済が豊かになる。しかし、貿易赤字をだせばまずしくなるわけだ。何が言いたいかというと、合衆国人の資産が増えたのは主に、国内経済の問題ということだ。合衆国で貿易赤字がでているのならば、合衆国の国内経済は貧しくなる。しかし、個人資産が増えている。それが主にどこから出ているかというと、国内からだろう。単純に言うと、お札の印刷機を回せばよいのである。

 ふつうそれをやるとインフレになる。20年前から貿易赤字が出ていたとすると、増えた個人資産の分だけインフレになる。だからロジックで言えば300%のインフレのはずである。しかし、それほど暮らしにくくはなっていないだろう。それは、中国製品などの安い輸入品が入っているだろうからである。つまり、安い輸入品が300%のインフレを消化しているわけだ。それでいいじゃないかとする見方もある。

 しかし、最近の話を聞くと、貿易赤字を解消しようとしているらしい。だから日本が同じ様に金融面で資産を増やそうというのはあまり感心しない。たしかに通貨が安くないと輸出では不利である。しかし、それをやると安いものを輸入しなければならなくなる。合衆国と同じようにするのはどうかと思うのである。古い産業から消えていくだろう。そんなに新しい産業があるだろうか。別にインフレ付きの個人資産を増やさなくてもと思うわけである。

 

*1 金融庁「家計金融資産の現状分析」https://www.fsa.go.jp/singi/kakei/siryou/20170203/03.pdf


22.日本人は何のために働いているか。
2018/05/18 12:37

 昨年の日本の貿易収支は45818億円(SankeiBiz 「経常黒字10年ぶりの高水準 17年度21兆7362億円 旅行収支拡大が寄与」https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180510-00000002-fsi-bus_all)とまずまず好調である。

 貿易収支が4兆円ほど黒字だったということは、日本人一人あたり40000円ほど黒字になったということだ。それでも40000円だから、欧州製のジャケットを買ったらそれで終わってしまう。しかし、それだけ豊かになったということだ。

 「日本は加工貿易で成り立っている国だ。」と中学生の時に教わったが、現状では、その程度の黒字に過ぎない。特に、原油価格が上がると、貿易赤字が出る傾向にある。原油価格が上がって貿易赤字が出るということはどういうことか。原油を使って企業は生産活動をするが、その企業の生産活動で得るお金よりも、輸入する額の方が大きいということである。

 日本のエネルギー消費量は12428ペタジュール(*1 2014年、以下同じ)であるが、産業用が3713ペタジュール、運輸用2989ペタジュール、その他が4199ペタジュール、非エネルギー利用が1527ペタジュールとなっている。「その他」とは主に家庭用であろう。通販が盛んな時代だから、運輸用の2/3程度を家庭用に含めると、およそ消費量の半分が家庭用となる。その他の半分が大きな意味での産業用だろう。つまり、6000ペタジュール程度が家庭用で、6000ペタジュールほどが産業用ということだ。産業用のこれらエネルギーと原料が輸出する製品を作り出している。そして、去年ならば貿易収支の4兆円ほどの黒字を稼ぎ出している。

 しかし、原油価格が上昇し、貿易黒字が0円以下になったらどうか。産業用のエネルギーと原料と労働力を使い、製品を輸出することで、家庭用のエネルギーを輸入することになる。つまりどういうことか。仕事を頑張った結果、家庭で電気を使えるようになるという成果が上がることになる。もっと極端にいえば、日本人は冷房の効いた部屋でテレビなりインターネットを楽しむために働いていることになる。それでは悲しすぎないか。

 ちなみに、(アメリカ)合衆国人は外国製品を買うために働いている(貿易赤字)。中国人は豊かになるために働いている(貿易黒字)。日本人の一人あたりエネルギー消費量は、98ギガジュール(*2 2014 以下同じ)で、55ギガジュールの中国人のおよそ2倍である。だから、モノをたくさん所有したいと働く目標を置くのならば、貿易赤字をお構いなくモノを購入すればいいだろうが、豊かになりたいと目標を置くのならば、エネルギーの利用を半分程度にまで減らせばよいとなる。もし、冷房が効いた部屋でテレビやインターネットを楽しみたいだったら、今のままのやり方でもいいだろう。今年は原油高である。あなたはどれを選ぶか。

*1*2 出典:総務省統計局「世界の統計2018
http://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.html

21.日本人は合衆国人の豊かさに追いつけるのか。1
2018/05/22 18:30

 

 戦後、(アメリカ)合衆国の豊かさを、テレビなどを通じて見ることで、その豊かさに憧れた日本人がいたという。そんな中から合衆国製品を買い求める人も増えただろうし、類似製品(例えばテレビ、オーディオなどの家電、バイク、自動車など)を買い求める人もいただろう。私もギターを弾くので、合衆国製の機材を使っている(日本メーカーのものはほぼ駆逐されてしまった。)。

 では、合衆国はどれだけ豊かなのだろう。一人あたりGDPではそんなに変わらない。だからといって合衆国が豊かでなくはない。一人あたりの個人資産をみると、日本人が1369.54万円(*1 [2015],*2 [2015])、合衆国人が2757.606万円(*2 [2010])である。およそ倍の個人資産である。やはり日本の倍は豊かである。

 日本人がそれに追いつくのであろうか。日本の貿易黒字は2016年で、37940億円である。合衆国は、同じく2016年で、796320億円の赤字である。それを一人あたりにして計算すると、29851.7円貿易によって日本人は豊かになったことになる。一方、合衆国人は、257920.8円貧しくなっている。これが続くと2042年の時点で個人資産が20659262円と日本人の個人資産が増え、合衆国人は20612198円と減り、両者は逆転する。そこまで追いついているというところだが、別の問題もある。それは金融の問題である。

 

*1 金融庁「家計金融資産の現状分析」https://www.fsa.go.jp/singi/kakei/siryou/20170203/03.pdf
*2
総務省統計局「世界の統計2018http://www.stat.go.jp/data/sekai/0116.html


20.100%ロンドン・レコーディングから、数%ロンドン・レコーディング入り音楽へ
2018/05/11 03:28

 

 この前「エンターテインメント困難の時代」という文を書いた。

 そこでは、1人が1時間あたり1円で、音楽などのエンターテインメントサービスを受けられる。ということを書いた。月額制の音楽聴き放題などがそれである。そうすると、音楽を作る方が大変になってくる。1時間の作品を1ダウンロードされてようやく1円の売り上げになるわけである。だから、年間で少なくとも100万ダウンロードされなければ、とても食べていけない。そういう厳しい状況がみえてきた。

 逆に言えば、そのダウンロード(売上げ)予測を基にレコーディングの予算を決められるわけである。100万ダウンロード(1曲単位で言うと10万ダウンロード)が確定的なら最大で100万円の予算をかけてもいいだろう。有名な歌手などは1曲で100万ダウンロードを超えていたりする。それなら10曲入りのアルバムを1000万円かけてレコーディングすることも可能だろう。海外でのレコーディングも可能だ。

 しかしそれは少なくなっているだろう。なぜならその予算には歌手一人だけでなく、スタッフの人件費も含まれるからだ。スタッフだってまともに暮らしたいだろう。だから10人を1ヶ月雇えばそれだけで300万円は消えていく。海外に行って帰ってくるだけでも10×20万円で200万円と滞在費で10×1万円×20日で200万円と費用が膨らんでいく。この例だと、あとスタジオのリース費用とその他の費用を含めて300万円で済めば海外レコーディングも可能となる。最近になって海外レコーディングの話を聞かないのは、そういう「売上げられる」アーティストが少なくなっている、というよりも、音楽の単価が11時間あたり1円になっているから、売上げが落ちているからなのだと思う。

 だから、(憧れの)100%ロンドン・レコーディングは無理でも、ギターだけロンドンで録りましたという10%の「ロンドン・レコーディング」いり音楽作品がでるかもしれない。私は20%果汁入りみかんジュースを飲んだ世代なのでそういう感じは「頑張っているな。」という気がする。実際にそういう作品が出てくるかはわからないが、そういう努力のいる時代と言えるだろう。

 アマチュアアーティストも金持ちでなければ、1万ダウンロード(11000ダウンロード)くらいしか聴かれていないなら、録音の予算は1万円にした方が賢いかもしれない。そう言ったってスタジオを6時間使っただけで予算はとんでいく。ドラムを録るときだけスタジオを使えばいい(生ドラムを使わない選択もある。)あとは宅録だ。そうすれば、財務はまぁ健全に、長続きするのではないだろうか。そうやって予算に合わせて録音コストをおさえたのがヒップホップではなかったか。その精神は大事だと思う。


19.ペットボトル
2018/05/11 02:05

 「使用済みペットボトルがうまく処理されていない(NHK クローズアップ現代 2018.5.9)。」と言っている。

 どうも話を聞いていると、ペットボトルをリサイクルしようというのはレトリックみたいなもので、実際は発展途上国にごみを押しつけるシステムをつくっていたようだ。

 それなら国内で燃やしちゃえばいいのに。また押しつける国を探すんですかね?


18.たばことくるまについて
2018/05/01 15:07

 「北陸先端大、喫煙後45分間はキャンパス立ち入り禁止 「喫煙者の肺から有害物質が出続ける」」(キャリコネニュース、https://news.biglobe.ne.jp/trend/0222/ccn_180222_4854652096.html)。

などと言う。また、「喫煙者の就職を禁じる」という会社もあらわれはじめたらしい(https://note.mu/kuro0704/n/n4fc49c52fd9d)。

 私は以前に「たばこと車は同じじゃないか」という報告を書いた(https://note.mu/ryusaku/n/n80d72f8a6969)。つまり、たばこも煙を出すけど、車も煙を出すということだ。

 しかしながら、「たばこ」は政策的にも疎んじられているが、「車」は疎んじられないのはおかしい。おそらく、車をつくることはほぼ国策になっているだろうからそういう不公正が生じるんだろう。正直、あまり「たばこ」をどうこう言うなら、車にも「私の車の運転により50人の人が肺がんにかかるリスクが高まります。」という警告文を貼ってほしいと思う。それが公正というものだろう。

 だから今回のニュースにも、「車とすれちがったひとは、50分間学校構内への立ち入りを禁じる。」という公正な対策がありそうなのである。しかしそれを言う人は少ない。車を所有運転する人が多いのだろう。

 また、車とすれちがうひとの就職を禁じるという公正な対策もあるだろう。それなら車を減らすか、車をもっと増やして、「歩行者」をなくせとなる。そのどちらもバカバカしいと思う。お互い様だと思うからである。

 「あなたの車に乗る権利は保障するが、私のたばこを吸う権利も保障されるべきだ。」ということだ。それが通らないなら闘うしかないかもしれない。私は「車」より「たばこ」の方が好きなのだ。だから、私が余程の金持ちになったら、車に乗る人を雇わないようにしたいと思う。

 「あなた、たばこを吸いますね?と訊かれたら、「おたくは車に乗るでしょう?お互い様ですな。」と答えればいい。今のところ、車が通れる道路を減らせ(対は喫煙所)とは言いたくないのである。車道と歩道を分ける壁(対は分煙)を作れとも言いたくない。

17.エンターテインメント困難の時代
2018/04/30 19:54

 

 拙著『よろこぶゲンシジン』で、音楽cdの実勢価格を検討した(089)。それでは、cdの1枚が210円という計算になった。これが正しければ、cdを洋楽並みの1500円~2500円で売っても競争力はない。
 しかしながら、最近の音楽に関する事情を考えてみると、その価格以下が実勢価格ではないかと考えるに至った。定額での聴き放題サービスが最も低価格かと思う。それでは、1ヶ月で1000円ほどの料金で音楽聴き放題が達成されていないか。計算すると、720時間で1000円、0.72時間(45分程度)で1円の料金となる。つまり、1人、1時間あたり1円の料金で音楽を楽しむことが可能となったのだ。これは音楽だけに限らない。映画やドラマ、アニメ、また雑誌や本もそんなところだろう。
 この条件で、エンターテインメント業界で生計を立てようと思えば、せめて年間100万円の収入は必要であろう。これは、年間で100万ダウンロードがなされないと実勢価格(1人、1時間あたり1円)からいって不可能となる。勿論、3000円のcd330枚売るでも良いのだが、どれだけ競争力があると言えるだろう。
 つまり、現状では年間100万ダウンロードを上まわれるかが、プロとアマチュアの区切りとなるだろう。年間100万ダウンロードがどれだけ難しいかは、有名な動画投稿サイトのアクセス数を見ればわかるだろう(普通「プロ」と言われる人の作品でも年間100万ダウンロードは難しい。)。
 これでは楽器を揃えて作品をつくるより、1時間1円で他の人の作品を楽しんだ方が良いかもしれない。特に労働集約的なアニメが難しいだろう。1秒あたり30枚、1分あたり1800枚、1時間半あたり162000枚の画が必要になる。130枚書く作家がいたとしても、5400日(約15年)かかる。それだけ苦労して作っても、1500万ダウンロードされなければうかばれない。
 こういうわけだからこの後エンターテインメントに携わる人は減っていくのではないかと思うのである。売れなくても作りたいかということなのである。その分エンターテインメント作品は増えないが、これまでの蓄積があるから、楽しむ人はそう困らないと思われる。
 それでも作りたいかというのは私の今のところの問いである。


16.web新時代
2018/02/14 17:29

 「 中国とロシアがAI(人工知能)を活用して自動的にサイバー攻撃を仕掛ける技術を取得したことが13日、わかった。」(産経新聞「中露ハッカーはAI サイバー攻撃、自動・効率化 北も技術取得か」https://news.yahoo.co.jp/pickup/6272015

という。これを懸念する立場からは、もはやwebは安全なものではないと言えるだろう。自分の国に悪さをする何者かやAIがないとしてもである。外国からその「悪さ」が入ってくるのである。

 それなら「悪さ」が入ってこなければいいかもしれない。簡単に言うと、「webカスタム(税関)」をつくってしまうのである。「情報を安全に、自由にやりとりできる」のがwebのいいところであるが、「悪い」ものが増えるのであれば、そういう対応もいいかと思う。個人認証制でもいいが、大雑把に攻撃に使われている外国からのweb通信を全てオフラインにしてもいい。ケーブルを物理的に非接続にすれば、アクセスも難しいであろう。


15.タバコ、クルマ
2018/01/25 22:50

 「11本のたばこでも心臓発作のリスク」(AFP、時事通信「11本のたばこでも心臓発作のリスク大、英大学の研究」、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180125-00000043-jij_afp-int)という。
 しかし、「11台の自動車に接近すると心臓発作のリスク」とは言わない。私に言わせれば、同じように煙を出しているにも関わらずにである。それは多分広告費の問題なんだろう。それだけ自動車業界がお金をだしているから悪く書けない。だから私みたいにどちらからもお金を受け取っていない人間が書く。たばこをやめろというなら、クルマもやめるべきだ。日本ではそこまで覚悟している人がいるだろうか。



14.原発は大丈夫であろうか2
2018/01/14 06:05

 先のシミュレーションで川内原発の不安要素が露呈した。もちろん改善できるだろう(例えば燃料プールに使用済み核燃料をためずに、随時安全な場所に移動させるなど)。

 原子力規制委は「原子力発電所の~影響ガイド」というのを作成している(原子力規制委員会、www.nsr.go.jp/data/000069952.pdf)。
これらは「火山」、「竜巻」、「外部火災」、「森林火災」、「石油コンビナート等火災・爆発」、「敷地内への航空機墜落」、「内部溢水」、「内部火災」などが主な項目である。これに耐えられる原発でないと再稼働させないという項目だと思う。

 しかし、これらの項目に耐えられれば再稼働していいかとなると、懸念がある。一つは、これらの項目を各個クリアーしたとしても安全とは言えないこと(1)。もう一つは、これらの評価はハードウェアの影響を主に評価しており、現場の作業員の動きが考慮されていないこと(2)。もう一つ、他の影響もあるであろうことだ(3)。

 1はどういうことか。それは、複合的な災害等を想定していないことである。単純な言い方をすれば、火災、耐えられます。竜巻、耐えられますだが、火災と竜巻が同時に発生した場合が考慮されていないということだ。上記には8項目あるが、最悪の8項目全ての同時発生に耐えられるかを評価する必要があろう。

 2は現場の作業員が実際の原発内での作業にあたる。ロボットや機械やコンピューターも使っているかもしれない。これらが災害発生時に、どういう動きをして、何をするか、何ができるかを明確にしておけよりただいい評価となろう。できない場合はその項目は安全ではないということだ。今回の場合、「原子炉停止」と「核燃料の保安」が大事だろう。

 3は、他に「地震」や「津波」、「台風」、「雷」、「ミサイル攻撃」、「敷地内への暴徒の侵入」、「隕石」などが原発に影響をあたえる項目にあるだろうということだ。これらも安全を考慮するなら評価するべきであろう。

 これらを踏まえた既存の8項目に加え7項目計15項目の影響評価(もちろん15項目同時発生も評価する)、作業員の作業可能性(水没でボートを使うなど)が耐えられるものであったとしたら、原発の再稼働は認めてもよいのではないか(評価に耐えられない場合は再稼働するべきではない。危険だから。)と思う。もちろん全基停止してしまえば話は早いが、もし安全が確保されるのだとしたら規制する理由もない。こうした評価による、新しい原発は不可能ではないのではとも思える(改修、新設が必要だろうが)。

 

13.原発は大丈夫であろう」か。
2018/01/13 17:15

 原子力規制委は火山噴火の際の原発の停止基準を検討しているという(1. 読売新聞 16日「カルデラ噴火」原発停止に基準規制委策定へ、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180106-00050055-yom-sci)。
「警戒レベル 3 注意」で「監視体制を強化、原子炉停止準備」、「警戒レベル 4 警戒」で「原子炉停止、核燃料搬出」という対策をとると案ではしている。
 しかしながら、これは私のしろうと目でみても遅い対応なのではないかと思った。次は、噴火の際のレポートである(2. NHKそなえる 防災 4回  2015年口永良部島噴火〜初めて適用された噴火警戒レベル5http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20150820.html)。

  屋久島の西方沖約13kmにある口永良部島の新岳(標高約600m)で、2015  年529日午前959分に爆発的噴火が発生しました。

ここでは、「午前959分」というのに注目していただきたい。

  福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は噴火直後の107分に、噴火警戒レ  ベルを3(入山規制)から5(避難)に引き上げました。

「警戒レベル」を引き上げたのは、噴火後の「107分」。これでは「警戒レベル」というのは事後的な設定です。つまり、噴火が起こってから「警戒レベル」が引き上げられると。
 それでは、原子力規制委の対策では、噴火が起こって「警戒レベル」が引き上げられてから「原子炉停止、核燃料搬出」となる。

 では実際の流れとしてはどうなるのか。

  川内原発は、火砕流の到達距離とする150km圏内に14の火山、5つのカル  デラがある。とくに、姶良カルデラという巨大火山にはきわめて近く、噴  火した場合、川内原発に火砕流が及ぶことは九電も認めている。(3.     LITERA 2016415 熊本で震度7 川内原発にこの規模の地震が直撃し  ていたら...再稼働した原発の甘すぎる地震対策、
  https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0415/ltr_160415_9095747589.html

 この川内原発で考えてみよう。噴火による火砕流の速さは、

   噴火開始直後には火砕流も発生し、北西斜面に噴出した火砕流は、谷に  そって下り、火口から約2.2kmの向江浜海岸に1分ほどで達しました。時  速約120kmで下ったことになります。(1

と言われている。川内原発から150kmの火山が0:00分に噴火したとする。そうすると、(先の例の様に)0:08分に「警戒レベル」が引き上げられ、「原子炉停止、核燃料搬出」となる。この時点で、火砕流は「時速120km」だから、16km迫っていることになる。私は原子炉停止にかかる時間を知らないが、無事に停止できたとする。しかし、問題は核燃料プールである。これに火砕流が入ったらとんでもないことになる(核燃料が臨界に達する。それもとてつもない量が)。
 トラック3台に、1時間で搬入できたとする(これができるのかもわからない。)。しかしこの時点で火砕流は136km(原発から14km)まで迫っている。急げ急げとトラックを火砕流に巻きこまれない時速130kmで離脱させられるだろうか。

 私は、「また日本人が核廃棄物をまき散らした。」「なんだあいつらまたか。」と言われるのを懸念する。このシミュレーションでは「安全だ。」とは言い切れないであろう。



12.ラジオを聴きながら勉強

2018/01/07 02:22

 私が中高生の時はまったく学校や進学に関わる勉強はしなかった。だから、ラジオを聴きながら勉強するというのを味わったことがなかった。しかし、今日、趣味でプラトンの本を訳していてそれもいいなと感じる。それが中高生にあるべき姿だったのかと。25年遅れてありだなと思う。やっていることもパブリックドメインのものというだけでそうかわらない。同級生たちはそうやっていたのかと思う。目的意識があれば、そういう勉強や研究も悪くないと思う。当時は大学に入るために勉強なんて思えなかった。でも今は自分の実績になると感じているのでそういうのにもやぶさかではない。当事者意識がなかったのかもしれない。


11.「中国」は農業をやめたか2
2017/12/18 04:25

 前回に「中国」は農業を縮小させていることを指摘しました。それは、下図のデータを読み解いてわかります。1m²(人も含む)での生産額です。概要は、合衆国や「イギリス」などの農業生産国と比べて、1m²あたりの生産額が高いからです。「シンガポール」や日本は食糧輸入国です。1m²あたりの生産額が高いということは、知的労働や製造業が盛んなことが考えられます。そしてそれに特化しているというのが「シンガポール」です。日本もそれに近い。これに「中国」も近づいてきているわけです。そうすると、農業は縮小していると考えられます。

 別のデータもあります。下図は各国の一人あたりの領域(面積/人口で計算)です。合衆国が大きい。つまり農業がしやすいわけです。「中国」も7m²とまぁまぁです。

 しかしながら次の図をみると、これは1km²あたりの一人あたり生産額です。合衆国が最も高いのはかわりません。ちなみに一人あたりなので、人口密度が高い「シンガポール」ですが総計は大きくなりますが、この条件では低くでます。

 「イギリス」もやや高いのはかわらずです。日本もそうかわらない。やはり合衆国がもっとも農業生産性が高いのでしょう。「中国」はこの図では低くなっています。つまり、土地があるにもかかわらず、その土地からの収穫を先進国並みに得られていないということです。農地を知的・工業に振り向けたかはわからないが、少なくとも農業生産性が低いと読み取れます。これが続けば、「中国」の待遇による農業人口の低下、食糧自給率の低下、世界規模の飢饉の際には、「中国」は買い負けないとしても、食糧の不足が懸念されます。

 

総務省統計局 『第67回 日本統計年鑑』
http://www.stat.go.jp/data/nenkan/67nenkan/zenbun/jp67/top.html 2017
128日閲覧 を加工して作成



10.「中国」は農業をやめたか
2017/12/15 05:18

 GDPについてシリーズ2回目です。前回は、国土が狭い方がGDPが大きく出やすいが、それで本当に経済力がわかるのかということでした。2回目の今回は、国土が狭いっていうけどどんな感じという題です。

 1回目でとりあげた各国の面積は以下の通り。

 圧倒的に合衆国、「中国」が大きいです。この数字で一人あたりの領域(面積)を計算してみます。

 「シンガポール」は0.19²で、一人あたり4㎝四方程度しかありません。これだと座ることも立つこともできません。こうした事態を解消するために高層ビルをつくります。日本の一人あたり面積が2.98m²ですからこれを基準にすると、15倍の高層ビルが「シンガポール」にはあることが考えられます(実際に確かめていませんが)。その日本もあまり広い方ではありません。1.7m四方の領域が確保されている程度です。4畳半の1/4程度でしょうか。やっぱりビルを建てるでしょう。合衆国でも5.5m四方くらいです。やっぱりビルを建てるかもしれません。農業ができなくなりますから。合衆国で農業ができなくなったら、日本の食糧自給率は40%程度ですから、30%を合衆国から輸入しているとすると、30%の人が飢え死ぬことになるでしょう。それはよくないから、やっぱりビルを建てるでしょう。
 「イギリス」は農業が好調のようです。日本と一人あたり領域はそれほどかわりませんが自給率は良いようです。

 次はGDPを一人あたり領域でわった数字です。領域を1m²とした場合の生産額です。

 「シンガポール」と日本はそうかわりません。狭いところでよく仕事をしているということです。「合衆国」は農業が盛んなだけあって、狭い条件では難しいようです。「イギリス」も農業を重視しているのでしょう。「シンガポール」は食糧を輸入に頼っています。日本も半分以上そうです。だから狭いところで生産額を上げられます。「消費国家」といってもいいかもしれません。「中国」も農業国家でしたが、これをみると、農業がふるっていないのがわかります。ほとんど「シンガポール」や日本とかわりません。これらの国は狭いところでGDPを上げています。知的ワーカーが増えているのでしょう。中国ももはやこの数字みると、知的ワーカーが「シンガポール」や日本並みに増えているようです。だから中国を工場とみる段階はもはや終わったかもしれません。

 どうも日本ではGDPで経済をみることが多いようです。しかし、農業生産についてはあまり言いません。「消費国家」ですから食糧が輸入できなくなるとそれでかなりの数の人が飢え死にします。そうしないために食糧を輸入します。しかし、この数字から言えそうなのは知的ワーカーが育った中国に食糧を買い負けてしまうことが考えられます。だから食糧価格は高騰するでしょう。日本でつくればいいのですが、どうも畜舎で生産することをやめられないというように思えます。

 

出典:総務省統計局『第67 日本統計年鑑』http://www.stat.go.jp/data/nenkan/67nenkan/zenbun/jp67/top.html 2017128日閲覧)を加工して作成。



9.家電を考える 005
2017/12/13 04:11

 安いものと高いものと製品の選択ができるようになったというのは結構だが一つ問題をはらんでいる。安いものが00年代からもっというと円高が始まった85年くらいから買えるようになっていき、物価は下がったとも言われる。安いか高いかで選ぶと安いものが売れる。そういう理由で、日本製の製品が売れづらくなったと思われる。家電だけでなく洋服もそうだ。そうするとどうなるか。作る人も減らす。それが続くとやがて(人的な面で)作れなくなる。そうすると日本製は時間につれてつくれなくなるのだ。そうすると、それらの製品は輸入だよりになる。ラジカセなんかの例では90年代に作っていた当時の30代が今55ぐらいになってまだ作れる技術はあるが、あと10年すると退職する。そうするとラジカセは日本では作れなくなる。そういう製品が他にも沢山あると思われる。そういう意味で高付加価値戦略は正しかったのかと疑いが残る。輸入ばかりだと企業はもうかっても、財布から金が本当にでていくことになるのであるから。安いので助かりますが。



8.家電を考える 004
2017/12/12 07:02

 私が使っていたラジカセやコンポは維持費が14000円。今旬であろう中国製のラジカセは5000円以下。なぜcdラジカセは日本製のままで旬をむかえなかったのか。一つの答えは費用が安いところで作るという方針がそうさせた。一つは90年代にはいって半導体を使った設計に製品を変えていったことだろう。私はテレビゲームのカートリッジという半導体製品を沢山買った。また80年代から液晶ディスプレーを搭載する機械が増えてきた。原始的なのは電卓だが、そういうディスプレーを面白いと思っていた。パソコンの発達もある。90年代のCDラジカセやコンポはそういう製品を使うようになっていった。ある製品を修理に持っていったら基板交換が必要と言われた。80年代のコンポは、手作業で配線していたようだが、90年代のからは基板におさめるようになっていったようだ。もっといえばパソコンに近くなったのである。そういう機能は必要ないかもしれないが、初めて触れる方は面白かった。その面白みのために、またパソコン的なものの発展のために安くはならなかったのだろう。その後メーカーはパソコンも作り始めた。そうしているうちに中国で生産するようになった。多分付加価値が低いと考えたのだろう。たしかにパソコンは維持費40000円の高額商品である。しかし、他の製品でも低機能、低価格な中国製と高機能、高価格な日本製が選択できるような状況ができていった。


7.家電を考える 003
2017/12/11 08:55

 90年代の日本製のテレビは優秀だ。20年もった。年あたりの維持費が2500円。その時代が旬だったのではないかと思われる。最近のは使っていないのでわからないが高いという印象がある。150000円で5年使えば30000円。中国製のでも50000円で5年使えば10000円。とうてい90年代の日本のテレビには及ばない。さきほどブルーレイレコーダーの話をしたが、90年代のvtrも優秀だ。50000円で18年使えた。維持費は2800円。これも旬だったんだろう。そういうのを経験してしまうと年間30000円などを払うのは馬鹿らしくなってくる。このテレビとレコーダーも維持費が安い中国製が増えるんだろうと思われる。それでやがて旬を迎えるかもしれない。

6.家電を考える 002
2017/12/10 04:01

 ただ、(中国製が)優秀と言えない面もある。一番ひどかったのが、ブルーレイレコーダーだ。1年で壊れた。維持費は50000円。これに懲りてブルーレイレコーダーは買っていない。年間50000円は高すぎる。パソコンも興味があるが試していない。やっぱり1年で壊れたら50000円だろう。私はパソコンを90年代終わりに始めたが、最初の機械は4年で壊れた。維持費45000円。次のも40000円程度。その次も40000円程度だ。日本製でもその位になる。私は映像をあまりみないからブルーレイの50000円は勘弁してほしいが、パソコンなら仕方ないと思う。最近は中国製のパソコンの方が多くなっているから維持費も悪くないのだろう。50000円のものが3年使えれば日本製の40000の維持費に勝って、16000円ほどになるだろう。そうだとしたらパソコンも中国製の方が優秀になっているとも言えよう。

 そういう製品が他にもある。高機能携帯電話だ。日本独特のものではないあれだ。私は携帯パソコンと呼んでいる。これは所有していないので断定はできないが、日本製のものが70000円で3年使えたとすると、維持費が23000円。中国製のものが40000円で3年使えたとすると年間13000円とこういう差ができているのではないかと思える。やっぱり中国製が増えるという流れだ。日本独自の私が使っている携帯電話は年あたり8000円以下だ。


5.家電を考える001
2017/12/09 18:12

 

 中学生になるかという頃、CDラジカセが欲しいと思った。それまではテレビゲームをすることが多く、あまり音楽は聴かなかった。それでも、国内メーカーのポータブルカセットプレイヤーを持っていた。CDというメディウム自体に興味をもったわけではないが、新しいと思えたんだろう。お金がたまると買いに行った。

 下調べをして、「グラフィック・イコライザー(音域を区切って音量を調整できる機能)」がついたものを買った。以降CDを買うようになる。それを境にテレビゲームのカートリッジはあまり買わなくなった。音楽を作るようにもなった。よく考えてみれば、私が音楽を始めたのは、これを買う買わないがあったからだろう。

 しかし、バンドの音は別のラジカセで録った。小型の方が扱いやすいからだ。それほど大きい。ただバンドの音は、買ったラジカセを使って複製した。親父も小型のラジカセで講演をよく聞いていた。それはずっと続けていた。私がこどもの頃にすでにラジカセはあった。当時のは、やや大きくて縦長だった。買ったCDラジカセは奥行きがある。倒れないようにという設計なんだろう。そのうちギターも始めた。

 そのラジカセは4年ほどでCDが不調になった。今考えれば修理という選択があったろう。しかし直していない。一年あたりの維持費を計算すると13000円ほど。その頃は経済感覚がなかったのでそういうことは考えなかった。もっとも今からいうと、その後に買ったコンポの維持費も同程度。90年代の日本製のオーディオはその位だったんだろうと思う(身近な例から)。その後の00年代のミニミニコンポは使っていないが、00年代から10年代にかけての中国製ラジカセで(メーカーが生産をうつした。)維持費が5000円以下。いかに今の(今もだろう)中国製の製品が割安かわかる(音質、機能などの差はあるが)。多分ちょうど旬なのではないだろうか。

4.速報密度わり国内総生産
2017/12/08 06:40

 国内総生産で数字を示す方法はそこそこ定着しているのではないでしょうか。一人当たり国内総生産というのもあります。日本では低成長が続いていますが、隣の国では割と高い成長で日本は総額では追い越されたと言われます。しかし一人当たりでみればまだまだと。
 一方小さい国が一人当たり国内総生産で上位を占めていると言われます。
しかしながら、本当にそれが経済力を示しているのかという疑いもあります。なぜなら、小さい国は狭い範囲ですばやくお金を動かせますが、大きい国だと地方までに運ぶには時間がかかります。そんな理由で小さな国の方が生産力が大きいというのは計算上仕方がないですが、実際の生産力を表していないようにも思えます(単純な言い方をすれば家族の間でお金を動かしているようなさまを数字で出している。)。それならどうすれば生産力がみれるか。ということで、密度わり国内総生産を考えました。計算式は以下の通り。

 国内総生産(一人当たりでも可)÷人口密度

 この数値が大きい場合は距離の長い取引をしつつ生産力が高いことを示します。

 小さい発展国である「シンガポール」は一人当たり国内総生産は「55635」(2014年)(ドル)ですが、人口密度が「7698」(2010年)(人)で、密度わり国内総生産(以下、密度わり)は7.23(ドル)。非常に小さい数字です。瞬時に長距離を動かせる金融などは強いでしょうが、運ぶものが大きい長距離輸送は苦手のようです(例えば1キロメートルあたり7.23ドル運ぶような社会だと言えるでしょう。もっと分かりやすく言うと、同じ距離にいる人といくらやりとりするかです。)。良く言えば効率的です。

 日本は「38177」ドルで、「341」人です。密度わりは111.96ドルです。

 合衆国は、「54447」ドルで、「33」人。密度わりは1649.91ドルで、日本より15倍もお金か製品を同距離(対人間隔)で動かしています。現状最も豊かな国でしょう。ただ、効率を考えると逆に最も非効率な経済と言えるかもしれません。

 「中国」は「7693」ドルで、「143」人。密度わりは53.80ドルで、国内総生産で日本を抜いた「中国」ですが、日本の半分程度の豊かさと言えるかもしれません。

 「イギリス」は「46615」ドルで、「268」人。密度わりは173.94ドルで、日本の1.5倍の豊かさと言えるでしょう。

 

 合衆国の豊かさはここ20年でも30年でも圧倒的でしょうが、たまに言われる「中国」が合衆国に(経済的に)追いつくというのは、10年、20年ではありそうもないようです。まだ日本の半分程度ですから。追いつくとしたら100年、200年先なのではないでしょうか。
 日本は90年代にはいって、欧米各国に足並みをそろえ、休日を増やしたり、勤務時間を減らしたりしました。その根拠に国内総生産の数字や勤務時間の数字が使われたでしょう。また合衆国には追いつかなかったものの、欧州には追いついたという自負があったでしょう。しかし、それはどうも正しいのだけど正しくない数字を信頼してしまったような気がします。欧州では日本が低成長にはいっても、のばし続けたと言われます。上の一人当たり国内総生産をみても密度わりをみても「イギリス」の方が日本より上位になっている。慢心してしまってはいけない。また「追いつけ追い越せ」をするべきかとも思います。

出典:総務省統計局『第67 日本統計年鑑』http://www.stat.go.jp/data/nenkan/67nenkan/zenbun/jp67/top.html 2017128日閲覧)を加工して作成。


3.万聖節
2017/11/01 00:53
 

 今日がハロウィーンということでテレビでは渋谷のにぎわう様子(ただ押し合うように移動する人々ですが)が写しだされていました。私が10代の頃は、「ハロウィーンってなんですか?」という感じだった。もっというと、アメリカの高校(だったか)への留学生がやりすぎて射殺されるという事例で、「ハロウィーン」のことを少し知りました。しかし、昔の辞書で調べてみると、「万聖節」とでてきます。多分、聖人をまつる期間なんでしょう。それはどうも111日にするらしい。その前の余興みたいなに盛り上がっているんでしょう。’Hallo!'というと、同じ語幹の'Hallow'が想像されます。前者は「もしもし」で、後者は「聖人」。その期間ということで'Halloween’ということでしょう。しかし、俗っぽくなると、挨拶も「ばかやろう、どうした?」というような乱れがでてきます。それが(私が思うには)現在の日本の中学校などで教えられている’Hello!’です。その語幹は’Hell'で「地獄」です。Halloweenも格好をみれば'Helloween'になっているから乱れはあると思います(もっともふざけてでなく本気でやられたら困ります。)。だれかが、'a''e’に換えたのしょう。そんな日だから、胸を張って'Hello!'と言えますね(ちょっと遅かった。)。

2.本の市場価格
2017/09/09 07:06

 本は単行本で1500円前後、文庫本で500円前後。高いのになると4000円したりまちまちである。また、中古市場もある。ではいったい本はどれくらいの値段で売るのが最適なのか。もちろんコストもあるのだが。

 aさんの愛読書があって、一年で3回読んだとする。またその本は1500円だったとする。3回読まれるくらいだからいい本であろう。それが1500円。では、aさんが1回しか読まなかった本はどうなるか。その本も1500円で手に入れたとしよう。3回読まれた本に比べ、効用は1/3である。その効用をベースに単純に計算すると、3回読まれた本の1/3だから、ふさわしい価格は500円ということになる。これをもとに考えると「出版不況」というのもうなずける。「本」が想定される価格よりも高いのである。しかし、コストがかかってこの値段では出せなかったり。でも文庫本で利益がでるならできるはずである。

 

1.観察001

2017/09/04 02:54

 SNSの様子をみて思ったことがある。昔の(今でもそうだが)手紙や文章は、哲学者がどう言った、誰がどう言ったと本や言葉を引用したが、今は誰かが作った動画や画像を引用する。これは2000年代にはいって、動画投稿サイトが支持をえての結果だろう。しかしながら、そういった「手紙」の(「文章」はHTMLがある。)フォーマットが一般的になっている訳でもない。多分作ったらそこそこ支持されるのであろうが(残念ながら今の私はその気がない)。

 それならHTMLメールを使えと。もっともな指摘だ。それだとメーラーだけの問題だ。

 





チョサクケンはホジされている。